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夫婦

2013.04.15

〝ママの里帰り出産〟に対するパパの本音暴露!!

〝ママの里帰り出産〟に対するパパの本音暴露!!

“里帰り出産”を成功に導くその秘訣を大公開しちゃいます♪

赤ちゃん妊娠っ! 幸せいっぱいのママですが、はたと気付くのは出産場所をどうするか。里帰り出産したいけれど、パパだけひとり残していくのも心配…、という方、多いのではないでしょうか?

そこでmamaPRESSでは!

パパ目線も踏まえた
“里帰り出産”を大調査!
 


お話を伺ったのは、第一線でご活躍されている産婦人科医の田口彰則先生。里帰りに関する素朴な疑問からママのお悩みまで、ズバッと解決していただきました!


今回の気になるポイントはこちら!

実家で産む“メリット・デメリット”

パパの本音は『親の自覚が持てない』

里帰りしても、パパとコミュニケーションさえ取れてればうまくいく!

Q.里帰り出産とは?

―里帰り出産の期間―

「ママが実家に帰省して出産に望むこと。期間は、妊娠34~36週ごろ~産後1ヶ月の2ヶ月半ほどでしょうか。


これならば、帰省中に陣痛が始まる可能性も少ないですし、出産を受け入れる病院も、産む前に1ヶ月ほど赤ちゃんとママを診ることができます。ただし、里帰りする病院によっては里帰り前の健診が何回かある場合もありますから、帰省前に確認を取っておいたほうがいいでしょう。

また、“産後1ヶ月”は、ママの体の妊娠・出産の影響がとれる頃。産婦人科による1ヶ月健診で何の問題もなければ、普通の生活に戻れます。ですから、産後1ヶ月を目安にされてはどうでしょうか」

―里帰り出産の注意点―

「妊娠が分かった時点で、遅くとも妊娠12週までに里帰り出産をするかどうか。パパ、ご実家含めて話し合っていた方がいいと思います。病院によっては里帰り出産を受け入れてくれない、早めに出産予約が必要になってくることもありますからね。早めの行動が重要です」

Q.里帰り出産のメリット・デメリットは?

―メリット―

①先輩ママである実母がそばにいる

②育児に関わる人手が増えての負担が減る

「①ですが、特に出産が初めてのママだと、育児の不安も大きい。そんなときに、子育ての大先輩である母親がそばにいてくれるということは、ママの安心に繋がるのではないでしょうか。

②は、産後、ママは赤ちゃんのお世話で大忙し。その中で、家事を代わってくれる母親が身近にいれば、大幅に負担を減らせます。特に上のお子さんがいる、となれば、ますます人手が必要! 何より、自分のふるさとでの出産はママの安心感に繋がるのかもしれませんね」

―デメリット―


①長期間パパと離れることで、父性の育みに影響が出る可能性がある

②妊娠中と分娩の病院が変わってしまう

「①の理由として、多くの男性は、生まれた赤ちゃんに会うまで父親の自覚を持ちづらい、という研究報告もあります。父性を育んでほしい、積極的に育児に関わってもらいたいというママの希望があれば、パパも赤ちゃんとの生活にできるだけ早く加わる必要があると思います。

②ですが、病院が変わる=医療方針が変わることも。それによって不安を感じることがあるかもしれませんから、あらかじめママも心得ていた方がいいでしょう。

海外ではママが里帰り出産を選択しないこともあるようですが、ご主人の協力が得られやすい、また産後のバックアップ体制が整っているなど、各国のお国柄や医療事情の違いがあるからかもしれませんね」

Q.〝父親の自覚をなかなか持てない〟というパパへの対処は?また、そう思わせない予防法は?

―パパへの対処―

パパが、ママのお腹の中で育まれていく赤ちゃんの様子を一緒に共有すること。

「自治体によっては、妊娠・出産後のママの様子や身体の変化を記した“父子健康手帳”を発行していたり、書店でも、パパ向けの妊娠関連本などを購入できますから、そういったものを利用するのもいいですね」

―予防法―

パパと一緒に妊婦健診に行き、密にコミュニケーションを取ること。

「回を重ねるごとに成長する赤ちゃんの姿は、パパにとっても大きな喜びとなります。健診を機に、夫婦で赤ちゃんに関する会話が増えるでしょうから、親の自覚も芽生えやすいでしょう。

そして、夫婦で妊娠10ヶ月間を親になる準備期間だと捉えてはいかがでしょうか。例えば、子供が生まれれば規則正しい生活を送ることが大切。夜型生活のご夫婦も多いと思いますが、急に生活スタイルを変えることは難しいですよね。ですから、二人で少しずつ朝型生活に改善していく、などね。妊娠中から親としてできることはたくさんあるんですよ」

Q. 里帰りしている間、夫の寂しい思いがたまり自宅に戻ってすぐセックスに持ち込もうとする夫もいるようですが、それはアリ? 

A.やり方次第では、アリ。

「妊婦さんの負担にかからないように“コンドームを付ける”、“清潔にする”、“激しくしない”というルールは守ってください。ばい菌や精子が入ってしまうと早産の原因に繋がってしまいます。男性側は射精がある程度達成されると少し気分が落ち着くというのがあるので、例えばオーラルセックスだとか、手を使ってなど、スキンシップの延長線上で性生活をする必要があると思いますね」

Q.産後のセックス。いつぐらいならママの身体に負担をかけずにすむ?


A.生理が戻った後。

「ママの身体的には1ヶ月健診後、オロが少なくなれば性交渉は可能です。しかし生理が戻るまでは女性ホルモンの変化がありますから、なかなか妊娠前と同じようなセックスにはならないでしょう。例えば、性交渉の際、腟から分泌物が出ないため痛みがある、などね。

医療的対策としては、腟の潤滑油のようなものを処方することも可能です。ですが、生理が戻るまではコンドームなどを使って避妊をしてくださいね。怠っていると生理をみないまま、次の子を妊娠することもありますよ。

いずれにせよ、妻の身体の状況を夫がきちんと知った上で性交渉をすること。言いづらいかもしれませんが、こういった補助薬品を利用したり、行為の際に痛いんだ、ということをママからも伝えてくださいね」

産後も夫婦仲が円満であるように! 夫婦で新生児育児の体制を作れるように! 夫と分かり合いつつ、里帰り出産をうまく乗り切りたいですね♪

〝ママの里帰り出産〟に対するパパの本音暴露!!_1

医療法人 島田医院(さいたま市)

医療法人慈桜会 瀬戸病院(所沢市) 

※トップ画像はイメージです。企画内容とは直接関係ありません。

(取材・文/山田郁子)



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