2016.04.06
初めての保育所。ママがそばにいない”母子分離不安”の対処法とは?
入園などの新環境になって、ずっと一緒だった子どもと離れることは、ママにとっても寂しいですよね。でも、子どもにとってはさらに大事件なんです。
幼稚園に「行きたくない」と大泣きする子どもと離れるのはツラい…。こんなとき、ママはどう対処してあげればよいのでしょうか?
“母子分離不安”はすべての子どもに見られる
ママがそばにいないことに強い不安を感じ、ママから離れられなくなる状態のことを“母子分離不安”と言います。
程度はありますが、母子分離不安は1歳から3歳くらいまでの子どもに見られる症状で、避けては通れないハードルのひとつだそうです。
子どもが急にママにべったり甘えるようになると、「何か問題があるのかも…!?」と不安に感じてしまうかもしれませんが、誰にでも起こることなので、過剰に心配しなくても大丈夫。
母子分離不安を上手に乗り越えて、子どもが幼稚園などの新しい環境を楽しめるように、ママがしっかりサポートしてあげましょう。
不安を取り除いてあげるための対処法は、日常生活の中で簡単にできることばかりです!
スキンシップで“安心感”を与えてあげよう
母子分離不安は普通、子どもの成長とともに消えていくものです。
でも、不安を強く感じる時期にママからの愛情を十分に受けられないと、いつまでも不安感が続き、自分に自信が持てなくなってしまいます。
そうならないためには、幼児期にたっぷりスキンシップを取り、愛情を伝えてあげることが大切です。
自分が愛されていると実感できた子どもは、自信がつき、安心感を得ることができます。
スキンシップは、抱っこやギュッと抱きしめることだけでなく、一緒に遊んであげることや、眠るときそばで手を握ってあげることなど、ちょっとしたコミュニケーションの中でも簡単にできることです。
最近ではベビーマッサージなども、子どもに安心感を与える効果的な方法として注目されています。
母子分離不安が続かないように、“声掛け”でさらにサポート
不安が特に強い時期は、しっかりスキンシップを取っていても、そばを離れるときには大泣きして寂しがることがあります。
そんな時は、「すぐに戻ってくるからね」「ちょっと台所に行ってくるだけだよ」など、不安を和らげる声掛けをしてあげましょう。 また、姿が見えない所にいても「ここにいるよ」「もう少し待ってね」と声を聞かせてあげることで、子どもを安心させてあげられますよ。
強すぎる不安が続くと、母子分離不安が長く続いてしまうことがあります。
できるだけ不安感を少なくしてあげて、スムーズに母子分離不安を乗り越えられるよう、二人三脚で頑張っていきたいですね。
安心感を得られるスキンシップは、子どもの健やかな成長に欠かせないもの。
長く一緒にいられる幼児期の貴重な時間を使って、たくさんスキンシップをとってあげてくださいね。
参照/
LITALICO発達ナビ「母子分離不安とは?年齢ごとの特徴や原因、対処法は?「分離不安症」の診断基準や治療法などをまとめました」
ベネッセ教育情報サイト「新しい環境が心配…いつもママにくっついている我が子、どうしたらいい?」
mamaPRESS編集部
mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...
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