2013.04.01
妻になってからの“オシャレ” これってあり?ナシ?
最新メイクも流行服もいらないよ!
“可愛くありたい”
そんなピュアな気持ちが大事♥
結婚を境に女としての立場が変わることに不安を覚えた経験はありませんか? 身軽な独身時代に比べ、家庭に入った途端、オシャレ不足になって女度が下がるのでは…、なんて考えてしまうものです。
そして実際のところ、家事や育児に追われていると、やっぱり結婚後のオシャレは気力の連続。独身時代とは違ってかけられる時間とお金に制限がある分、スピーディーで的を絞ったオシャレが必要になってきますが、妻として、どの部分に力を入れ、どの部分を見逃してよいのでしょうか?
妻になってからのオシャレの〝ありorなし〟を、ママスタイリストの森田文菜さんにお聞きしてみました!
Q1 服を買わなくなったのは、
妻としては「ありorなし」?
「なし!」
「結婚した、という安心感から今まで頑張っていた事をおろそかにすることは、妻として一番してはいけないこと。夫とすれ違いが生じたり、思わぬトラブルに発展する場合も…!」
ええっ、そんな大問題につながる可能性も!? では、どうしたらいいんでしょう?
「大切なことは、身なりを整えているという“清潔感”があるかないか。まずは長く愛用できる、自分に合った定番アイテムを見つけてみては? また、ファストファッションブランドは今のトレンドを把握できるので、定期的なチェックをおすすめします。自分の体型を熟知した大人だからできる、妻の着こなしを楽しんでみてください!」
トップス&スカート:nowistyle / バッグ:RICORDI / パンプス:VonBraun(以上本人私物)
Q2 ランジェリーの質がダウン!
妻としては「ありorなし」?
「なし!」
「実は私も耳が痛いランジェリー問題…(苦笑)。特に出産すると授乳に楽なカップ付きキャミソールや、着脱に楽なワイヤーなしブラジャーなどに頼りがち。卒断乳したにも関わらず下着は変わらず…というママ達は多いのではないでしょうか?」
…はずかしながら私も、某ファストブランドのカップ付きインナー万歳派です…。でも森田さん、ついつい楽チン優先になっちゃうんです…!
「機能性は大事ですが、案外、夫は妻の下着をチェックしていますよ。干してある洗濯物を見て幻滅… というやるせない事実だってあるんです。夫の為だけではなく、下着は女性を目覚めさせてくれるもので、新調すると気分もUP。そこで、毎日頑張るご褒美として、夫に好みの下着をプレゼントしてもらうのはいかがでしょう?夫婦でハッピーになれるかもしれません♪」
確かに! 下着に凝るのは、それを見る人に褒めてもらいたかったり、夢中になって欲しかったりするからですものね。ランジェリーにまつわる問題を二人で解決すれば、より仲良くなれるかも★
Q3 メイクが薄くなった…。
妻としては「ありorなし」?
「すっぴんでなければあり!」
「これもファッション同様、安心感や面倒臭いという考えから薄くするというのはNGですが、あまりに濃いメイクは、夫にも周囲の人間に不快感を与えることも」
結婚すれば冠婚葬祭ごとの親戚付き合いが増え、ママになれば園や学校などで様々なコミュニケーションが必要になりますよね。どんな年代の方にも好まれ、どんな場面にも合うメイクではないと、まさしく周りから浮いてしまうかも。
「結婚を機に、家庭を持つ事実をきちんと受け止めて、自分のメイクを見直してみるのも大切です。こちらも大切なのは“清潔感”。自分に似合うナチュラルメイクを取得して、どんなシチュエーションにも対応できる素敵な妻を目指しましょう!」
なるほど、ファッションやメイクで見た目をキープする頑張りは、自分だけではなく周りとのコミュニケーションにも直結するんですね。
ちなみに森田さん、夫に魅力的に思われる妻ファッションの特徴って、何でしょうか?
「自分に合うおしゃれをセレクトした上で、女性らしさを感じさせるかどうか、ではないでしょうか。変化に富み、TPOをわきまえることが特徴ですね」
具体的なコーディネートのポイントはありますか?
「最先端のファッションに身をつつんだり、ブランド物を手に入れたりするなど、家計に負担をかけるおしゃれである必要はないと思います。例えば、パンツスタイルでも、トップスは透け感のあるブラウスを選ぶ。
フラットシューズばかり履くのではなく、たまにはヒールを履く。特別な時には、オケージョンに応じて飛びきりドレッシーな格好をしてみる、など、いつもにプラスアルファしたおしゃれを楽しんで見ては?」
ふむふむ、普段のスタイルに1つ味付けするだけで叶うなら、すぐにでも挑戦できそうです! そして夫の次に褒めてもらいたい相手と言えば子どもですが、妻とママでファッション性は違ってくるものですか?
「違うと思います。妻ファッション=旦那さんを意識し、ふんわりとした女性らしさを取り入れる。ママファッション=子どもやママ友を意識し、コットンなどのやさしい素材で適度なトレンドを取り入れる、という感覚でしょうか」
身近な相手にだからこそ、どんな自分を見せるか決めておくとコーディネート自体も楽になる、というわけですね。それにしても、mamaPRESSでも度々話題に上りますが、ママ友への見せ方は大切ですよね。
「ママ友ウケというのは、私達にとっては重要なポイント。服や持ち物から友達作りをする人も多いため、会話のきっかけにもなるんです。自分の好きなテイストのファッションを“清潔感がある範囲で”キープすれば、ママ友の輪も広がりますよ」
チェックシャツ:H&M / スカート:カルチャーミディアム / ストール:ロンハーマン / バッグ:koube lettuce / モカシン:ミネトンカ(以上本人私物)
以上、解決をみた妻になってからのオシャレ問題。魅力的な女性として輝き続けるためには、特別なことが必要ではなく、日々の小さな気遣いこそが重要ということですね。
昔のようなフル女装備はできない代わりに、それを超える母性や愛情、安らぎを、家族と一緒に手に入れられるのが妻、そしてママとしての新しい喜び。
TPOに応じたありなしポイントを押さえ、賢い妻ファッションを楽しみたいものですね!
『妻になってからの“LOVE” これってあり?ナシ?』
『妻になってからの“LIFE” これってあり?ナシ?』
(取材・文 nino)