2017.07.16
専業主婦だけど、ワンオペ育児に疲れたって言ってもいいですか
毎日遅くまで働くパパ、お仕事お疲れ様です。仕事に、育児に、家事に。働きながら子育てしているママたちも、とても尊敬しています。
じゃあ専業主婦は…。
筆者は平日、ワンオペ育児をしています。だけど、専業主婦だし、土日は夫がいるし、実家も近いし、文句は言えないという暗黙の了解の中で毎日を過ごしています。
だけど、がんばることに疲れてしまうこともあるんです。そういうときってみなさんはどうしていますか?
専業主婦とワーキングママ、どちらが楽かなんて比べないで
もちろん、仕事をしながら働くママさんは、とても尊敬しています。残業が許されない状況下での業務。朝と夕方に集中する家事。だから比べるつもりなんてありません。
だけど専業主婦だって暇を持て余しているわけではありません。
時間が空いたら子どもと公園へ行き、児童館へ連れていき、慣れないママ友との気を遣う会話に疲れて帰ってくる。子どもが寝た隙に家事をこなし、24時間フルタイムでママ業に励んでいます。
一日中家事と育児の片手間。気分転換する時間なんて、まったくないんです。
休日はパパに、平日はファミサポに頼ったら本当にラクなの…!?
Photo/Andrey_Chuzhinov/Shutterstock
平日仕事をがんばるパパに、子どもを預けて土日にリフレッシュできているママってどのくらいいるのでしょうか。
育児に慣れないパパに、1日子どもをお願いして出かけて、いざ帰ってみるとパパはげっそり、子どもはグズグズ、部屋はぐちゃぐちゃ…! かえって疲れてしまったなんてことはありませんか。
また、休日くらいパパも休みたいだろうな、なんて考え出したらお願いする気持ちはどこかへ飛んで行ってしまいます。
近所の方が子どもを預かってくれる、自治体の『ファミリーサポート』のサービス。これも、自身の時間を作るために利用しているママってどのくらいいるのでしょうか。
預かってもらっている間も泣いていないかなぁ…なんて気になって仕方がない。また、慣れない環境に耐えた子どもが、その分激しく夜泣きをしてしまったなんておまけがついてくることもありますよね…。
子どもはかわいいけど、拭いきれない“報われない感”
「育児はママにしかできない貴重な体験、今しかない子どもとべったりの時間を満喫しなさい。」その意見もわからなくもありません。実際に、子どもがとてもかわいいのも事実。
だけど、そんな日々に“達成感”を感じられないママも少なくないと思います。私もその1人。
そんなことを書くと、「専業主婦のくせに」なんて思われそうですが、ママって本当に報われない仕事に思えてならないのです。いくらやっても、誰もほめてくれなくてツラいな…と思うこともしばしば。
がんばりに“気づいて”“認めて”もらえるだけで変われるのかも…
育児に疲れたときのアドバイスとして、 “誰かに頼って”とか“気分転換して”というものが多いように思います。だけど、それができないから大変なのだと思っている方もいるのではないでしょうか。筆者も「じゃあどうしたらいいの」って、ずっと考えてきました。
もちろん、短い時間でも気分転換できるようになる、趣味を見つける、相談できる人を見つける、というのも大切だと思います。
だけど、それだけでなく、「聞いて。私、がんばってるよ。」って言いたいだけなのかもしれない。「お、家が片づいてるね。」って気づいてほしいだけかもしれない。「今日のご飯おいしかったよ。」って言ってほしいだけかもしれない。
ちょっとした達成感で、もっとママはがんばれるように思うんです。パパからのそんな一言だけでも、ママは救われるのではないかな…と思います。
そして私も反省です。疲れた顔をして帰ってきたパパにやさしくできなかった。子どもの「ママ見て!」をスルーしようとしてしまった。もっといいママになりたいなぁ。そんな日々の積み重ねです…。
愚痴だなぁと感じます。「もっと〇〇して」ばかりだなぁとも感じます。だけど、愚痴る場所すらないママも、いると思います。愚痴ったっていいんだよ、って言いたくてこの記事を書きました。
「甘いことを言うな」って言われるかもしれません。だけど、そんなママもいるんです。ママの声、誰にぶつけたいですか。吐き出すだけですっきりする、そんなあなたの愚痴も、ぜひここでぶつけていってください。
Top Photo/279photo Studio/Shutterstock
minami
1984年生まれ。新卒で入社した会社で求人広告の書き方を覚え、人に何かを伝えることの楽しさを知りました。退職後は求人関連のコラムを書いていました。今は4歳と1歳の怪獣2匹に囲...
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