2018.08.11
虐待をなくしたい!5人のママタレが結成した『#こどものいのちはこどものもの』が大反響!
今年の5月、東京都目黒区で5歳の女の子が虐待を受けて死亡した事件は、まだ多くのママの記憶に新しいはずです。この事件をきっかけに、ある5人の子育て中のママタレが虐待防止チームを結成して活動しているのをご存知ですか?
虐待を防ぐために国や自治体に求めることを、『#こどものいのちはこどものもの』というハッシュタグとともにSNSでつぶやいてほしいと呼びかけを行っています。
ママタレ5人が共同発起人
この活動を最初に呼びかけたのは、コラムニストでエッセイストの犬山紙子さん。これに賛同したタレントの眞鍋かをりさん、福田萌さん、ファンタジスタさくらださん、ミュージシャンの坂本美雨さんらが共同発起人となりました。
虐待なくすために、犬山紙子の呼びかけでタレントチーム作りました。このハッシュタグを拡散し、メディアで発信もして声を上げていきます。みんなで署名の共同発起人にもなりました。自分も何かしたい!と思う人のための活動です。#こどものいのちはこどものもの
— 眞鍋かをり (@KaworiM0531) 2018年6月14日
https://t.co/kmgi7o24vj
活動内容としては、虐待防止の署名キャンペーンの他、各々のTwitterで『#こどものいのちはこどものもの』というハッシュタグを使った呼びかけなどを行っています。
?拡散お願いします?
— 犬山紙子? (@inuningen) 2018年6月25日
児童虐待を無くしたい。厚生労働省、様々な自治体にみなさまの意見を届けに行こうと考えています
国や自治体に求めることを#こどものいのちはこどものもの
をつけてつぶやいてください?♀️
そちらをまとめるかピックアップして持っていきます!
例
児童相談所に潤沢に予算を
集められた意見や要望は、取りまとめて厚生労働省や自治体に届ける流れになっており、今年7月にはさっそく、児童相談所の体制強化やSNSによる相談窓口の創設といった児童虐待防止策の要望が厚生労働省に提出されています。
SNSでは多くのママたちの反響が続々!
TwitterなどのSNS上では、多くのママたちが続々と賛同の声を挙げています。
決して人ごとを思ってはいけない、ママだからこそすぐそばにある身近な問題として深く考えていくべきなのかもしれません。
職員が子どもと必ず面会できる仕組みを!
要望
— かさん (@KVXzSNYwhmQSHCO) 2018年6月26日
兵庫県明石市の、4回の健診の際に子どもと絶対面会し、それができない場合、児童手当を振り込みから子ども同伴の手渡しに変え、100%子供と会おうという取り組みを全国で実施すること#こどものいのちはこどものもの
虐待を受けている子どものニュースでよく耳にするのが“親が市などの職員との面会を拒絶した”というパターン。子どもとの面会を半強制的に行うことで、異変を察知できる確率はずっと上がるかもしれませんね。
専門家によるメンタルケアを!
児童養護施設で働いていた時に、臨床心理士さんが非常勤で、月に数回、特定の子だけ見ていてくれました。
— mamy (@k3356_m3146) 2018年7月23日
児童相談所でも、児童養護施設でも、臨床心理士さんがもっと活躍して欲しいです。虐待を受けた子どもたちのメンタルケアは全然足りてないように思います。#こどものいのちはこどものもの
虐待を防ぐのはもちろんですが、虐待を受けた子どものメンタルケアも大切ですよね。特に心理的な虐待は、目に見えないぶん専門家による細やかなケアが求められそうです。
ワンオペ育児の解消策を!
#こどものいのちはこどものもの
— はと (@hato_hato_192) 2018年6月25日
一人目育休中が危なかった。初めて育児、話の通じない赤子と二人きりの生活。
夫の帰宅が早ければかなり救われてたのに。大人が複数いてくれることのありがたさ。もちろんそこに家事育児への理解も必要。
日本企業の残業の恒常解消と男性への教育必須化をのぞみます。
パパが毎日のように帰りが遅い家庭では、どうしてもママのワンオペ育児になりがち。周りに話し相手や頼れる大人もおらず、すべてを自分1人で抱え込んでしまうと心身ともに大きな負担がかかってしまいます。
産後ケアの充実を!
#こどものいのちはこどものもの
— ももも② (@kerokeromomomo) 2018年6月25日
産後のケア施設は本当に欲しい。
子連れで外行くのも面倒で、市の助産師さんが家を訪問してくれたのありがたかった。もっと訪問回数増やしてもいいくらい。
警察と全件共有もいいけど、先に児童相談所にも踏み込む権限与えた方がいいんじゃないかなーって思います。
これは筆者自身も強く賛同しました。産後、特に初めての赤ちゃんの育児だと、慣れないうちは本当に大変。保健師さんの訪問に心からホッとした記憶があります。日本はママの産後のケアがまだまだ不足しているように感じます。
ちょっとした声がけで、ママも赤ちゃんも救える!
#こどものいのちはこどものもの #児童虐待問題に取り組まない議員を私は支持しません
— T* (@T60412848) 2018年7月14日
虐待を無くしたいけれど何をしたらいいか分からないという方、赤ちゃんが泣いて困っている人に声かけしてみて下さい。大丈夫?泣くのが仕事だからね、と話しかけられて何度も救われました。
虐待をする親は決して許されるものではありません。ただ、その背景にも目を向けるべきでもありますよね。
もしかしたらとっても手のかかる赤ちゃんを頑張って育てて、もう心が限界に近付いているのかもしれない。泣いている赤ちゃんとそのママを見かけたら、知らん顔ではなくて「大丈夫?」と一言声をかけることでママも赤ちゃんも救われることもあるかもしれません。
情報共有の場としても活躍
『#こどものいのちはこどものもの』は、虐待防止に関する情報交換の場としての役割も果たしています。
通告・相談は“189”へ!
これはわかりやすい。虐待では?と思ったときに、どうするか。流れがとてもクリアにわかります。#こどものいのちはこどものもの https://t.co/ndYmRhHvNo
— 眞鍋かをり (@KaworiM0531) 2018年6月21日
もし身近で虐待を疑われるような子どもを見かけたら、まずは189に電話すると良いのだそう。近くの児童相談所につながって、匿名でも通告や相談ができるそうです。
保健センターでも相談できる!
#ひとごとじゃない#こどものいのちはこどものもの
— mamy (@k3356_m3146) 2018年6月22日
あまり知られていないみたいだけど、市区町村の保健センターは電話で育児相談ができます。
保健師さんが対応してくれます?♀️
子どもの発達相談、母乳の相談、育児にまつわること、何でも応じてくれます。
私も何回かお世話になりました?
育児に悩んでいる、誰かに話を聞いてほしい…。そう思って悩んでいるママのためにも相談窓口の情報の共有は助けになります。話を聞いてもらうだけでも気持ちが楽になった経験、きっと誰にでもあるはず。
おすすめ書籍の紹介も
虐待で苦しいのは子供の時だけではありません。大人になって両親と離れて暮らしていても後遺症で苦しみます。こういう事実をもっと日本人は知ってほしいです。勉強になる本を紹介します。 #こども時代に大人にしてほしかったこと #こどものいのちはこどものもの pic.twitter.com/QnR4dn1pim
— HlKARI☆ (@hl_kariansinkan) 2018年6月25日
こんな書籍があるのをご存知ですか? 虐待の後遺症は大人になってもずっと続きます。大人になったらそれで解放されるというわけではなく、苦しみはずっと続くのです。
虐待による負の連鎖について、深く考えさせられそうな一冊です。
ママたちの中には、子どもの虐待に関する悲しい事件をニュースで見聞きするたび、何とかしたい!と感じるものの実際自分1人の力ではどうして良いのか分からないでいた方も多いのではないでしょうか。
こういった草の根的な活動によって少しずつでも、子どもを救える社会になっていってほしいと強く願います。小さな命を守るためにできること、一緒に考えてみませんか?
TOP PHOTO/Yuganov Konstantin/shutterstock
参照/
Daily News Online「眞鍋かをり、「声を自治体に届けたい」児童虐待防止チームが本格始動へ」
時事メディカル「女性タレント「児童虐待防止を」=厚労省に要望」
mamaPRESS編集部
mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...
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