ママ必見★子どもにNGな食べ物とその理由はコレ!!
栄養士の先生がママプレス読者に伝授!
意外と知らなかった、
要注意の食べ物とその理由!!
一昔前は「離乳食は果汁から」だったのに、今は「まず10倍粥」など、時代によって、少しづつ常識が変わるのが乳幼児の食情報。
いろんな情報に振り回された経験のあるママも少なくないと思います。そこでmamaPRESSは保育園に勤務する現役栄養士の先生にお話を伺い、最新の乳幼児食情報を聞いてきました!
今回、お話を頂いたのは関東を中心に保育園の運営を行っている『グローバルキッズ』の栄養士の先生!
(▲写真左・高橋 景子先生、右・御代田 有季乃先生)
まず、なぜ乳幼児(0~3歳くらい)の子どもは、食べるものに注意を払わないといけないのかというと、【消化酵素がまだ発達していないから、大人のように上手に消化できない】からなんだそうです。
それを踏まえて、いろいろある中でも特に注意すべき一般的な食材はコチラ!!▼
・こんにゃく ・大豆 ・白玉
・ミニトマト ・キャンディチーズ
(※理由→喉や器官に入ると、気管支炎になったり、呼吸不全により窒息してしまう可能性もあるから気を付けて!)
(※誤えん…誤嚥。本来、食道に入るはずのものが誤って気官内に入ってしまうこと)
・卵 ・牛乳 ・小麦 ・大豆食品 ・ピーナッツ ・そば ・甲殻類 ・魚貝類 ・キウイなど酵素の強い果物
(※理由→1歳になるまではアレルギー検査をしたとしても、正確な数値は出ないので、大事をとって上記の食材は控えよう!)
その他、ダメだと言われる代表的な食べ物について、いくつか回答をいただきました♪
Q.よく生ものはダメだと言われていますが、何歳からならOKでしょうか?
A.「生ものは細菌感染の恐れがあるので、小さい子には控えたほうが良いです。まずは加熱したものを食べさせてください。ご家庭の判断にもよりますが、3歳頃の幼児食から少しづつ食事に取り入れて様子を見ることがオススメです」
Q.離乳食から幼児食への移行で気をつける点はありますか?
A. 「幼児期はまだまだ味の薄いものにしたほうが良いですね。あと、大人向けのカレーなどは甘口であっても刺激が強いのでなるべく控えて。魚もサバなどの青魚 より、タラやまぐろなどの白魚、赤魚が低刺激です。食材は1cmを目安にカットして出すと、子どもが食べやすいですよ★」
Q.チョコレートみたいな甘いお菓子は何歳から大丈夫なんですか?
A.「チョコなどは脂肪分が多く、またスナック菓子も油分が多いので幼児期にはあげないほうが無難だと思います。肥満細胞が増えると、大人になっても痩せにくい体質になります!」
Q.他に子どもの食事のことで相談したいときは、どこに聞けばいいですか?
A.「保育園に通っていたら、園の栄養士や調理士の先生が答えてくれますよ! あとは保健センターや、疑問点をまとめておいて定期検診で聞くのも良いと思います。皆さん、快く答えてくれますよ」
御代田先生、高橋先生、共にとても親身に答えてくださいました!
そして、保育園で実際に子どもたちが食べている給食がコチラ▼
【☆0歳児用☆】
(▲パン、ほうれん草のスープ、カレイのくず煮、粉ふきいも、カットいちご)
【☆1歳児〜☆】
(▲レーズンバターロール、ほうれん草のスープ、カレイのムニエルきのこソース、粉ふきいも、いちご)
0歳児には特に、食材のサイズに注意を払っているのが分かります。量は意外と大差ないのですね。
子どもの食事はいろんなことに気を配る必要があるけど、親の手料理は子どもの成長に欠かせないもの。「面倒だな〜」と思う日があっても、きっと手をかけた分だけ、良い子に育ち、ママに親孝行してくれるようになるでしょう。それがママ業の醍醐味ですよね♥
【取材協力】東京都認可保育所『グローバルキッズ荏原町駅前保育園』
(取材・文 かけはた絵理)