2016.10.30
何歳から?どう教える?気になる子どもの『はさみ』デビュー!
2歳前後になると『はさみ』に興味をもつ子どもが多いけれど、まだまだ安全に使うことはできないので親はいつから与えるべきか迷いますよね。またイヤイヤ期と重なるこの時期はなんでも自分でやりたい時期。親がサポートしようとすると嫌がって逆に危険な状況に…なんてことにもなりかねません!
今回は、はじめての『はさみ』をいつからやらせてあげていいのか・どんなはさみがおすすめか・上手なはさみの練習方法などをご紹介します!
はじめての『はさみ』はいつから?
はじめての『はさみ』はいつからやらせてあげるのがベターでしょうか?
興味を持つ子、持たない子、個人差はありますがいろいろなことに興味を持ち始める2歳くらいからが適期ではないかと思います。興味を持ち始めたことはできる限りやらせてみてあげたいものですよね。
一般的に3歳前後には手先が器用になってくるのでその頃から使わせるママたちが多いようです。だからといって、興味がないのに3歳になったからといって無理強いするのはよくありません。子どもの「やりたい!」という気持ちを待ってあげることも大切です。
はじめての『はさみ』は“安全”で“持ちやすい”ものを選ぼう!
はじめての『はさみ』どんなものを選んだらいいの?と迷ってしまうママは多いかと思いますが、小さい子どもに使わせるはさみの選び方のポイントは、
- 刃先が丸くなっていること
- その子の手指の大きさに合っていること
- 力を入れなくても開いたり閉じたりできること
この3つがポイントとなります。
はじめは紙しか切れないはさみなどの安全性の高いものから与えて、段階的に変えていくのも良いですね。
『はさみ』は危険なものだと教えよう!
『はさみ』は子どもにとって工作の幅が広がり、とても楽しいものです。おもちゃの延長のような感覚で使う子どもも多いことでしょう。しかし、はさみは使い方を一歩間違えれば、危険な事故にもなりかねない危ないもの。親は“はさみは危険なもの”ということを子どもにしっかり伝えていかなくてはなりません。
では具体的にはどのように教えていったらよいのでしょうか?
小さな子どもには絵本で伝えてあげるのがとても効果的な方法です! 特におすすめなのが『わにわにのおおけが』という絵本です。
この絵本にはワニさんが工作をしているときに指を切ってしまい、とても痛がるシーンがあります。特に、おおげさに痛がるセリフを強調して読んであげると「はさみって怖いものなんだな」ということが上手に伝えられるかと思います。
練習はゆっくり段階的に進めよう!
はじめてはさみを使うときは、段階ごとに進めていく練習方法がおすすめです! 1つクリアしたら次に…と段階的に進んでいけば、無理なくはさみの使い方が習得できますよ。
STEP1 1回切りの練習
はさみを1回動かして細長いテープなどを切る練習をします。できる目安としては2~3歳です。
STEP2 連続切りの練習
1回切りが上手にできるようになったら、はさみを閉じたり開いたりして長い距離をまっすぐ切る練習をしていきます。完全に刃を閉じずに刃の根元を使って切るようにします。できる目安としては2~3歳です。
STEP3 多方切り・曲線切りの練習
連続切りが上手にできるようになったら、今度は紙を動かしながら向きを変えて切ったり、丸を切ったりする練習をします。できる目安としては3~4歳くらいです。
STEP4 いろいろな切り方を楽しんでみる
STEP3までが上手になったら、紙を折って切ってみたり厚紙など少し切りにくい素材にチャレンジしてみたり、いろいろな素材を切ることや切り紙アートの練習をしてみるのも楽しいですね! 握力がついてこないとなかなか難しいので、できる目安としては3~4歳くらいです。
そんなはさみの練習が楽しくでき、無料の練習プリントダウンロードサイトをご紹介します。
はさみを使って線に沿って図形を切り取る練習ができ、まだはさみにあまり慣れていない子でも楽しんで練習ができるものです。PDFファイルで無料ダウンロードができるのでSTEP2の段階からの練習で取り入れてみてはいかがでしょうか?
興味をもったらはじめどき!楽しく練習していこう
2歳前後の子どもは好奇心旺盛で、いろいろな経験をどんどん力に変えていく素晴らしい時期です。ですから子どもが興味を持ったときが一番のはじめどきです!
「まだ早いから」「まだ危ないから…」そう敬遠せずに、危険なものこそ正しい使い方や練習方法を教えてあげることで、子どもの考える力・可能性の幅は無限大に広がっていきます。
親として、子どもの成長を感じることは何にも代え難い喜びにほかなりません。子どもが『はさみ』に興味をもちはじめたら、そのときこそがはじめどきといえるでしょう! 子どもと楽しく『はさみ』デビューをしてくださいね♪
mamaPRESS編集部
mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...
詳しくはこちら