2017.06.08
フッ素が多すぎも少なすぎもNG!乳幼児の歯磨き粉の選び方
子どもが口に入れるものは慎重にえらびたいもの。歯磨き粉だってそのひとつですよね。でも、ドラッグストアには乳幼児用の歯磨き粉がたくさん…。
どれにしようか迷ったら、“フッ素”を基準に選んでみましょう。
歯磨き粉が使える目安はうがいができるようになってから
子どもの歯磨きがしっかり必要になってくるのは“上下の前歯4本が生えそろう頃”、1歳くらいが目安とされています。この頃になると虫歯のリスクも増えてくるのでしっかりと歯磨き習慣をつけましょう。
歯磨き粉はうがいができるようになってから使うことができますが、小さいうちは必ず使ったほうが良いということではありません。
本格的に使い始めるのは奥歯の永久歯が生える6歳頃。子どもの柔らかい歯に使うものなので、研磨剤が入っていないジェルタイプがおすすめです。
少なすぎても多すぎてもNG!フッ素の配合量にも注目
市販の歯磨き粉を使うときに気を付けておきたいのが“フッ素の配合量”。虫歯予防の効果もあって、万が一飲み込んでしまっても安全なフッ素濃度“500ppm”。使用量は子ども用歯ブラシの3分の1ほどが目安といわれています。
ぶくぶくうがいがしっかりできる子どもの場合には濃度が“900ppm”の歯磨き粉でOK。使用量は歯ブラシの3分の2ほどです。
500ppmの歯磨き粉の商品を紹介!
ぶくぶくうがいがまだ上手にできなくても大丈夫なフッ素配合量500ppmの歯磨き粉をいくつかご紹介しましょう。
ライオン こどもハミガキ (アンパンマン)
出典:楽天市場
みんな大好きなアンパンマンの歯磨き粉です。イチゴ味でおいしく感じますが、飲み込まずに吐き出すように教えることが大事です。
ピジョン ジェル状歯みがき ぷちキッズ
出典:Amazon
歯にもやさしいジェルタイプ。キシリトールの自然な甘さが特徴です。
ぶくぶくが上手になったら900~1,000ppmの歯磨き粉を
クリニカkids ハミガキ
出典:クリニカ
薬用成分が『歯垢(プラーク)』そのものを分解・除去。すっきりとした磨き心地です。
ライオン キリシデントライオン
出典:Amazon
ソフトペーストタイプだから、口の中にしっかり広がりますよ!
年齢別歯磨き粉の選び方とケアの方法
それぞれの年齢によって歯磨き粉の選び方とケアの仕方が異なりますのでぜひ覚えておいてくださいね。
- 1歳…フォームまたはジェル状歯磨き粉、寝かせ保護者
- 2~3歳…フォームまたはジェル状歯磨き粉、練習磨き+寝かせ保護者磨き
- 4~5歳…ペースト状歯磨き粉と年2回のフッ素塗布、練習磨き+立たせ保護者磨き
- 6~11歳…ペーストフッ化物洗口と年2回のフッ素塗布、練習磨き+立たせ保護者磨きから徐々に自立磨きへ
一人でできるようになっても最初のうちは保護者がしっかり仕上げ磨きをしてあげて、徐々に自分でもきちんと歯磨きができるように練習していくことが大切ですね。
虫歯予防にはしっかり丁寧に歯ブラシで磨くことが最も重要です。そして虫歯予防効果を更に高めるために補助的役割として使うのが歯磨き粉というように使いましょう。
使用するときには年齢別に適したものを適量ずつ使うように気を付けてあげてくださいね。
PHOTO/Vitalinka/shutterstock
参照/
クレプラ「赤ちゃんの歯磨き完全マニュアル完全マニュアル!1日3分でOK!正しい歯磨き法と嫌がられない6つの方法」
白河みなみクリニック「はははの話」~フッ素入り歯磨き材(市販)の選び方と使い方~
歯科+「子どもの歯磨き粉を上手に選ぶコツ&オススメ歯みがき粉3選」
近藤歯科クリニック「小児の歯磨き」
mamaPRESS編集部
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