2014.12.02
最後の授乳…上手に『断乳』を成功させる方法
母乳育児をしているママにとって、子どもが自然におっぱいを卒業してくれる『卒乳』がベスト。でも、仕事復帰するから、二人目が欲しいから…さまざまな理由で『断乳』に踏み切るケースは少なくないですよね。
先輩ママに聞くと、とにかく泣かれてツラかった、おっぱいがカチカチで悲鳴を上げた!なんて声も。親も子も、なるべくツラくない『断乳』のコツはなんでしょうか?
断乳する日に向けて言い聞かせは必ずやる!
まずは、断乳する日を決定することからスタート。実家に帰省する日やパパが連休の日があれば、決行のチャンス! 一晩中泣き叫ばれても対応できるよう、応援部隊がいると心強いですね。
断乳日を決めたら、その日に向けてできれば1ヶ月前から、遅くとも2週間前から、子どもに言い聞かせをすること。これが一番大切!
まだおしゃべりができなくても、赤ちゃんはちゃんと言葉を理解しているものです。「○日でおっぱいバイバイね。」「あと○日だね。それまでたくさんおっぱい飲んでね。」などと一日一回、語りかけるように。
ただし、あまりしつこく言いすぎると逆効果なので、気をつけて! カレンダーの断乳日に○をつけて、数字を見せながら言い聞かせするのも手です。
いざ、断乳決行!お別れの儀式はしっかりと
断乳当日。最後の授乳は、赤ちゃんが思う存分飲み、自分から口を離すまで、時間をかけてしっかりと。
ラスト授乳が終わったら、「今までおっぱいを飲んでくれてありがとう。これでおっぱいバイバイね。これからも○○ちゃんが大好きだからね。」などと感謝の気持ちを伝えると、後悔なく断乳に踏み切れます。
なお、母子共に体調が良いときに行うことが大前提! 体調不良のときは、断乳を延期してくださいね。
とにかくたくさん遊ばせて疲れさせるが勝ち!
日中は、とにかく一緒に遊んであげて、疲れさせること! 気分を変えるためにお散歩に出たり、お友達の家で遊んだり。新しいおもちゃを買っておくのもいいですね!
おっぱいを欲しがったら、「もうバイバイしたよね。おっぱいナイナイよ~」と言い聞かせましょう。
ちなみに筆者は、乳房にアンパンマンとウサギの絵を描き、乳首に絆創膏を貼りました。今までと違うおっぱいを見て、ビックリすると同時に、もう飲めないんだと理解したようです。
【断乳中の注意点】
◆水分補給はマメにしっかりと!
これまで母乳で水分を摂っていた分、お茶などで補ってあげましょう。
◆どんなに泣いても、揺るがない決意で臨んで!
赤ちゃんはママを試しています! ここで授乳してしまうと、泣けばまたおっぱいが貰えるんだと学習し、次に断乳にトライするのが難しくなります!
◆今まで以上にスキンシップを!
おっぱいはあげられなくなったけど、大好きだよ!と伝えることで、子どもの心が満たされます。
断乳直後は激痛!おっぱいケアは入念に
断乳すると、とにかくおっぱいがカチカチに張って、少し触れただけで激痛が! 抱っこをするものしんどいくらい! そんなときは、保冷剤で乳房をしっかり冷やすと痛みが和らぎますよ。
断乳当日は、湯船に浸かるのは避けたほうがベター。(体が温まると、血流が良くなり余計に張ってきます。)ツラくなってきたら、一日一回スッキリするくらいまで搾ります。
断乳開始から4日目あたりで、できれば産院の母乳外来などを訪れ、しっかり搾ってもらうといいですね。その後、3日後、1週間後、2週間後…と絞る間隔を徐々に空けていきます。しばらくは、高カロリーの食事は控えましょう。
いかがでしたか? 断乳は、親子共に試練であり、乗り越えたあとはさらに絆が強まります。成長の一過程として、楽しく断乳できるといいですね! ちなみに、断乳後のママの食事の量には気をつけて。今までどおり食べていると、大変なことになりますよ!
写真/Pink Sherbet Photography
参照/おっぱいいくじはたのしいよ「断乳・卒乳について」
水谷 花楓
東京の出版社で雑誌広告営業を7年間、その後、結婚して大阪に移転、リフレクソロジーの資格取得、受付嬢、社長秘書とやりたかった職種はすべてクリア!現在は、パンダで有名な和...
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