2017.01.04
『PG12指定映画』を子どもに見せていい?ママが知っておきたいレイティングシステム
映画やDVD鑑賞をするときなどに、ときどき目にするのが『R18』や『PG12』などの年齢制限を表す表示、いわゆるレイティングシステムです。その中でも今回注目したいのが『PG12』指定の表示です。映画がPG12指定となっていた場合、子どもに見せても大丈夫なのでしょうか?
『PG12』=成人保護者の指導や助言が適当
このレイティングシステムは、現在多くの先進国で採用されており国ごとで基準を定めています。日本では『映画倫理委員会』が審査を行っていますが、そもそも日本のレイティングシステムにはどのようなものがあるのでしょうか?
- G…すべての年齢層において視聴可能(制限はなし)。
- PG12…12歳未満(小学生以下)の鑑賞には成人保護者の指導や助言が適当。性・暴力・残酷・麻薬などの描写やホラー映画など、小学生がマネをする可能性のあるものが対象
- R15+…15歳未満の鑑賞および入場を禁止。PG12基準よりもより刺激の強いものや、いじめ・暴力・犯罪・放送禁止用語なども規制の対象となっている。
- R18+…18歳未満の鑑賞および入場を禁止。R15指定のものよりも更に性的な刺激の強いものや犯罪や覚せい剤等の使用を賞賛する内容などがこれに該当。
- 審査適応区分外…R18よりもさらに刺激の強い作品で、一般の映画館では上映不可能。オリジナルビデオやミニシアターでの上映がメイン。
つまりPG12指定は、日本で規制されている基準としては最低ラインのものではあるけれど鑑賞には注意が必要なものという感じ。「絶対に見せてはダメ!」ということではないようです。
ただし、一つ知っておきたいことも。それは、“日本のレイティングシステムは他の国に比べて緩め”であるということです。例えば、スター・ウォーズの最新作は、暴力的なシーンなどが問題視されアメリカではR-13指定になった一方で、日本では規制がかけられませんでした。
親がそれぞれ判断して責任を持つべき
さて、本題の“PG12作品”を子どもに見せるか、ということですが、ここまでの説明のとおり、禁止ではなく保護者に委ねられているのが現状です。
もちろん、子どもに積極的に見せるのはどうかと思いますが、だからといってすべての作品を無条件に見せない!というのもちょっと違うのかもしれません。実際に保護者の声として挙がっていたのが、
暴力シーンはやはり小さな子どもには刺激が強いように思う
まるっきり(PG13作品を)シャットアウトしてしまうとかえって興味を持つ
映画全体で考えると、道徳的な部分で優れていて子どもに見せたいと思うものもある
引用:OKWAVE
などの意見でした。
また、子どもによって同じシーンでも受ける衝撃が違うのも事実です。やはり、身近な存在であるママやパパが、事前によく内容を理解した上で子どもが見ても大丈夫かどうか判断することがとても大切なのではないでしょうか。
「PG12だからダメ!」と決めつけるのではなくて、“どうして規制が掛けられているのか”、“問題とされているシーンはどんなものなのか”その理由を知っておくことで、それぞれの親がこれはOK、これはやめておこう、と決めるのが結局は正解といえそうですね。
参照/
映画倫理委員会 公式サイト
ウィキペディア「日本のレイティングシステム」
シネマトゥデイ「『スター・ウォーズ』最新作、米でR-13指定」
mamaPRESS編集部
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