2017.02.18
やんちゃ坊主は将来有望!?発想の転換で子育てがちょっぴり楽になるかも
いつも落ち着きがない、元気が良すぎる、ちょっと癖がある…。そんな『やんちゃ坊主』の子育てに手を焼いているというママは結構多いのではないでしょうか?
でもちょっと見方を変えてみると、今まで“短所”だと思っていたことが全部“長所”に思えてくるかも!?
言うことを聞く=いい子ではない!
突然ですが、“いい子”のイメージってどんなものですか? 大人の言うことを素直に聞く子? 礼儀正しい子ども? それともいつもおとなしくしているような子どもでしょうか?
でもよく考えてください。それってつまり、大人にとって“都合の良い子”ではありませんか?
実は、幼いころに“いい子”と思われた子どもが、思春期などに問題行動を起こしたり不登校になったりといった事例が多くあるのです。
それは子どもの頃に大人の顔色をうかがいながら“いい子を演じていた”ことが原因になっているとか(もちろんすべてが当てはまるわけではありません!)子どもにとって大人の思う“いい子”はむしろ本来とは対極の姿なんです。
発想の転換で育児を楽しく!
活発で落ち着きがなくていたずらが好き、これは子どもにとってはむしろ自然な姿なのです。でも、実際にとてもやんちゃな男の子を育てているママにとっては、毎日手を焼いて疲れちゃう…というのも現実だと思います。そんなときにはこんな風に発想の転換をしてみましょう!
わがまま→話の分かる男に育つ
例えば、公園で子どもが「まだ遊びたい!」と言ったとき。「ダメ! 帰りましょう」ではなくて「あと5分だけね」とママが少し譲ってあげましょう。頭ごなしに否定されるのではなく、自分の気持ちも受け入れてもらえたと思うことで子どもは満足感を得られます。
わがままを言っても、ある程度は譲ってもらうことを繰り返すうちに、“本当に無理なの”とママがお願いすれば“ああ、どうしても無理なんだな”と理解しやすくなります。
受け止めてもらえることのうれしさを知っている子どもは、他人の気持ちを受け止めることも上手になります。そして “話の分かる男”になる、というわけです。
がんこ→ブレない男に育つ
「このおもちゃは絶対に譲らない」と言うと、「なんてがんこな子なの!」と叱り、「どうしても最後までがんばる」と言えば、「粘り強くて偉い!」と褒めていませんか?
どちらも実は同じ『がんこ』なのに、これこそ親の都合で身勝手な判断をしているのです。
子どもは『がんこ』の経験から、“絶対に譲れない場合”と“あまりにがんこだと相手を嫌な気分にさせてしまう場合”の境目を学んでいます。ここを上手に使い分けられるようになると、譲ってもいいと思えるところですんなり譲ることができるようになり、ただのがんこ者ではない“ブレない男”になるのです。
幼いころのがんこさはそのための訓練なんだと大目にみてあげましょう。
落ち着きがない→好奇心旺盛な男に育つ
男の子にありがちナンバーワンといってもいいのが“落ち着きがない”ということ。これって視野が広く好奇心が旺盛な証拠。次から次に新しいことに興味を持ち、楽しいことを見つける天才なのです。
しかも、次々に新製品を発表するようなアイデアマンの社長などにもいわゆる“落ち着きがなく飽きっぽい”人が多いそうですよ。どうですか? 子どもの将来が楽しみになってきますよね!
甘えん坊→失敗を恐れない男に育つ
冒険が大好きな男の子ですが、それには必ず必要な場所があります。それは“安心できる港のような場所”、つまりママです。小さい頃に、しっかりママに甘えさせてもらった子どもは大人になっても失敗を恐れずにいろんなこと挑戦できるのです。
例えば、よちよち歩きの子どもが転んでしまって泣いているとき、「自分の力で立ちあがってほしい」と思う気持ちも分かりますが、まずは手を差し伸べて優しく声をかけてあげることで「転んでも(失敗しても)大丈夫なんだ」と安心させてあげることが大切です。
失敗しても安心して帰って来られる場所があることはとっても大事なことなのです。
期が来れば落ち着く。それまでの接し方がカギ!
わんぱくで本当に手が焼ける! そんな男の子だって、いつまでもわんぱくなわけではありません。成長するにつれて必ず落ち着くときはやってくるのです。
どうしてうちの子はこんなに手がかかるの?と思っているママ。心配しなくても、まわりの多くの男の子ママたちは同じように悩んでいます。自分の子どもとよその子どもを比べているばかりでは苦しくなってしまうだけです。
わんぱくは元気の証! もちろん、間違っていることや事故につながるようなことは繰り返しきちんと教える必要がありますが、それ以外のことなら多少のわんぱくは大目にみてどーんと構えていましょう!
大変なのは長い人生のほんのひととき。そして自分が思う以上にその瞬間はあっという間に過ぎ去ってしまうものなのです。
考えてみたらいつもイライラして怒ってばかりだったな…なんて、ちょっと寂しいですよね。男の子育児にちょっと疲れちゃったなと思ったら、ちょっと発想を転換してみるだけで気持ちがグッと楽になれると思いますよ!
参照/
東洋経済オンライン「『やんちゃ坊主』に悩む親に教えたい発想転換」
Allabout暮らし「男の子は『育てにくい子』ほどよく伸びる!」
mamaPRESS編集部
mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...
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