2017.06.20
問題解決力やコミュニケーション力が身に付く!任天堂スイッチ『スニッパーズ』の知育効果がすごい!
今年3月に発売され、早くも大人気の任天堂の新ゲーム機『Nintendo Switch』。“テレビから離れても、テレビゲーム機と同じ体験を”というメッセージ通り、日々の生活シーンにあわせて、“TVモード”や“携帯モード”など形を変えて遊べるゲーム機です。
そんなNintendo Switchのゲームソフトの中でも、『いっしょにチョキッとスニッパーズ』(以下スニッパーズ)というゲームが、子供の知育にとても良いと今話題! 一体このゲームソフトにどのような知育効果があるのか、徹底解説します!
これまでのゲームにはない要素が満載!発想力がゲーム攻略のカギ!
出典:Nintendo
スニッパーズは、1~4人で遊べるコミュニケーション・アクションパズルゲームです。対象年齢は小学校からとなっています。
遊び方は、ゲームキャラクターである赤い『スニップ』と黄色い『クリップ』を移動させたり、回転させたり、お互いのカラダをチョキッと切って形を変えたりして、そのカタチを活かしたアクションで課題を解いていく、というもの。
ゲームをクリアするためには、パズルやボールを運ぶといったさまざまな課題をクリアしなければなりません。しかし、ゲームが始まると「何をどうしろ」といった指令がないため、プレイヤーは自分でゲームクリアに必要な課題を見つけ、クリアするために試行錯誤をしていきます。
操作は単純で、普段ゲームをしない方や画面上の操作が苦手な方にでもシンプルで分かりやすいようにできているのもポイント。子供から大人まで、世代を問わずに楽しめます。
遊びながら『課題解決力』が身に付く!
では、このゲームにどんな知育効果が期待できるのでしょうか?
このゲームの最大の特徴は、従来のゲームのようなルールがないということ。紹介したとおり、このゲームでは、何をしたらいいのか指示もなければ、ヒントもありません。
とにかく自ら課題(ゴール)を決めたら、次にどうすれば達成できるか、与えられた道具(ステージ)や機能(チョキっとカット)から発想し、仮説を立てて実行する、『課題解決力』が問われます。SNSでは、実際にゲームを試した大人からも、こんな評価が!
いっしょにチョキッとスニッパーズの出来が素晴らしい。まずゴールを探し出し、アイデアを出し合いながら、トライアンドエラーを繰り返してクリアを目指すんだけど、クリアまでの手順は自由。楽しく遊んで学べるPDCAサイクルだこれ。
— らいね (@reine_n) 2017年3月4日
“PDCAサイクル”と言えば、ビジネスの世界でも生産管理や品質管理などの業務を円滑に進めるために取り入れられている手法のひとつで、Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Act(改善)の4段階を繰り返すというもの。
確かにゲームをクリアするためのゴールが見つかれば、ゴール達成のための戦略や方法を“計画(Plan)”します。そして、“実行(Do)”し、その方法でゴール達成となったのかを“評価(Check)”します。ここでゴール達成とならなければ、何がいけなかったのかを見つけ、またどうやったら達成するのか“改善(Act)”し、次の計画を立てます。
このように単純にゲームをしていると思いきや、知らず知らずにこのPDCAサイクルを実践できるのです。
Switch体験版のソフト一通りやってみたけどスニッパーズがいい感じだったので製品版購入。かなり頭使うし子供たちも気に入ってるみたい。
— 宮尾新 (@shin380) 2017年3月7日
はじめにひらめいた結果がゴールに繋がらないこともあるので、プレイヤーは、次から次へとアイディアを出しながら、トライアンドエラーを繰り返し、クリアを目指します。自由な発想を思うがまま形にし、ゴールを目指すというのは、意外に頭を使うようですね。
このように、楽しく遊びながらPDCAサイクルを実践するうちに、自然と『課題解決力』が身に付いてしまうのです!
『コミュニケーション力』も高められる!
スニッパーズは、4人までのプレイヤーで遊ぶことができます。そのため2人以上で遊ぶ場合は、一緒に遊ぶプレイヤー同士の“コミュニケーション” も重要なポイントになってきます。
課題を解決してゲームをクリアする、互いの意見や考えを聞き入れたり、尊重したり、ときには話し合いながら実行していく必要があります。
コミュニケーションは、“話を聞く”だけではなく、自分の意見や考えを“話す”ことで成り立ちます。つまり、仲間と協力してゲームのゴールを目指すうちに、自然とコミュニケーション力も高められるのです。
また、スニッパーズは家族間のコミュニケーションツールとしても◎。操作が簡単だから、普段はゲームが苦手というママにも好評なようです。
暇にしてたお母さんと強引にスニッパーズを遊んでみましたがすごい楽しかったです 特にお母さんは全然ゲームに慣れてない人なのでボタンの操作すらおぼつかない それでも流石に単純な操作なのでちょっとずつ覚えながら協力してクリアしていく感じが最高にコミュニケーションツールとして機能してる!
— イオン (@ionnnnn26) 2017年3月18日
こんなふうに、親子が“仲間”となって共にクリアを目指してみるのも、新鮮で楽しそう! ゲームを通じて互いの新たな一面も発見できたりと、良い親子関係を築くのに一役買いそうですね。
従来のゲームと違って、決まりきった方法が一切ないぶん、ゲームをクリアするための『課題解決力』が養われるスニッパーズ。
また、一緒に遊ぶ仲間の話を聞き、そして、自ら意見を出しながら解決しなければならないからこそ、、コミュニケーション力が身について、仲間との絆もより深まりそうですね。
『課題解決力』や『コミュニケーション力』は子供の将来、社会でも必ず必要な能力。楽しく遊びながらも、小さいうちからこれらを自然と身に付けてしまえるスニッパーズは、まさに最高のゲームと言えるのではないでしょうか。
子供の知育玩具としても、親子間のコミュニケーションツールとしても、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?
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記事提供:ならいごとキッズ マガジン