2017.08.07
子どもと一緒に神社巡り!『御朱印(ごしゅいん)』を集めよう
ここ数年、女性を中心に『御朱印集め』がブームです。どうやったらもらえるの? 集めてどうするの? 子どもと一緒でも楽しめる? ちょっと聞きたい『御朱印』について、御朱印集めを始めたばかりの筆者がご説明します!
『御朱印(ごしゅいん)』って?
『御朱印(ごしゅいん)』とは、お寺や神社でもらえる印章・印影のこと。元々は『納経印』と呼ばれていて、参拝者が写経をお寺に納めた際にいただく印だったものが、現在では参拝した証としてもらえるようになりました。
住職の方が参拝日と寺院名などを墨で手書きし、最後に朱印を押してもらいます。お守りや御札と同様に、本尊や御神体の分身といっても過言ではない、とてもありがたいものなんです。
御朱印のもらい方
御朱印帳を用意する
まずは、御朱印を書いてもらうための御朱印帳を手に入れましょう。お寺や神社ごとに、オリジナリティあふれる御朱印帳が販売されているのでチェックしてみてください。色や形、デザインなど多種多様です。また、文具店やAmazonなどの通販でも手に入れることが可能です。
御朱印帳を忘れた場合は半紙に書いてもらうこともできます。大切に持ち帰って、御朱印帳に貼ってくださいね。ただし、普通のメモ帳やノートに御朱印を書いてもらうことは原則NGです。
参拝をする
つい御朱印を集めることがメインになってしまいがちですが、あくまでも参拝が一番の目的。まずは心をこめて参拝をしましょう。参拝客で混雑している場合は、先に御朱印帳を預けておけるところもあるようですが、そうでない場合は参拝が優先です。このことをお忘れなく!
御朱印代を支払う
『御朱印・受付』などと書かれている場所を見つけたら、代金を支払い、御朱印をお願いしましょう。300円から500円くらいのところが多いようです。ちなみに、できればお札ではなく小銭で支払えると、お手間をとらせないのでベター。
御朱印を書いてもらっている間は、携帯や私語は慎むのがマナーです。厳かな気持ちで静かに待ちましょう。
自宅で大切に保管する
御朱印は、参拝をしていただいた神様や仏様の身代わりです。家で大切に保管しておきましょう。
御朱印のココが魅力!
御朱印は、書いた人によって筆跡が違い、印の模様も神社やお寺ごとに凝ったデザインになっていて、眺めているだけで楽しいものです。墨や朱色の濃淡もその時々によって違うので、印刷物では得られない、まさに“ご縁”が感じられます。
また御朱印帳のデザインもとっても魅力的です。筆者も以前から御朱印を集めたいと思いながらも始めるきっかけが掴めず、なかなかスタートできませんでした。
ところが、この春に京都に引っ越してきて、友人と一緒に平等院鳳凰堂に参拝に行ったところ、御朱印帳のデザインに一目惚れ! これはいいきっかけだと思い、御朱印集めをスタートさせました。
表紙を開くと、平等院の全貌が。クラシックなデザインが素敵です!
ちなみに、御朱印はこんな感じ。
ずっと眺めていても飽きない美しい書体です。なんだか心が洗われる気がします。
まだまだあります!おしゃれな御朱印帳
全国にはつい欲しくなるようなおしゃれなデザインの御朱印帳がいっぱい! 筆者が気になった御朱印帳をいくつかご紹介します。
豊川稲荷東京別院(東京)
デザインといい色合いといい、かわいすぎます! 1,500円で販売されています。
晴明神社(京都)
安倍晴明公を祀った晴明神社は、五芒星(星のマーク)が象徴的。かっこいい! 初穂料2,000円です。
▼晴明神社
普天満宮(沖縄)
沖縄ならではの紅型デザインがとってもキュート! 初穂料1,500円。
▼普天満宮
流行っているからこそ注意することも…
はじめるとハマってしまう御朱印集めですが、注意点もあります。誰でも簡単に御朱印を頂くことができますが、観光地の『記念スタンプ』とはまったく意味合いが違います。
ただたくさん集めたいからといって、参拝がおろそかになってしまっては本末転倒ですし、神様仏様にも失礼にあたります。
流行っているから…という安易な気持ちで、御朱印の行為そのものや御朱印帳を粗末に扱うことだけはやめましょう!
ともすると、子どもは退屈になってしまいがちなお寺や神社の参拝も、御朱印集めをきっかけに興味を持ってくれることがあります。親子で神社を巡りながら、歴史を重んじ、参拝をして御朱印をいただく。なんだか粋なお休みの過ごし方ですね。
ぜひ、お気に入りの御朱印帳を見つけたら、御朱印集めを始めてみてください!
TOP PHOTO/Jordy Meow/shutterstock
参照/
御朱印びと「御朱印ってそもそもなに?」
御朱印 神社メモ「御朱印とは・もらい方」
シニアライフ「御朱印を集めてみよう! 寺院と神社でのマナーの違いは?御朱印の基本を知る」
初心者のための御朱印集めガイド「御朱印の魅力」
水谷 花楓
東京の出版社で雑誌広告営業を7年間、その後、結婚して大阪に移転、リフレクソロジーの資格取得、受付嬢、社長秘書とやりたかった職種はすべてクリア!現在は、パンダで有名な和...
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