2016.04.05
見た目はこわいけど泣ける!『小学生のボクは鬼のようなお母さんにナスビを売らされました。』
人気リアルドキュメント番組『奇跡体験 アンビリバボー』で放送され話題となった、『小学生のボクは鬼のようなお母さんにナスビを売らされました。』という絵本を知っていますか? 絵本でありながらホラータッチな挿絵、シビアなストーリー。しかし、その絵本を読んだ多くのママが涙してしまうんだとか。なぜ話題となったのでしょうか?
感動のリアルストーリーとは
主人公はの実家はナスビ農家をしており、裕福とはかけ離れた生活の日々。母親はしつけに厳しく、怒ると鬼のようで、怒った挙句に納屋に主人公を閉じ込めてしまうほど。
そんなある日、商品にならなかったできの悪いナスビを主人公に団地へ売りに行かせます。簡単に売れるわけもなく、帰ると鬼のような母親に烈火のごとく怒られました。その後も連日ナスビを売りにいかされ、怒られるのが怖く必死になって声を出すと、売れるようになってきました。
しかしある日母親は倒れ、4年の闘病生活の末に病死してしまいます。
ナスビを売らされた当時のことを父親に聞くと、母親は自分の体調からそう長くはないことを悟っていたんだとか。そんな中、息子に自分で生きていく術を教えたいと、心を鬼にしてナスビ売りをさせていたのだそう…。主人公がナスビを売っている最中、母親は始終車の中で泣いていたそうです。
視聴者のリアルボイス
ナスビを売らされた少年の話。凄いなと思ったのは、子どもが自分の辛い経験を行わせたことに対して、「僕のためやった」と自分から答えを得るところ。「お前のためやってんぞ」と外野が言う前に、自分から振り返るところが、この子どもが強く育った証だと感じる。
— 蓬莱よ松 (@toko_yo_suga) 2016, 1月 21
母親は子どものためと思って怒っていても、それに気がつくのはずっと先のこと。それでも本人が気づいてくれるのが一番ですね。
ナスビを売らされた少年。病魔に冒されていた自分の寿命を察し、逞しく生きていけるように敢えて息子を厳しく指導した母の想い。次もその次も行くけんね、と話していた授業参観。本当は涙を必死に堪えてたんだろうなぁ。 #アンビリーバボー
— 馬なり男爵 (@MSpecialweek) 2016, 1月 21
母親に感情を寄せてしまうと、涙なしでは読むことができません。どんな気持ちで毎日を過ごしていたのかと考えるだけで、涙が溢れそうになってしまいますね。
ナスビを売らされた少年のお母さんて、やってることは一見虐待に見えるかもしれないけど、違うのは愛情があるかないかなんだろうな。厳しさがプラスになってるというか。
— のぶくろ (@kamio_haru) 2016, 1月 21
一見、虐待のように見えるかもしれませんが、母親が自分の道を切り開いていってもらうために厳しくすることとは別。母親が真剣に子どもに向き合い、また子どもの将来を思ってやった結果というところに、また涙が溢れそうになってきます。
作者からのメッセージ
こちらのモデルとなっている作者の原田剛さんは、現在は地元の徳島県で育児雑誌を発刊・出版されています。その中で、子どもを叱れないママが意外と多いことを知ったそうです。
原田さんは自身の体験をもとに、本当に愛情を持って接するということがどういうことかを知ってほしいと話しています。真の愛情をもって子どもの将来や今後を考える延長線上に、しつけはあるのかもしれませんね。
子どもを大事に思うがゆえに、しつけや日々のちょっとしたことでも悩んでしまうママも多いでしょう。そんなとき、初心にかえることのできる一冊です。この本を読んで今一度考えをシンプルにし、愛情いっぱいに子育てを楽しんでみてはいかがでしょうか?
参考:/
奇跡体験 アンビリバボー「読者が涙する絵本★ナスビを売らされた少年」
JCASTトレンド「絵もタイトルも怖すぎ…小2も号泣する衝撃絵本『鬼ナス』が″深イイ″と話題」
mamaPRESS編集部
mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...
詳しくはこちら