2019.02.01
着方次第で暖かさが約2倍にも!?『ヒートテック』の効果的な着用法
冬のインナーとして誰もが持っているといっても過言ではないユニクロの『ヒートテック』。昨年ユニクロが行った調査では、1人あたりの所持枚数は平均4.9枚で、シーンやファッションに合わせてさまざまなタイプのヒートテックが着用されているようです。
ところで、今みなさんが持っているヒートテック、きちんと効果的に着こなせていますか? ヒートテックは着用方法や着る服の組み合わせ次第で、より暖かく着ることができるのだとか!
今回はヒートテックをもっと暖かく着る方法をご紹介します!
ヒートテックは“一番下に着る”が正解
普段、人間は汗をかかなくとも1日約0.8リットルもの水蒸気を蒸発させており、この水蒸気が布の繊維に吸着すると熱が発生します。
ヒートテックが暖かいのもその原理によるもので、吸着熱の効果をより高めるような素材や製造法が採用されているとのこと。そのため、ヒートテックは肌に直接触れるように着ないと、体から蒸発する水蒸気を熱に変換しにくくなって効果が薄れてしまいます。
今まで重ね着で上にヒートテックを着ていたという方は、肌着としての使い方を見直しましょう。
サイズ選びで効果UP!
ヒートテックのサイズ選びは、“ピッタリサイズ~ややゆとりがある”くらいが一番効果的。
ヒートテックが暖かいのは水蒸気を熱に変換する作用によるものですが、その発熱した空気を保温することで暖かさを保つことができます。ところが、ヒートテックのサイズが小さすぎたり、逆に大きすぎたりすると、せっかくの暖かさが逃げてしまうのだとか…。
そのため、生地がへたったり、編み目がのびきってしまったヒートテックもまた、買い替えどきといえます。
寒いからとついつい密着するものを選んでいたり、トップスとして着用しようとブカブカサイズのものを着ているという方、のびきってゆるくなったヒートテックをまだ着ているという方は、自分に合った最適なサイズを見直してみましょう。
ヒートテックの“2枚重ね”で暖かさが約2.2倍!
やや価格の高い『極暖ヒートテック』は、普通のヒートテックの約1.5倍の暖かさですが、通常のヒートテックでも重ね着の仕方次第で約2.2倍の暖かさになるって知っていましたか?
ポイントは上に重ねるヒートテックを“ワンサイズ大きいものにする”ということ。すると、2枚のヒートテックの隙間に“空気の層”ができて保温効果を高めてくれるのだとか!
ユニクロがヒートテック1枚着、Mサイズ2枚重ね、Mサイズの上にLサイズを着用の3パターンをサーモグラフィで比較検証していますが、その差は一目瞭然!
出典:@Press
一番右の画像がMサイズの上にLサイズを着用したものですが、明らかに暖かい部分の面積が広くなっていますよね。これだけ暖かくなるのなら、重ね着用にワンサイズ大きいヒートテックを買うのもありかも!
ちなみに、同じサイズを2枚重ねするとかえって隙間がなくなり、空気の層をつぶして保温力が低下してしまうので要注意。その日の寒さによって、ヒートテック1枚、極暖ヒートテック1枚、ヒートテック2枚重ねと使い分けするといいですね♪
ヒートテックとの組み合わせはスウェットまたはフリースがおすすめ!
ヒートテックの上に重ねる服の選び方次第でも、ヒートテックの効果をより高めることができます。
上に着るトップスはズバリ、暖かい空気を溜めておくことができる『スウェット』や『フリース』がおすすめ。アウターも暖かい空気を逃がさないように、風を通しにくい素材を選ぶと良いでしょう。
一方、ヒートテックとの相性が良くないのが『ウール』や『ナイロン』などの素材。
温かい空気を溜める働きはあるものの、ヒートテックの上に着るとバチバチと静電気が発生しやすいので、シャツなどを間に挟む工夫や、静電気防止スプレーを活用するのがおすすめです。
国民的インナーといっても過言ではないヒートテック。より効果的な着方を実践して、まだまだ続く寒い冬を暖かく過ごしちゃいましょう!
TOP PHOTO/Alena Ozerova/shutterstock
参照/
株式会社マエダ商事「ヒートテック着用マニュアル」
@Press「みんなのヒートテック大調査 1人当たり約5枚持ってるヒートテックの意外な活用法とは ファッションアドバイザーおすすめのスタイリングも紹介」
@Press「ヒートテックの効果的な重ね着の仕方を検証 正しい着方”ヒートテクニック”を紹介」
mamaPRESS編集部
mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...
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