2016.05.16
吉澤ひとみさんも療養中!“子宮頸管”が短くなるとどうなるの?
妊娠中の元『モーニング娘。』の吉澤ひとみさんが、妊婦健診で“子宮頚管が短くなっている”と発覚したことを5月11日のブログで明かしました。吉澤さんは現在療養中のため、薬を飲んで安静に過ごしているのだとか。
今回トラブルのもとになった“子宮頸管(しきゅうけいかん)”とは、どんな役割を持っているのでしょう? また、短くなるとどんな問題があるのでしょうか。
子宮頸管は出産時の赤ちゃんの通り道!
子宮頸管とは、出産のときに赤ちゃんが通って出てくる“産道”の一部。子宮のすぐ下についていて、内子宮口と外子宮口を繋いでいます。
健康な子宮頸管は通常時ぴったりと閉じていて、赤ちゃんが下がってこないように支える役割を担っています。そして出産のときに、陣痛によって収縮を起こし、少しずつ緩んで赤ちゃんが通る道を開きます。
赤ちゃんがママのお腹の中でしっかり大きく育ってから生まれてくるためには、子宮の出口をしっかり閉めて赤ちゃんの重さを支える“子宮頸管の働き”が必要不可欠というわけですね。
子宮頸管の適切な長さは?短くなるとどうなる?
子宮頸管の適切な長さは、約3.5cmから4.0cmと言われています。妊娠36週を過ぎて臨月に入ると、平均2.5cmから3.5cmほどに短くなっていきます。
しかし、まだ臨月に入っていない時期に3.0cmを下回ると、子宮頸管が短すぎるために本来の役割を果たせなくなる可能性がでてきます。そのため、吉澤さんのケースのように安静に療養し、経過を見守らなくてはいけません。
また、出産直前の時期より前に2.5cmを下回ると“切迫早産”と診断されます。切迫早産とは、“早産が起こりそうな状態”のことで、多くの場合入院が必要となります。
切迫早産については、mamaPRESSの過去記事でも解説しています。こちらもチェックしてみてくださいね。 祝!第2子出産!西山茉希さんも乗り越えた“切迫早産”って?
定期的な妊婦健診で早期発見!
子宮頸管が短くなる原因は、生まれつき子宮頸管が短いケースや、過去の出産の際の傷、過去に子宮頸管の手術を受けたことなどがあげられます。
過去の妊娠で“子宮頸管が短い”と診断された方は再発するリスクが高いので要注意。妊娠15週頃を目安に超音波検査で発見することができるので、定期的に妊婦健診は受けるようにしましょう。
事前に分かれば、出産前に子宮頸管が開かないようにする手術を受けることが可能です。
無事出産するためにとっても大事な役割を持っている子宮頸管。妊婦健診をきちんと受診し、子宮頸管が短くなっていないか定期的に見てもらいましょう。
また、妊娠中はささいなことでも不安がないようにお医者さんによく相談し、安心して出産に備えてくださいね。
参照/
吉澤ひとみオフィシャルブログ「安静生活」
アスクドクターズトピックス「子宮頸管無力症の原因、症状、治療、早産や流産の危険?」
こそだてハック「子宮頸管が短いと切迫早産になりやすい?短くなる原因や平均の長さは?」
mamaPRESS編集部
mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...
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