2013.03.19
奥松島発!震災復興を願う「おのくん」知ってますか?
東日本大震災からもはや2年が経過しました。日本人としてママとして何ができるのか?ということを考えはするのですが、何をすることが最適な復興へのお手伝いなのかがわからないのも正直なところ…。それでも、被災地では今でも懸命な復興が行われています。
わたしたちママプレスが数多くの復興プロジェクトの中で注目したのが、宮城県東松島市の仮設住宅から生まれた復興を願うキャラクターの「おのくん」。愛くるしい表情がなんとも言えない“ソックモンキー”と呼ばれる、靴下に綿を詰めて作るお猿さんのぬいぐるみなんです。
そんな「おのくん」は大きさ関係なく1000円で購入できて、購入者(復興支援者)が里親になることができます。そして、おのくん公式facebookページなどで、里親たちによりmyおのくんの写真や自慢を書き込み日々アップされています。(楽しいw)
こういったプロジェクトに子どもたちと一緒に参加をすることが復興支援になり、楽しくお話をしをすることで日本中に“つながり”が広がっていくのは素敵なことだと思います。
(子どもたちが喜びそう!)
テレビ、新聞、ラジオでも話題になっているようで、生産が追いつかないほど注文が増えてきているそうです。そんな、ジワジワと人気の「おのくん」。なんと、投稿された写真を1冊にまとめた写真集が発売されるそうなんです!
全国各地で活躍しているいろんな「おのくん」が登場してきます。ぜひ、参加に加え「おのくん」に関して、写真集もチェックしてみてください。写真集の売上げの一部は、「おのくん」のエサ(材料 / 綿&靴下)となるそうです!
「おら、おのくん」2013年3月27日発売 1,470円(税込み)。ご予約はコチラから。
●おのくん情報
「おのくん」が誕生したのは2012年4月。支援者がソックモンキーを紹介してくれたことがきっかけとなり、小野駅前応急仮設住宅(宮城県東松島市)の自治会長・武田文子さんらの呼びかけで「おのくん」の制作が始まりました。制作場所でもある「小野駅前応急仮設住宅」の「小野」が名前の由来だそうです。
現在、「おのくん」を作っているのは武田さんを中心に東松島市に住む10名のお母さんたち。「みんな仕事を失い何かをしようと手探りで始めました。今では、多くの人に買ってもらえるので励みになります!」と、武田さんはおしゃっていて、みなさんで日々「おのくん」を制作されています。
新品の靴下を切り抜き、ミシンで縫った後、綿を詰め、手縫いで仕上げています。1つの「おのくん」を完成させるのに、2~3時間はかかるそうです。ひとつひとつが手作りで、靴下の柄や縫い方によって1体ごとに見た目が異なり個性的でとてもキュートなんです。
・「おのくん公式HP」
私たちママとして、日本人として、「復興」について考え続けていかなくてはなりません。どんな形でもいいと思います。忘れず、何かできる小さなことを続けていきましょう。
(mamaPRESS編集部)