2018.09.25
妊娠初期の食生活が子どもの喘息予防に!積極的に摂るべき野菜とは?
先日、興味深い研究結果が発表されました。それは“妊娠初期に野菜を多く食べると子どもの喘息の発症率を低下させる可能性がある”というもの。
これから赤ちゃんがほしいと思っている方や、妊娠が判明して間もないママは必見ですよ!
妊娠中の食生活で子どもの喘息を予防できる!?
この研究を行ったのは、国立成育医療研究センター。対象となる511人の妊婦に対して、妊娠初期の野菜摂取量で5つの群に分け、さらに野菜の種類に関しても5つの群に分けて、その後生まれた子どもの喘息の発症率との関連性を調査しました。
すると、野菜の総摂取量が多いほど、子どもの喘息発症率も低いという結果になったそう。
ちなみに野菜の種類でいうと、ブロッコリーや白菜など“アブラナ科”の野菜と、レタスやほうれん草など“葉野菜”の野菜に関しては特に効果が高く、もっとも多くこれらの野菜を食べたグループの子どもは、もっとも少なく食べたグループの子どもより、5割以上も発症率が軽減していました。
ちなみに、妊娠中~後期に関しては摂取量と喘息発症率の関連性は見られなかったそうです。
つわり期でも食べやすい!野菜も摂れて簡単に作れるオススメレシピ
葉野菜やアブラナ科の野菜を積極的に摂るべきなのはわかったけど、例えばどんな料理があるの? そこで、食欲のない“つわり期”なども食べやすそうなレシピをご紹介します。
ホウレンソウとわかめのサラダ
出典:楽天レシピ@にゃじママ
ほうれん草を茹でたあとに戻したワカメと混ぜ、ポン酢とショウガで味つけするだけ! 最後にジャコとゴマを上からかければ完成です。
さっぱりとした味つけなので、食欲がないときでも食べやすそうですね。簡単に作れるのも◎。葉野菜であるほうれん草の栄養をしっかり摂ることができますよ。
詳しいレシピはこちら
白菜ともやしのサラダ
白菜ともやしは電子レンジで温めておきます。あとは、ゴマドレッシング、かつおだし、昆布茶、ゴマ大さじ1を混ぜて作ったタレで味つけをして完成!
電子レンジを使った簡単レシピで、アブラナ科の白菜がたっぷり食べられますよ。
詳しいレシピはこちら
ブロッコリーのポタージュ
出典:楽天レシピ@ハミョ
茹でたブロッコリーを適当な大きさに切って、水といっしょにミキサーに入れて混ぜます。それを鍋に移し、牛乳とコンソメで味つけすれば完成!
栄養たっぷりで心も体もあったまりそうなポタージュ。アブラナ科のブロッコリーをスープで楽しむことができます。
詳しいレシピはこちら
実は、筆者の子どもたちも喘息の症状で悩まされています。夜間のせき込みや息苦しそうな様子は親としてもツラいもの…。もしも自分が妊娠中にこの研究結果が出ていたらな…と正直思いました。
バランスを考えながら体によいとされているものを食べることって、やっぱりとても大切なんですね。
これから赤ちゃんがほしいと思っている方は、頭の片隅に置いておいてくださいね。
TOP PHOTO/JPC-PROD/shutterstock
参照/
保健指導リソースガイド「妊娠初期に野菜を食べると児の喘息を軽減できる 予防効果の高い野菜は?」
ヨミドクター「子のぜんそくを妊婦防げる? 野菜しっかりでリスク低下…国立成育医療研究センター」
朝日新聞デジタル「妊娠初期に野菜多めに摂取、子のぜんそく発症率4割低く」
国立成育医療研究センター「妊娠初期の野菜摂取[葉野菜(レタス,ほうれんそうなど)・アブラナ科野菜(ブロッコリー,カリフラワーなど)]が児の2歳時点における喘息症状の発症率軽減に寄与する可能性」
mamaPRESS編集部
mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...
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