2017.01.23
キングコング西野さん、大ヒット絵本『えんとつ町のプペル』を無料公開!そのワケとは…?
23万部を売り上げた大ヒット絵本『えんとつ町のプペル』の作者で、お笑いコンビ『キングコング』の西野さん。彼の絵本が、現在Amazon書籍総合ランキングで1位を獲得するなど、売り上げをどんどん伸ばしているんです。(2017年1月23日現在) さらに…! 先日19日の西野さんのブログにて、ネット上で無料公開を発表! これに対してさまざまな意見が飛び交い、話題となっています。
突然のネット無料公開のワケとは?
『えんとつ町のプペル』をネット上で無料公開することになったのは、ある小学生から寄せられたコメントがきっかけなんです。
2000円は高い。自分で買えない。
特殊なインクを使用したり、ページ数も多いため、絵本にしては少々高めの金額。確かに小学生にとっては大金で、なかなか自分では手を出せませんよね。
これに対し、西野さんは自身のブログで
お小遣いなんて貰えない幼稚園児や小学生が、出費が重なってしまって手が出せない主婦が、何かの関係で本屋さんまで足を運ぶことができない人達が、『お金』の許可なんぞとらなくても、それぞれ自分達の意思で、『えんとつ町のプペル』を見れるようにします。
とネット上での無料公開を決意したのです。
『えんとつ町のプペル』はどんな絵本?
制作に4年半を費やし、幻冬舎より2016年10月21日から販売されました。
朝から晩まで煙でモクモクの、えんとつだらけの町に突如現れたゴミ人間と、友だちの煙突掃除屋の少年の物語。
この絵本は、冷酷な人間たちの多い町で、強く優しく生きていく2人の姿に、大人が読んでも心に響くものがありました。 また、ストーリーはもちろん、実に繊細で細かい絵に注目が集まっています!
西野さんの公式ブログで、絵本の全貌が公開されています。
Twitterでは批判の声も…
西野さんのいうように、自分のお小遣いで買えない子どもや、本屋に行けない人にも『えんとつ町のプペル』を読む機会が与えられたと賞賛の声が上がる一方、批判的な意見も見られました。
タダで提供できるものが良いもの程、作品の価値も、クリエイターに支払う対価も下げてしまう可能性がある。
— 明坂 聡美(あけさかさとみ) (@akekodao) 2017年1月19日
だって「○○みたいな有名作品がタダなのに、それより無名な作品にお金を払う価値があるの?」ってなるもの。
えんとつ町のプペルが何十人もの人と作り上げた素晴らしい作品だけに残念。
キンコン西野さんなんで炎上してるんやと思ったら、えんとつ町のプペル無料公開したのん?それ買った人と、原画描いた人たちへの配慮ないやんけ…。
— 木五倍子(きぶし) (@kibushiazami) 2017年1月21日
小学生の2000円が高いという意見で無料公開するくらいなら、学校図書館に寄付なりすればいいのに…。
えんとつ町のプペル(公式)が自分に都合の良い意見だけRTしまくってて草
— ざきだす (@1412ryu4869) 2017年1月21日
…いや、いいとは思うよ?
ただ無料公開した方が売れるってのは自分がある程度有名で注目されてるからであって、全く無名のクリエイターはそうはいかないからね
さまざまな意見がある中、西野さんは自身のブログにて
僕らは無料公開が損失だとは考えていません。お金を取ることを辞めたからといって、売り上げが下がるとは思っていません。と語っています。
また、
スタッフと何度も衝突して死ぬ気で作り上げた自信作なので、無料で読み終わった後に、買って、手元に置いておこう、と考える人が出てきてくれるかもしれない
という期待も込められていたそうです。 実際に、無料公開後にはAmazon、楽天での売り上げが伸び、書籍総合ランキングで1位に!
有名人の制作した絵本が無料で公開されたとあって、さまざまな意見がありますが、気になった方は、ぜひ絵本を手にとってみてくださいね。
参照/
キングコング西野オフィシャルダイヤリー「お金の奴隷解放宣言」
キングコング西野オフィシャルダイヤリー「『えんとつ町のプペル』を無料公開したらAmazonランキングが1位になった。」
mamaPRESS編集部
mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...
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