早い子は小学生でデビュー!?“キッズ脱毛”ってどうなの？

近年、それまでは大人が通うものと思われていた“脱毛サロン”に通う子どもが増えているんだそう。

脱毛っていつから始めても大丈夫なの？　子どもが脱毛するときに注意すべきことって？　気になるキッズ脱毛事情を調査しました！

ムダ毛を気にする子どもが増えている

子どもの成長とともに脇や顔、手足に目立ち始めるムダ毛。そういった体毛の変化はだいたい10歳前後から見られることから、近年小学校の低学年～中学生くらいの子どもの間でキッズ脱毛に通うケースが急増しているんだそう。

そもそも、どうしてここまでキッズ脱毛がメジャーになってきたのか、その背景が気になりますよね。

まず考えられるのが、水泳やダンスなど肌を露出する習い事が増えてきていること。また、キッズモデルの増加やSNSの普及によって、きれいなお肌を持つということが憧れの対象になってきたこともあり、子どもがムダ毛に対して大人が思う以上に気にしやすくなっているのでしょうか。

実際キッズ脱毛に通っている子どもの中には、肌を露出する習い事や学校での水泳の授業の開始に合わせたタイミングで通い始めたという子どもも多いようです。

さらに、母親世代も自身が脱毛経験者であることが多く、昔に比べて脱毛に対する理解や知識が深まってきたことも一因として考えられそうです。

脱毛はいつからOK？

気になるのは、一体いつから子どもの脱毛はOKなの？という点ですよね。

実際にキッズ脱毛を行っているサロンを例にチェックしてみると、女性専門脱毛サロン『エピレ』は7歳から、ハイパースキン脱毛機の開発メーカー直営サロンである『カレン』は小学2年生から、敏感肌専門脱毛サロン『ディオーレ』に関してはなんと3歳からが対象年齢となっています。

実は、エステサロンでの脱毛は“医療行為”にはあたらないため、特に年齢規制などの決まりはなく、それぞれのサロンで設定されているんだそう。ちなみに、クリニックなどで受けることができる医療レーザー脱毛も、同じく年齢制限はないようです。

ちなみに、エステサロンで受けるキッズ脱毛は、黒い色素に反応する光を当てて毛根にダメージを与える光脱毛・フラッシュ脱毛が一般的。

一方のクリニックで受けるキッズ脱毛は、エステのものに比べてより強力な光をあてて毛根の細胞を破壊するレーザー脱毛（医療行為）があります。

もちろん、手軽に行えるという点では自宅での自己処理も魅力的ではありますが、カミソリを使っての処理はお肌を傷つけてしまったり、処理ムラや埋没毛などのトラブルを起こしたりしがち。

脱毛サロンは一定期間通う手間や費用もかかるものの、自己処理で生えてくるたびにこまめに処理をし続けなくてはいけない手間などを考えると、長い目で見てきれいな状態を持続しやすい脱毛サロンでプロにお願いしたほうが良いと考える家庭も多いようです。

キッズ脱毛で注意すべき点は？

10歳前後の第二次性徴期の子どもは体毛も不安定な状態。太さがまばらだったり、生えてくるスピードもバラバラだったりといった感じで、大人とはちょっと状況が異なります。

このように毛周期が安定していない発達途中の子どもの場合は、大人に比べて施術の回数が増えることもあり、実際の脱毛効果に必ずしも満足とはいかないこともあるようです。

また、施術には多少の痛みを伴うこともあるので、子どもにとっては苦痛に感じてしまうことも。それに、子どものお肌は敏感なため、脱毛によって肌荒れなどのトラブルを起こしてしまうリスクも考えられます。

実際にキッズ脱毛を考えているママは、このようなデメリット、リスクなどもよく考えた上で子どもとよく相談し、サロンや脱毛方法などを選ぶ必要がありそうです。

子どもが成長するにつれて、体毛が生えてきたり濃くなったりしてくるのはごく普通のこと。でもこれが子どもにとって心理的な負担になっているようであれば小学生からでもお手入れをしてあげたいものですよね。

サロンや自己処理でのムダ毛処理はどれも一長一短。サロンでのキッズ脱毛も含めて、自分の子どもにぴったりのケア方法を一緒に考えてあげたいですね。

PHOTO／Alim Yakubov／shutterstock
参照／ Womanexcite「小学生で「脱毛」はアリ？皮膚科医が教える、成長期のムダ毛ケア」
DoctersMe「小学生に急増中？体毛に悩む子どもが通う「キッズ脱毛」とは」
女子SPA！「3歳から脱毛サロン通い!? イマドキの子どものムダ毛事情」
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