わさびつき唐揚げで保育士が暴行！ストレスが原因？

保育所、託児所選びはママにとっても、子どもにとっても大事なことですが、またママたちを不安にさせる信じられない事件がありました。

去年の9月、東京都北区にある無認可の託児所で28歳の女性の保育士が、4歳の男の子にわさびをつけた唐揚げを無理やり食べさせた疑いが持たれています。

この保育士は、６歳の男の子にも口や目に粘着テープを貼って、いきなりはがすなどの暴行を加えた罪で、今年の1月に逮捕されていました。

泣きながら嫌がる男の子に対し、遊び半分でやったと容疑を認めているそうですが、なぜこんな保育士が働いていたの？と疑問が湧いてきます。

託児所はまともな保育士を雇って、しっかり見張って、暴行が起こらないようにちゃんとして！ と言いたくもなりますが、実は問題はそう簡単でもないよう。

監視カメラだけじゃ守れない！子どもの安全

事件が起きた北区の託児所では、親がいつでも子どもの様子を見られるリアルタイム・ムービーを設置しているそうですが、今回のような暴行が起こっています。
ムービーがついているからと、安心はできないのです。

この事件が起こった託児所がどういう職場環境か不明ですが、人手不足で無理なシフトを組んでいたりすると、保育士も疲れがたまります。そんな大変でブラックな職場からは普通の保育士は逃げ出してしまうので、残って働いている保育士は、とてもがんばる人か、他では働けないダメな人、という極端な状況になりがち。

託児所を探している方は、保育士が疲れている、イライラしている、託児所が散らかっている、汚れているなどのおかしいサインがないか確認してみてください。

もし、気になる点があったら、先輩ママに聞いてみる、近所の評判を聞いてみるなど、子どもを預ける前の対策も必要かもしれません。

保育士だけの問題じゃないかも！

とはいえ、そもそも待機児童が多い都心部では、他に預かってくれる託児所がない、などの問題があるのも事実。

保育士の給与は全産業平均より10万円ほど低いとも言われていて、保育士は決して良い待遇ではありません。
わが子がかわいいからって無理な要求を言って、保育士を疲れさせてしまったり、神経質になり過ぎて四六時中監視をすると、保育士のストレスがたまってしまいます。
そんなブラックな職場で働きたい人っていますか？
普通の人は、もっと良い職場に移っていきますよね。

今回の事件は、保育士自身に問題があったかもしれませんが、同じように待遇が悪い介護士が老人を暴行する事件も発生しています。
ブラックな職場では子どもやお年寄りなど自分より立場の弱い人に暴行して、日頃のストレスを発散させる人が現れるようです。

行政などの力で保育士の待遇を改善して欲しいですが、現実的には今すぐというわけにはいきません。

保育士への何気ない心遣いや、ママ同士のコミュニケーション、子どもとのコミュニケーションが、事件を防ぎ、子どもが不安なく笑顔で過ごせる環境づくりなのかもしれませんね。

参照／ Yahoo!ニュース　わさびつき唐揚げ幼児に食べさせた疑い、保育士を再逮捕(TBS系（JNN）)