2018.11.09
朝食に“菓子パンだけ”は要注意!現代っ子の7割が『新型栄養失調予備軍』に!
ちゃんと食べているはずなのに自覚症状がないまま栄養失調になってしまっている。そんな『新型栄養失調』と呼ばれるものがここ最近増えてきているそう。
何かと忙しい朝、食事は“菓子パンだけ”なんていう家庭は要チェックです。しっかり食べているはずなのに、栄養が足りていない…なんてこともあるかもしれませんよ。
『新型栄養失調』とは?
食べ物が豊富にある今の日本で栄養失調なんてちょっと考えられない気もしますが、ここ数年“隠れ栄養失調”とも呼ばれる『新型栄養失調』があらゆる世代に増えているのだそうです。
新型栄養失調とは、食べ物自体はしっかり食べられているにも関わらず、栄養が極端に偏っている、栄養素をうまく体に吸収できていないなどの理由で引き起こされるもの。
バランスの良い食事というのは三大栄養素(タンパク質・糖質・脂質)とその働きの手助けをしてくれるビタミン・ミネラル・繊維の3種類、合計6種類の栄養素がしっかり摂れていることが理想です。
しかし、現代の食生活では、多くの人がビタミン・ミネラル・繊維の栄養素が不足している状態なんだそう。そして、結果的にカロリーは足りているのに栄養素は足りていないといことになってしまっているのです。
新型栄養失調になってしまうと、“疲れやすい”、“朝起きられない”、“風邪をひきやすい”、“やる気が出ない”などの症状が現れます。一見夏バテやただの疲労にも思えるのですが、実は調べてみると栄養失調になっていたというケースが少なくないそうですよ。
食べさせているのになぜ?現代の子どもの7割が『新型栄養失調予備軍』に
一般的には女性やお年寄りに多いと考えられている『新型栄養失調』ですが、実は最近では、現代の子どもにも当てはまっているのです。
インターネットリサーチを手がける株式会社NEXERと、サプリメントなどの販売を行っている株式会社Slim9が共同でアンケート調査を行ったところ、栄養について知識を持ち、気にしている親はなんと3割以下。栄養について特に気にせず食べ物を与えている親が7割以上もいることがわかりました。
好きなものや同じメニューばかりを食べたり、菓子パンだけで食事を済ませたり、野菜が不足していたりといった食生活を送っていると、カロリーは足りているのにビタミン・ミネラル・繊維といった栄養は足りていない『新型栄養失調』になってしまう恐れがあるのです。
子どもを『新型栄養失調』にさせないために
では、しっかり栄養も摂れてバランスのよい食生活に改善するためには、どのようにしたら良いのでしょうか。
まずは毎日の食事メニューを紙に書きだすことから始めてみましょう。そうすることで、自分が普段考えている食事メニューの偏りに気づくことができます。
次に、“1ヶ月間同じメニューにならないように”毎日の献立を考えていきます。すべて完璧にしようと思うと疲れてしまうので、あまり神経質にならない程度に6大栄養素のバランスも考えながら献立を組んでいけるようになるとかなり改善されてくるはずですよ。
また、東京都北区では、新型栄養失調を防ぐために、食べたものを栄養素ごとにチェックできる『しっかり食べチェックシート』を展開しています。こちらのシートに今日食べたものをチェックしていくのも良いでしょう。
シートはコチラよりDLできます。
今の時代に栄養失調と聞くと耳を疑いそうですが、その理由を聞くと納得ですよね。
忙しい朝は、つい手を抜いて菓子パンだけ、という家庭もあるとは思いますが、最も理想的な食事はご飯とみそ汁です。どうしても菓子パンという場合でも、せめてサラダや野菜スープを一緒に出してあげるなど工夫したいものですね。
PHOTO/Asukanda/shutterstock
参照/
週刊女性PRIME「新型 “隠れ栄養失調” が急増中!「食べているのになぜ?」を栄養先生に聞く」
女性自身「同じものや菓子パンばかり…「新型栄養失調」起こす食べ方の特徴」
ValuePress!「【現代の子ども達はお腹いっぱいでも栄養不足!?】子どもの新型栄養失調に関するアンケート」
asqmii「しっかり食べているのに栄養失調?新型栄養失調とは?」
東京都北区「新型栄養失調を予防しよう」
mamaPRESS編集部
mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...
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