2016.11.28
『妊娠糖尿病』は食事で予防しよう!妊娠中におすすめのレシピ3選
妊娠糖尿病とは
妊娠糖尿病とは、妊娠の影響で発症する糖代謝異常の一種です。糖尿病と診断するには至らない軽度のもので、普通の糖尿病とは違います。妊娠前から糖尿病だった方も含まれません。産後は元に戻ることが多いですが、その後糖尿病を発症しやすくなるとも言われています。近年増加傾向にあると言われているので注意が必要です。
妊娠糖尿病の原因としては、妊娠中に多く分泌される女性ホルモンの影響です。このホルモンが糖代謝に重要なインスリンの働きを抑えてしまうのです。これにより、糖の代謝が促進されず血糖値が上昇してしまいます。
症状としては、喉が渇きやすくなったり、トイレが近くなるなどありますが、妊娠に伴って起こるものと同じなので気付かないことが多くあります。また、妊娠糖尿病になることで赤ちゃんにも影響が出ることがあります。早産や流産、発育不全や奇形、巨大児などです。妊婦健診時の検査で状態を知ることができるため、しっかりと健診を受けることが大切です。
妊娠糖尿病になりやすい食事
一般的に糖尿病になる原因として挙げられるのは、食べ過ぎや糖質の摂り過ぎです。妊娠中はお腹の赤ちゃんの分も食べないと!と1日の必要量以上のものを食べていると、妊娠糖尿病のリスクが高まるので注意してください。
妊娠糖尿病になってしまうと、自宅での食事療法や血糖管理が必要になります。それでも改善されない場合には入院となってしまうこともあるので気を付けましょう。
普段の食事で予防するには?
妊娠糖尿病にならないために必要なことは、「食事に気を遣うこと」です。まずは、ごはん、パンなどの糖質となる炭水化物を食べ過ぎないようにしましょう。糖質が原因だからといって炭水化物を減らし過ぎてしまうとエネルギー源が足りなくなってしまいます。妊娠中は必要な量はちゃんと食べることも大切です。
次に、糖分の多い飲み物や果物を摂りすぎないようにしましょう。ついつい食べてしまいがちですが、血糖値が上がりやすいものなので注意が必要です。最後に、よく噛むようにしましょう。噛むことで血糖値の上昇を緩やかにするだけでなく、食べ過ぎ防止にもなります。
食事に気を遣っていても妊娠糖尿病になってしまうこともあります。なので、バランスの良い食事にしないと!と気負わずにできる範囲でやってみてくださいね。
(テキスト: 上野 知佐)
バランスが一番!妊娠中におすすめのレシピ3選
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記事提供:楽天レシピ デイリシャス