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2015.12.20

実は多い子どもの病気…それって「中耳炎」かも!?

実は多い子どもの病気…それって「中耳炎」かも!?

子どもに呼びかけてもなかなか振り向かない、テレビをつけるとすぐ近くに寄ってしまう、何度言い聞かせても聞いてくれない…。実はこれらの行動は、子どものワガママなのではなく、『中耳炎』にかかっているからかもしれません!

子どもがかかりやすいという、中耳炎。聞こえてないかも、と思ったらチェックしてみましょう。

「中耳炎」ってどんな病気?

中耳炎は大きく分けて急性中耳炎と滲出性中耳炎の2種類があり、急性中耳炎にかかる子どもがほとんど。0〜5歳児がかかることが多く、主な原因は風邪です。

人間の耳は3つの部分に分けられ、耳の奥にある鼓膜を境に、外側に外耳、内側には中耳と内耳があります。鼓膜の内側には鼻と耳をつなぐ耳管があり、ふだんは閉じられています。ものを食べたり飲んだり、咳やくしゃみをすると開き、鼻から耳に空気が入る仕組みになっているのです。

風邪を引くと細菌感染を起こして、黄色い鼻水が鼻にたまります。その状態で咳やくしゃみをすると、鼻水が耳管を通って耳に入り、中耳で炎症が起きると中耳炎になるのです。

うちの子中耳炎かも?と思ったら、セルフチェック!

言葉が話せる子どもなら「耳が痛い」と訴えることができますが、赤ちゃんの場合そうはいきませんよね。風邪は治っているのになんだかおかしい…そう思ったらセルフチェックをしてみましょう!

  1. 最近風邪にかかり高熱を出した
  2. 黄色い鼻水がたくさん出る
  3. 風邪完治後に機嫌の悪い時間が長い
  4. よびかけに反応が薄い
  5. 耳に触れると泣く
  6. 耳をさわりながらぐずる
  7. 耳から液体が出ている

上記の項目に多くチェックが入った場合、中耳炎にかかっている可能性大! すぐに小児科や耳鼻科で診察を受けましょう。

大人に比べて太くて短い赤ちゃんの耳管は、ウイルスや細菌が中耳まで入ることが多いそう。このような構造上、中耳炎は繰り返しやすいと言われています。一度かかると完治まで半月以上もしくは数ヶ月かかるケースもあります。

黄色い鼻水が出ているときは、特に注意してあげましょう。鼻づまりを起こしていたら通りをよくしてあげるのが一番の対処法です。

PHOTO/patriciaannrecourt
参照/ gooベビー「中耳炎」

ナミエマユコ

ナミエマユコ

大自然と動物と、美味しいものが大好きなフリーライター。最近一児の母になりました。なってみて解ったのは、子育ては幸せな反面、悩みも尽きないってこと。そんな悩めるママたち...

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