2018.01.01
子どもと一緒に初詣!知っておきたい参拝のマナーとは?
皆さん、お正月は家族や親戚で集まって、おせちや美味しい料理を食べていることでしょう。そして、お正月といえばなんと言っても初詣ですよね。
せっかくの機会なので、子供にも神社がどういうところなのか、お参りはどうやってすればいいのかを分かりやすく教え下あげたいもの。 また、大人でもお参りの仕方やマナーはうっかり忘れがちなので、見直しておきましょう!
小さい子供を初詣につれていくときに注意することは?
そもそも初詣の場所は、ご近所にある氏神様が良いとのこと。氏神様はその土地の神様ですし、たとえば明治神宮のような有名な神社とは違い大混雑することもないので、小さなお子さんとお参りするにも安心ですね。
また、「近所の神社が人気の初詣スポットなんだけど……」という場合でも、1月4日以降に出かければ、比較的人出は落ち着いているので、無理に元旦にお参りしなくてもいいでしょう。
最寄りの神社まで遠い場合や、氏神様が人気の初詣スポットの場合など、参拝まで時間がかかることも。そんな時はしっかり防寒対策をして、トイレやおむつ替えができる場所もチェックしつつお出かけしてくださいね。
ベビーカーは混雑する場所では身動きが取りづらく、かえって大変になる可能性もあるので、混雑具合を考慮して使うか使わないか判断したいところです。
子供でもできる!お参りの決まりごと
鳥居の前から順を追って、お参りの仕方を見ていきましょう。
1.鳥居前
鳥居は、俗界と神域の境界で、神域への入り口でもあります。身だしなみを整え、一礼してから入りましょう。 お子さんには、「ここから先は神様のおうちなんだよ。だから、お邪魔しますっておじぎしようね」など説明してあげてくださいね。
2.参道
参道は端を歩くのがマナーですが、ど真ん中を通らないよう注意しておけばOK。「真ん中は神様が通るところだから、○○くんはこっちを行こうね」と、手をつなぐなどしてゆっくり歩きましょう。
3・手水舎
寒い冬に冷たい水でお清めをするのは……とつい省略したくなりますが、子供は案外興味津々ということもある手水舎。 高さや柄杓の長さなどもあって小さな子供だけでは清めるのが難しいので、パパ・ママが水をかけてあげるといいでしょう。
子供にはまだ手水の決まりごとを覚えるのは難しいので、
- 両手をすすぐ
- すすいだ両手に水を注ぎ、口をすすぐ
- もう一度軽く両手に水をかける
このように簡単にしつつ、基本の「両手と口を清める」を教えてあげてくださいね。5~6歳など、ある程度の年齢になったら、大人と同じ手順にチャレンジしてみましょう。
パパ・ママはこちらの流れで清めましょう。
- 左手に水をかける
- 右手に水をかける
- 左の掌に水を入れて口をすすぐ
- もう一度左手に水をかける
- 柄杓を両手で立てて持ち、残った水で柄杓の柄を洗い流す
柄杓1杯の水ですべてを行うので、一度に使う水の量には気をつけたいところですね。柄を清め終えた柄杓は、伏せて元の位置に戻します。
手水舎の手順は大人でも忘れがちですが、
- 両手と口、柄杓の柄を1杯の水で清める
- 柄杓に直接口をつけない
- 水は足元にそっと吐き出す
この3つを最低限押さえておけば大丈夫ですよ。
4.参拝
拝殿に着いたらいよいよお参りです。まずは、軽く一礼して、お賽銭を入れます。 神社によりお賽銭箱の位置はさまざまで、少し遠いところもあれば、触れるほど近いところも。投げつけたりはせず、そっと入れるようにしましょう。
お賽銭を入れた後、鈴があるところでは縄を引いて2度鳴らします。 そして参道と同じようにど真ん中に立つのは避け、少し横にずれて立ちます。
神社は基本的に「二礼二拍手一礼」がお参りの作法ですが、出雲大社の「二礼四拍手一礼」など別の作法の場合も。 拝殿の側に注意書きがあると思いますので、そちらに従いましょう。
参拝を終えたら、鳥居の外に出た後、最後に一礼して初詣終了です。 お子さんには「神様のおうちを出たから、お邪魔しましたのお辞儀をしようね」と伝えると、大きくなってからも作法を忘れずにいられそうですね。
初詣の意味とは?
初詣は、「昨年一年間を無事に過ごせた感謝」と、「新しい年の決意」を伝えるものだそう。新年の決意を神様に宣言し、その成就を見守ってくださいねとお願いするためのお参りなのです。
初詣の前には、家族みんなで今年やりたいことや頑張りたいことを話し合えるといいですね。
関連コラム
▶あなたはいくらあげる?子供のお年玉の相場とは
▶梅雨の季節に!雨天でも楽しめる施設って?
▶子供のために教えておきたい!温泉を楽しむときのマナー
▶子供を連れて行く?行かない?冠婚葬祭のマナー
記事提供:ならいごとキッズ マガジン