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2016.04.23

知ってる?子どもの日に飾るこいのぼりと兜の由来

知ってる?子どもの日に飾るこいのぼりと兜の由来

5月5日は子どもの日。こいのぼりをイメージする方は多いのではないでしょうか? でも、『端午の節句』という単語からは兜(かぶと)飾りや五月人形も思い浮かびますよね。

こいのぼりや兜の、その由来や飾り方についてきちんと理解している人は案外少ないのかもしれません。そこで子どもの日に向けて、正しい知識を知っておきましょう!

こいのぼりの由来

鯉は魚の中でも生命力のとても強い生き物で、清流に限らず池や沼でも生息できます。中国の黄河の上流に竜門という激流が連なる滝があり、ある一匹の鯉がその激しい流れに逆らいながら滝を登り切り、やがて竜になり天へ昇っていったという伝説が残っています。(これが『登竜門』という言葉の由来とされています。)

この話から、鯉はとても縁起の良い生き物とされており、“子どもが人生の中で遭遇するあらゆる困難や逆境にも逆らって乗り越えられますように”という願いを込めて鯉のぼりが飾られるようになったと言われています。

また、もともと日本には将軍や武家に男の子が生まれると家紋の付いた旗やのぼりを立ててお祝いをするという習慣がありました。これを庶民が習い、立身出世を願ってこいのぼりとして取り入れるようになり、端午の節句にはこいのぼりを飾る習慣となったそうです。

五月人形・兜飾りの由来

兜というと戦国時代など戦いのイメージがありますが、本来は武将の命を守る大切なものといった意味合いを持っています。このことから、男の子が生まれると“病気や事故などから命を守ってくれますように”という願いを込めて兜飾りを飾るようになったのです。

また、兜飾りの他にも愛らしい金太郎人形や桃太郎人形などを贈る風習もあります。これらは本来、母方の実家から贈られるものですが、最近では両家で折半したり両親が自分で用意したりと形にとらわれないパターンも増えているようです。

住宅環境に合わせた選び方を

昔は大きなこいのぼりをよく見かけましたが、今はマンションやアパートでも飾りやすいコンパクトサイズのものが主流になっています。中にはリビングなどに飾ることができる室内用こいのぼりも。

兜飾りに関しても、現代の住宅環境は床の間がなかったり、昔の家と比べて狭かったりと、大きなものを贈られても飾れない場合も多いので、ケース入りの小さめサイズが一般的になっています。また、兜飾りは本来は鎧(よろい)とセットなのですが、今では兜のみの飾りが大部分で全身タイプはほとんど見かけなくなりました。時代の流れに合わせて、少しずつ変化しているようですね。

日本古来から伝わる風習はいつまでも大切に受け継ぎたいものですよね。ちなみに節句の飾りつけは4月中旬頃までに済ませるのが正解です。初節句を迎える家庭はもちろん、しばらく飾るのがおっくうになっていたという方も、今年は子どもと一緒に準備してみませんか?

PHOTO/ reggiepen
参照/ キッズgoo「どうして鯉のぼりを飾るの?鯉のぼりの由来」
一般社団法人日本人形協会「節句人形とは」

mamaPRESS編集部

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