2019.03.16
『パンケーキ』と『ホットケーキ』って何が違うの?【違い検証シリーズvol.01】
ミキサーとブレンダーの違いって? 首都圏と関東地方って同じじゃないの!? 私たちの身のまわりには知っているようで、よくよく考えてみるとイマイチ違いが分からない…なんてモノが多いんです。
そんな似ているようで実は異なる両者を比べてみるこちらの企画。第1回目は、ママも子どもも大好きな『ホットケーキ』と『パンケーキ』について比較してみます。
ホットケーキはパンケーキの一種!?
数年前に爆発的なブームを巻き起こし、ここ最近はご褒美スイーツとしてすっかり定着した『パンケーキ』。きつね色にふんわり焼けた生地を思い浮かべると幸せな気持ちになりますよね。
でもちょっと待ってください! ママたちが子どものころって、あのおやつのことを『ホットケーキ』って呼んでいませんでしたか?
昔懐かしい“ホットケーキ”とオシャレ感のある“パンケーキ”…これって別物?それとも同じもの?
goo国語辞書によると、以下のように定義づけられていました。
パンケーキ
小麦粉に卵・牛乳などを加えて平たく焼いたケーキ
ホットケーキ
小麦粉にベーキングパウダー・卵・牛乳・砂糖などを加え、鉄板で丸く平たく焼いた洋菓子。バターやシロップを塗って食べる
出典:Goo辞書
うーん…ますます分かりにくいですね!
ですが、辞書の解説をよーく比べてみると、少し違いが分かります。パンケーキは“小麦粉・卵・牛乳などから作られる”というシンプルな説明ですが、ホットケーキはそれに加えて“バターやシロップを塗って食べる”という文言つき。
つまり、パンケーキは材料を混ぜ合わせて焼いたあの丸い洋菓子全般を指し、その中でも、バターやシロップを塗って食べる甘いおやつのほうはホットケーキと呼んでいるのです。厳密にいうと、“ホットケーキはパンケーキの一種”なんですね。
確かにパンケーキには、ベーコンや卵を沿えたおかず系もホイップクリームを沿えた甘いスイーツ系も存在しますが、ホットケーキは甘い味限定ですよね。広い意味で使われているのはどうやらパンケーキのようです。
実際の解釈は企業や店によってまちまち
PHOTO/Foodio/Shutterstock
ただし、日本では『ホットケーキ』という言葉が浸透していたところに、近年になって『パンケーキ』が大流行。いわば、時間差で似たような意味の外来語(*ただしホットケーキは和製英語という説もある)が流入してきたのです。
そのため、両者の違いにつていてはまだまだ浸透しておらず、企業やお店によって解釈が異なるのだとか。
製菓業界大手の森永製菓は、“ホットケーキは厚みのあるスイーツ系”、“パンケーキは食事系”という見解をしているようです。
同社から販売されているパンケーキミックス『お食事パンケーキ』は砂糖不使用、一方、『森永ホットケーキミックス』については砂糖入りとなっています。
結局のところ、“ホットケーキはパンケーキの一種”と一応定義できるものの、昔ながらの喫茶店に出てくるような甘いおやつを『ホットケーキ』、最近流行したのが『パンケーキ』という、なんとなくのイメージで両者の違いが成立しているようです。
優しい味わいのホットケーキにバラエティ豊かなパンケーキ、どちらも食べられる日本人は贅沢なのかも!? 子どもに言葉の違いを聞かれたら、ぜひ答えてあげてくださいね♪
TOP PHOTO/Brent Hofacker/Shutterstock
参照/
macaroni「なるほどそこか…!「パンケーキとホットケーキ」の違い、知ってた?」
マイナビニュース「「パンケーキ」と「ホットケーキ」、何が違うの?」
mamaPRESS編集部
mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...
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