食事中に子どもがトイレに行きたがるのはなぜ？

食事を始めると毎回のように「トイレ（排便）に行きたい」という子ども。ママもゆっくり食事を取ることができずに「またか…」とストレスに感じることも…。

子どもってなんて食事中にトイレに行きたがるのでしょう？　その原因について調べてみました。

原因は『胃－結腸反射』だった！

実はこの“食事中に子どもがトイレに行きたがる”原因は『胃－結腸反射』といわれるものです。大腸には便を溜めてから排出するという働きがありますが、その便意のきっかけを作っているのが『胃－結腸反射』です。

食べ物が胃に入ってくると胃が膨らんで動き始めます。するとその動きが刺激となって、大腸も動き始め便が肛門へと移動して直腸に達すると便意を感じるようになるのです。食事をするとトイレに行きたくなる原因はここにあったんですね。

食事中にトイレに行くのはマナー違反？

筆者が小学校のときには食事中にトイレに行かないように、必ず給食前に行くように言われていました。他の方は食事中のトイレに行くというのはどのように捉えているのでしょうか？

• たまに体調が悪くてというなら仕方がないが、日常的にとなると躾に問題がある
• 食事中に席を外すこと自体がマナー違反だが、それが用便ともなると尚更良くない
• 食事中にトイレに行くということは、トイレ＝不浄なものを連想させてしまう

Yahoo！知恵袋「食事中にトイレはマナー違反ですか？」より

といった感じに、食事中のトイレはマナー違反と捉える人も多いようです。

我慢させないのが大事！便秘の原因となってしまうことも…

ただし、『胃－結腸反射』が起きたタイミングで我慢してしまうとそのうちに便意がなくなってしまい、便秘を引き起こしてしまうことも考えられるのです。

トイレに行きたい！というタイミングで我慢させずに行かせてあげることも体にとっては大切なんですね。

大人になるとマナーを重視すべき場合も多いですが、小さい子どもの場合にはトイレに行きたいという体を優先させてあげるのが良いのかもしれません。

生理現象のひとつと考えれば仕方ない！と思って、ママも大らかに考えてあげるのが良さそうですね。

PHOTO／Dotshock／shutterstock
参照／ 町医者の「家庭の医学」（みやけ内科・循環器科）「よく見られる大人の病気・症状」