2016.03.25
頭痛や生理痛に効くロキソニンの『重大な副作用』はどこまで危険?
頭痛や生理痛に困ったとき、短時間で痛みを和らげてくれるロキソニン。女性は特に、身近に使っている人は多いのではないでしょうか。
しかし! ロキソニンには、『重大な副作用』があることが、今月22日に厚生労働省から発表されたのです。
ロキソニンに頼っている人は心配ですよね…。そこで副作用はどのくらい影響があるのか調べてみました。
痛い時には頼りがちロキソニンの利用シーン!
ロキソニンは、ドラッグストアなどでも購入することができるため、利用するシーンはたくさんありますよね。
ロキソニンの主な効能は、痛みを和らげることと、炎症を鎮めることの2つです。
たとえば、偏頭痛や風邪をひいたときの頭痛を抑えたいとき。
女性なら、生理のときの下腹部痛や腰痛を鎮めたいとき。
他にも、歯医者で抜歯などの処置をしたあとや、怪我・病気の治療後の痛みと炎症を抑えるときにも使います。
“小腸・大腸の狭窄・閉塞”ってなに?
ロキソニンの副作用に付け足された“小腸・大腸の狭窄・閉塞”。
あまり耳馴染みのない“狭窄”や“閉塞”について、具体的にどのような症状なのかまとめてみました。
狭窄(きょうさく)
小腸や大腸の管が狭く細くなり、物を通しにくくなる症状。本来は、主に大腸がんなどの腸の病気によって起こります。
閉塞(へいそく)
腸の中を流れる消化液や食べたものが、スムーズに流れなくなって腸を詰まらせること。お腹の張りや嘔吐、激しい痛みを伴います。
どちらも、治療を必要とする重大な症状です。
ただし、小腸・大腸の狭窄・閉塞関連症例 は6 例。そのうち、関係が疑われるのが5例ですので、今すぐ体に異常があるとは考えにくい状況です。
また死亡例は0件ですので、普段、ロキソニンを使っているからといって、不安になる必要はないでしょう。
ロキソニンを飲んだとき、こんな症状が出たら注意!
もし、ロキソニンを飲んだときに次のような症状が出たら、特に注意してチェックしてみてください。
膨満(ぼうまん)
おなかが張って苦しい状態。やせている人なら、腸がムクムクと動くのがお腹の外から見えることもあります。
悪心(おしん)・嘔吐(おうと)
悪心は、胸がむかむかする吐き気のこと。嘔吐は、胃の中のものを吐いてしまうことです。吐瀉物の色が白や黄色、土色になっていたら要注意!
腹痛
下腹あたりがきりきりと痛みます。閉塞が起こった場合、激しい痛みが頻繁に起こるようになります。
思い当たる症状や異変を感じた場合は、薬の服用をやめ、医師に相談しましょう!
病院で受診する際に、飲んでいた薬のパッケージなどを持参すると薬の副作用について調べてもらうことができますよ。
参照/
Yahoo!ニュース「ロキソニン、重大な副作用に大腸閉塞など‐使用上の注意に追記」
ロキソプロフェンナトリウム水和物(医療用)(経口剤)の「使用上の注意」の改訂について
第一三共ヘルスケアロキソプロフェンNa水和物を含有する弊社の「解熱鎮痛薬」 使用上の注意/区分変更に関するお知らせ(2016年3月)
mamaPRESS編集部
mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...
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