2015.12.05
『キレる』子どもにしないためにママが知って欲しい3つのこと
最近、『キレる』子どもが増え続けているそう。
これまで、『キレる』子どもの年齢層は小学校高学年以降が多かったのですが、物心がついた就学前の5歳から低学年の学齢でも突然『キレる』のだとか。
『キレる』子どもが起こしたトラブル まとめ
2014年度の文科省の問題行動調査の結果、小学校では1万1468件(前年より572件増加)の暴力があったというデータがあります。
そのうち、低学年(小1と小2)の2014年度の暴力の加害件数については1,638件となっていて、他の学年よりも増加率が高い結果となっています。
実際に、今の日本の教育現場で起きたトラブルを次のようにまとめています。
『キレる』子どもが園や学校で起こしたトラブル
- 小学1年児童が教師を蹴り、通院するほどのケガを負わす
- 登校中に児童が注意され、注意した通行人へ暴行を加える
- 授業中にいきなりペンやハサミで自分の身体の一部を刺す
- 園のお遊戯会の役決めで自分が望まなかった役になり、必要以上に大暴れする
- 褒められた同級生を見て、その様子にキレて、いきなり机を投げ倒す
- 近くにいる同級生の身体が邪魔になっているので、その同級生の髪をいきなり、引っ張った
子どもが突然、『キレる』理由はズバリ、家庭環境!
『キレる』子どもの特徴としてはママパパの前で“物分かりが良い子ども”や“おとなしくて物静かな子ども”が比較的多く、“表と裏の二面性”を持っています。
このような子どもの性質から、専門家の間では子どもが『キレる』理由として、ほとんどの場合家庭環境に原因があると考えているようです。
子どもが『キレる』理由 まとめ
- 過保護
- ママパパが子どもに期待をしすぎる(お受験のプレッシャーなど)
- 親の育児放棄や虐待
- 親がキレやすい性格で、子どもに対して威圧的で、子どもは抵抗できない
- 栄養バランスが十分取れていない食事(朝食抜きも含む)
- ADHDの疑い(親は見逃している可能性有り)
特に子どもの食事の栄養バランスが乱れると、心も満たされず、集中力に欠けてしまい、キレやすくなります。
本来、“家”というものは、家族一人一人が心地良く過ごす場所です。
“家”に子どもの居場所がないと、その“ストレス”を発散する場所が園や幼稚園になっています。
『キレる』子どもにしないママの心得とは?
『キレる』子どもにしないためには3つのコツがあります。 特に自然体験や野外体験できる機会をもうけると“生きる力”が養われ、有効的と言われています。
『キレる』子どもにしないコツ まとめ
- 遊びや運動を積極的に楽しむ機会を作る
- 規則正しい生活をするよう心掛け、栄養バランスが取れた食事をする
- 子どもの短所をありのままに受け止め、それを長所になるようサポートする
子どもが『キレない』ように成長するには、ママ(パパ)が家庭でもリラックスできるような、子どもの居場所を作ることが大切。
そして、子どもの性格がおとなしい、活発に関係なく、子どもの様子を広い心で受け入れることも心がけたいですね。
Photo/mikebaird
参考文献/篠原菊紀著 集英社 「キレない子どもの育て方」
参照/
Doctors Me「○○不足?子どもがキレやすくなる【6つの原因】とは」
文部科学省「平成26年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」について」
たかるみ
中学生の娘と小学生の息子を持つ二児のアラフォーママ。短大卒業後、某メーカー勤務を経て 、結婚。出産後は園や学校の役員委員で「文書を作成する」奥深さを実感し、ライターの仕...
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