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2016.10.13

オーガニックとボタニカルの違いは?『シャンプー用語』の意味と選び方

オーガニックとボタニカルの違いは?『シャンプー用語』の意味と選び方

オーガニックやボタニカル、ノンシリコンやサルフェートフリーなど、シャンプーの製品説明に書いている言葉の意味、知っていますか?「髪に良さそうな気がする」「よく聞く言葉だから…」と、なんとなく選んでいるママも多いかもしれませんね。

シャンプーは自分の頭皮や髪に合ったものを選ぶことが大切です。そうすることで、キレイな髪を保ちやすくなり、ヘアケアにかかる時間も短縮できるんですよ。

そこで、こちらではシャンプーに関する言葉の意味や、その選び方をご紹介します。今日からシャンプーの選び方が変わるかもしれません!

『リンス』『コンディショナー』『トリートメント』の違いは?

リンス、コンディショナー、トリートメント。どれも似たようなもののように思いますよね。でも、実はそれぞれには次のような特徴があるんですよ。

リンス・コンディショナー

リンスとコンディショナーに明確な違いはありません。シャンプーで油分がなくなった髪の毛の、ゴワつきをおさえてくれます。油分を含んでいるので、毛の表面をなめらかにするだけでなく、潤いを保つ効果もあります。

トリートメント

リンスやコンディショナーと同じように、髪の手触りを良くしたり、髪表面のコンディションを整えたりする効果あります。また、 髪の毛に良い成分を内部に浸透させて、ダメージを補修する効果もあります。

髪の手触りを良くするのはどれも同じ。大きな違いは、髪の調子をどこまで整えてくれるかという点です。ただ、明確に定義が決まっているわけではないので、製品それぞれの特徴をよく見て選ぶ必要がありそうです。

なるほど!シャンプー用語の意味と特徴

シャンプーには製品によっていろいろな特徴があります。でも、その特徴を表す言葉って、カタカナが多くてちょっと分かりづらい…ということで、よく見る言葉の意味をご紹介します。

ノンシリコン

人工でつくる合成樹脂『シリコン』が入っていないシャンプーのこと。『シリコンフリー』ともいわれます。

髪の毛をコーティングして、艶を出したりサラサラにします。シリコン配合シャンプーは“毛穴に詰まる”、“体に悪影響を及ぼす”などという理由からあまり良くないというイメージもありますが、医学的な証拠があるわけではないようです。摩擦などのダメージから髪の毛を守る効果もあります。

サルフェートフリー

サルフェートとは洗浄成分のひとつで、脂を落としやすくする性質があり、このサルフェートが入っていないものをサルフェートフリーといいます。頭皮への刺激が少なく、洗浄力がやさしいのが特徴です。

サルフェート配合のシャンプーは、脂っぽい頭皮をきれいにしてくれるのがメリットです。しかし、その高い洗浄力が頭皮への刺激となったり、頭皮の乾燥につながったりするデメリットがあります。

スカルプケア

スカルプケアとは、頭皮ケアのことです。豊かな土に植物が生えるように、頭皮が元気でなくてはキレイな髪の毛は生えません。髪の美しさを重視する従来のシャンプーと違い、髪の美しさだけでなく頭皮環境を最適な状態に保ち、頭皮の皮脂を落としすぎないようにつくられています。

オーガニック

オーガニックとは、農薬や化学肥料を使わずに植物を育てることをいいます。つまり、オーガニックシャンプーとは、オーガニック農法でつくられた植物を配合しているシャンプーのことをいいます。

ただし、原材料の一部にオーガニック植物を使用するだけでオーガニック表示が可能なので、オーガニックだから肌に優しいとは限りません。

ボタニカル

ボタニカルとは、植物性という意味です。植物由来の成分が入っているものはボタニカルシャンプーだといえます。ただし、植物性100%という意味ではありません。

アミノ酸系

頭皮や髪の毛をつくっている成分のひとつが、アミノ酸です。アミノ酸系シャンプーとは、洗浄成分にアミノ酸系の界面活性剤を使用したもののこと。低刺激なので、敏感肌やアトピー肌の方にもおすすめです。

『アミノ酸配合シャンプー』と『アミノ酸シャンプー』の2種類があり、これらは別物です。より刺激の少ない純粋な『アミノ酸シャンプー』を求める場合は、表示成分冒頭に『ココイルグルタミン酸』『ココイルアラニン』などと書かれているものを選びましょう。

ママのお悩みタイプ別!シャンプーの選び方

ここまでシャンプーの特徴や意味についてご紹介してきました。では、なにを基準にシャンプーを選んだらいいのでしょうか?

ママに多い髪の悩みから、シャンプーの選び方をみてみましょう。

フケや乾燥によるかゆみが気になる

フケや乾燥が気になる人は、いま使っているシャンプーの洗浄力が合っていないのかもしれません。サルフェートフリーなどの洗浄力がやさしいタイプや、頭皮を乾燥させすぎないスカルプケアタイプ、アミノ酸系、潤い成分が配合されたシャンプーを試してみると良さそうです。

抜け毛が気になる

産後の抜け毛が気になっているママは多いです。しかし、出産による抜け毛はホルモンバランスの変化が主な原因なので、しばらくするとおさまるはずです。次に生えてくる新しい毛のために、スカルプケアシャンプーをチェックしてみてはどうでしょう。

髪の毛のパサつきが気になる

髪のパサつきは、毛の傷みや、潤い不足が原因になっていることがあります。ダメージ補修機能のあるトリートメントや、サルフェートフリーシャンプーなど、洗浄力のやさしさや髪に艶を与えるシャンプーがおすすめです。

髪がペタンとしているのが気になる

髪にボリュームがほしい、猫っ毛が気になる、という人にはノンシリコンシャンプーが向いています。また、しっとりツヤツヤになるシャンプーは髪のボリュームを抑えてしまうため、洗い上がりが程良くさっぱりするシャンプーを選んでみましょう。

スーパーやドラッグストアに行くと、たくさんの種類のシャンプーが並んでいて、いったいどれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。でも、シャンプーの特徴や、それぞれの髪の悩みにどんなシャンプーが合っているのかを知っていれば、迷うことも少なくなりそうです。

育児や家事で、なかなか自分に手をかけられないママも、自分に合ったシャンプーを使えばケアの手間が減って、ラクになるかも! ぜひ自分に合うシャンプーをチェックしてみてくださいね。

参照/ 花王株式会社「製品Q&A リンスとコンディショナー、トリートメントの違い」
スキンケア大学「肌タイプ!正しいシャンプーの選び方」
スキンケア大学「話題のノンシリコンシャンプーとは?」
スキンケア大学「アミノ酸シャンプーの特徴と正しい選び方」

山下 二子

山下 二子

1984年生まれ。大阪在住。学生時代に医療福祉や情報処理・経理について学ぶ。卒業後は銀行に就職したのち、大手コールセンターへ転職。採用・研修・労務管理等を務めたが転居によ...

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