タモリや高橋一生も実践！“1日1食”生活の意外なメリットって？

ビートたけしやタモリなどの著名人も実践しているという“1日1食生活”。文字通り1日1食しか摂らないという食事法なのですが、3食きちんと食べているという人にとってはちょっと衝撃的ですよね！

ですが、1日の食事を1回にすることで意外なメリットもあるみたいですよ。今回はそんな1日1食生活で得られる利点と、ママが実践するにあたって注意すべき点をご紹介します。

1日1食生活のメリット

3食ガッツリという人にとっては、仙人ばりのストイックな方法に感じられる1日1食生活ですが、実際どんなメリットがあるのでしょうか。ポイントをまとめてみました。

食べすぎを防げる

標準的な体型の成人女性の一日当たりのカロリー摂取量の目安は、1日あたり1800kcal～2000kcal。それを3食で割ると、1食あたり約600kcalの計算になりますが、朝はまだしも昼食・夕食は油断するとすぐオーバーしちゃいそう…。

1回外食してしまうと、それだけで1000kcal摂取してしまうなんてことも…。プラスアルファでおやつも食べれば、1800kcalなんて簡単に超えてしまいますね。

その点、1日1食なら1度の食事でお腹いっぱい食べても、なかなかカロリーオーバーすることはなさそうです。結果、食べすぎて太るということを防いでくれるのです。

集中しやすくなる

家事に育児に仕事にと大忙しのママたち。正直、1日3回しっかり食べないともたなそう…。ところが、1日1食派の中には「食べると逆に体が疲れる」と公言している人もいます。

たとえばみなさん、ランチの後、ウトウト眠くなって仕事が手につかない、なんて経験はありませんか？　摂り入れた食物を消化吸収することも、実は体にとっては労力。結果的に食べ過ぎると疲労を感じて眠くなってしまうのだそう。

そのため、日中の活動的な時間はあえて食事を抜いて、パフォーマンスを発揮する人もいるようです。

節約しやすくなる

1食分の食事って年間で考えると結構な額になりますよね。それを1食に減らすと、当然その分の食費は浮きます。浮いたお金をオシャレや自己投資などに使えるのは嬉しいですね。

いつ何を食べる？1日1食生活で気をつけたいこと

でも、早速1日1食生活を始めようと思っても、実際にどんなタイミングでどんなものを食べたら良いのか疑問に思いますよね。1日1食生活を健康的に送るためのポイントをしっかり押さえておきましょう。

ひとくちに“1日1食”といっても、専門家によって実践法は異なるようですが、どのメソッドにも共通する大切なポイントは“栄養不足”にならないようにするということ。一度の食事でたんぱく質、炭水化物、ビタミン、ミネラルといった栄養をまんべんなく摂取するのが理想です。

できるだけ食事の中で必要な栄養素を摂取するようにしたいですが、足りない場合は、食事以外のタイミングで野菜ジュースや青汁を飲むのもおすすめ。サプリメントや漢方などで栄養素を補給するのも◎。

過度な空腹を防ぐために、ナッツや果物などをお腹が空いてきたときに軽くつまむ人もいます。

また1日1回の食事のタイミングですが、胃腸の働きが弱まる夜は避けて昼にガッツリ食べる人もいれば、家族と一緒に夕食を楽しみたいので夜に食べる人もいます。自分の好みやライフスタイルに合わせてOKです。

1日1食しか食べないなんて大丈夫かしら…と心配になる人もいるかもしれませんが、現代の日本人は往々にして余分な栄養を摂りすぎているパターンも多いです。

もし、外食続きで体調がよくない、毎日食べすぎでかえって体に負担をかけている…なんて人は、無理のない範囲で1日1食生活を実践してみてはいかがでしょうか。

また、この食事法は健康な人を対象にしたものです。体重増加に悩むママに向けての情報なので、子どもはもちろん、妊娠・授乳中のママは控えるようにしてくださいね。

PHOTO／Syda Productions／shutterstock
参照／ 東洋経済ONLINE「活躍する人たちが「1日1食」を選ぶ深いワケ」
産経ニュース「話題「1日1食健康法」　体に良いのか、悪いのか」
NIKKEISTYLE「星野佳路「1日1食主義で思考がクリアに」