2019.09.01
再配達ストレスを解消!広がる『置き配』サービスまとめ
宅配便の配達時に留守をしていて、再配達の受け取り手配にストレスを感じているママも多いのでは? 近年は宅配便の再配達増加が配送業者の負担になっていることも問題視されていますが、ノーメイクの日に急に宅配業者が来て顔を出したくない…なんてときだってありますよね。
最近ではそんな再配達の負担を減らすべく、コンビニ受け取りや宅配ロッカーなどさまざまな宅配受け取りサービスが登場していますが、『置き配サービス』を導入する企業も増えつつあるのをご存知ですか?
『置き配』とは
置き配とは再配達防止に向けた取り組みのひとつで、配送業者が荷物を玄関前などに置いておくだけで配達完了になるというものです。
受け取り側がこの受け取り方法を選択すると、“玄関前”や“宅配ボックス”などの選択肢の中から置き場所を指定することができ、再配達依頼の手間や受け取り時間に合わせて配送業者を待つストレスもなく荷物を受け取ることができます。
アメリカなどではすでに一般的ですが、最近では日本でもECサイトなどを中心にこの配送方法を選択(利用)できる企業が増えています。
知っていると便利!『置き配』サービス導入企業4つ
配達方法に置き配が選べる企業を4つご紹介します。
Amazon
Amazonでは、Amazon.co.jpからの配送荷物において一部の対象配送業者に限り、『置き配』を選択できます。置き配を利用する場合は、注文画面で置き配指定の『置き場所を選択する』をクリックし、プルダウンから希望の置き場所を選びます。
今日amazonで買った荷物が置き配指定できるみたいなんだけど、自電車のかごが選択肢にあってワロタ pic.twitter.com/37UDX5MLsd
— トメティ (@nsbymoykt) 2019年7月1日
置き場所は、宅配ボックス、玄関、ガスメーターボックス、車庫、自転車のかご、建物内受付/管理人から選択できますので、目立ちにくいところ、雨に濡れにくいところなど都合のいい場所を選びましょう。最後に『保存』をクリックすれば、手配が完了します。
Amazonの置き配サービスがとても素晴らしい
— なべ (@NbNeco) 2019年6月29日
ガスメーターの中、自転車のカゴの中とか割と細かく配達位置が指定されてるので不在でもきっちり届けてくれる
配達後はどこに置いたか写真も添付してくれるぞ!
ただしそこから盗まれても自己責任だと思うのでくれぐれも配達位置を指定するときは注意! pic.twitter.com/UpSYQivaFD
不在時にサインなしで受け取れる便利な置き配ですが、盗難が心配という人もいるでしょう。置き場所の選択肢には『ガスメーターの中』もありますので、見えないところに置いてもらえるのは安心ですね。
初めてAmazonの置き配を利用したんだけど、写真送ってくれるのが個人的に助かるシステム。これ、いい。
— 羊 (@sheepnt) 2019年6月24日
楽天をよく利用しますが、Amazonくらい早くて便利だったらいいのになと思う。 pic.twitter.com/ZSgyHm6e5A
配送業者が配達完了すると、指定した場所に置いたところを写真で送ってくれるようです。置かれているところを確認できるので安心感がありますね。
なお、注文履歴に置き配指定のリンクが表示されていれば、注文後でも置き配に変更可能。
Amazonの置き配めっちゃべんりなんですけど!!!!
— 在野のマダム 白田ちりこ (@al2pj) 2019年7月3日
・購入時じゃなくて発送のお知らせが来た時点で置き配指定ができる
・置く場所が融通がきく(宅配ボックスとかなくてもいい)
・置いた写真を撮って「置き配しましたよ」の連絡がくる
さいこーーーー!!!!
発送の連絡をもらってからでも置き配に変更できるよう。帰宅が遅くなりそうなときにも利用できて便利ですね!
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楽天
楽天では『楽天ブックス』、『爽快ドラッグ』、『ケンコーコム』、『楽天24』、『Rakuten Brand Avenue』の注文に限り、置き配を選択することができます。
注文金額が1万円以下かつ医薬品を含まないこと、クレジットカード等前払いであること、配送方法が宅配であること(*ポスト投函は対象外)が利用条件です。
楽天では配達場所を玄関の前、自転車のかごの中、ガスメーターボックスの中、大きな荷物が入るポスト、宅配ボックスの中から2つまで選ぶことができるのが特徴。
置き配を希望する場合はRakuten EXPRESSのサイトの配達状況・再配達・置き配申込欄から申し込み可能です。
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アスクル(LOHACO)
オフィス用品通販会社のアスクルが運営する個人向け通販『LOHACO』では、アプリやウェブサイトから、商品の置き場所を選ぶことができます。
購入履歴内の『配送状況の確認』欄より、ドライバーへの依頼ができるサービスのうち『置き場所を指定して受け取る』を選択します。
置き場所は、玄関扉の前、車庫、物置の中、裏口・勝手口扉の前から選択できますので都合がいい場所を選びましょう。3万円以上の商品や温度管理が必要な商品、注文者とお届け先が違う場合、後払いの場合は利用できません。
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日本郵便
日本郵便が運営する『ゆうパック』も2019年3月18日から置き配を利用できるようになりました。日本郵便の場合は事前に『ゆうびんID』の取得、居住確認手続き、eお届け通知(メール)を受け取る必要があります。
指定場所は玄関前、宅配ボックス、郵便受箱、メーターボックス、物置・車庫から選択できます。ただし玄関前を選択する場合は収納用のボックスが必要で、条件を満たす置き配容器として、物流系ベンチャーYper株式会社が提供する『OKIPPA』等があります。
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デメリットや注意点も
置き配を利用する前に、デメリットや注意点についても把握しておきましょう。
まず、オートロックのマンションの場合は、住人がいないとマンション内に入ることができませんので共有部分に宅配ボックスがある物件しか利用できません。
また、置き配を利用した場合、配達完了後の盗難や荒天時の商品汚損には保証がなく、個人情報漏洩といったリスクもあります。
盗難対応の『置き配保険サービス』を提供する業者もありますが、リスクが心配な方は、市販の簡易宅配ボックスや置き配バッグを利用するのがおすすめです。
簡易宅配ボックス
出典:Amazon
このような簡易宅配ボックスなら3,000~4,000円台で見つかります。こちらは付属のワイヤーで本体とドアノブ等にくくりつけ施錠できますので、盗難の心配も少なく、使わないときはコンパクトに収納できます。
置き配バック『OKIPPA』
出典:Amazon
さきほどご紹介した、『ゆうパック』の置き配でも利用されている置き配バッグ『OKIPPA』は、通常の置き配と堅牢な宅配ボックスの中間的存在です。コンパクトな専用置き配バックを玄関ドアノブに吊り下げるだけなので、工事不要で狭い場所でも利用できます。
最大容量は57リットルなので、大きな荷物も入って安心。玄関口に固定する専用ロックと内鍵が付いているので、盗難や個人情報漏洩の心配も少ないです。スマホとの連携で、受け取りの手間もかかりません。
昨年12月に日本郵便と東京杉並区1,000世帯で行った実証実験では、再配達の約61%を削減した実績もあり、現在日本郵便では19年8月26日まで、『OKIPPA』を10万名に無料配布するキャンペーンを実施しています。
月に2~3回以上通販等を利用して宅配便を受け取っていることなど条件がありますが、当てはまる人は申し込んでみてはいかがでしょうか。
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なお、OKIPPAはamazonほかOKIPPAの公式サイトより購入可能。全1色(ネイビー)で、価格は3,685円(税抜)です。
自宅にいなくても荷物を受け取れる『置き配』は、ネットショッピングが好きで頻繁に利用する人や、忙しくて受け取りにストレスを感じている人にとってはぜひ使ってみたいサービスではないでしょうか。
メリット・デメリットをしっかり把握して、置き配バッグ等を上手に活用しつつ、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
TOPPHOTO出典/PRTIMES
参照/
livedoorNEWS「日本郵便の「置き配」スタート報道に慎重な声 「置き配保険」も誕生」
コグレトーキョー「Amazonで「置き配」を利用したらフツーに便利だった【体験談・ブログ】」
LOGISTICS TODAY「日本郵便、19年3月18日から指定場所配達開始」
PRTIMES「日本郵便、置き配バッグOKIPPAを10万個無料配布へ」
mamaPRESS編集部
mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...
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