2019.01.03
本当に必要ない!?気になる子どもと和室の関係
かつては日本の住居に欠かせない存在だった“和室”。近年はフローリングが一般的になったため、あえて和室を持たないという選択をする家族もいますよね。でも、子育て中の家庭にとって和室って本当に必要ないものなのでしょうか?
日本人なら必須でしょ!根強い和室人気
今の日本の住居において、メインルーム(リビングルーム)といえばすぐにイメージするのはフローリングの床ではないでしょうか?
実際に、賃貸の物件を見てもほとんどがフローリング仕様になっているし、マイホームを購入する仮定で考えてみても大部分の家庭がフローリングのリビングルームを想像するはずです。
では、日本の家庭にとって和室はもはや過去のものになってしまったのでしょうか。実はそうでもないんです。
不動産コラムサイト『いえらぶコラム』が実施したアンケート調査によると、「一戸建てを建てる際に、和室を作りますか?」という質問に対して、85%の人がYESと答えています。和室は廃れるどころか、まだまだ人気健在のようですね!
子ども部屋にも最適!和室(畳)の子どもへのメリット
実は、和室は子育て中の家族にとってピッタリの空間だってご存知ですか?
例えば寝かしつけのシーン。ベッドで寝かせているとどうしても転落のリスクがありますが、和室に布団を敷いて寝かせておけば布団からはみ出すことはあっても転落してしまうことはありませんよね。ママも安心してゆっくり寝られそう。
また、子どもが“立っち”や伝い歩きを始めたら、転んで頭をぶつけることも多々ありますが、フローリングの硬い床に比べてい草からできている畳はクッション性も良いので衝撃を吸収してくれる役目も果たします。
さらにい草には“調湿効果”もあり、夏は湿気を吸い取り涼しく、反対に冬は湿気を放出して温かくしてくれるので、日本の風土にぴったり。一年を通して快適に過ごせるのです。
最近よく見る、和室とLDKがひと続きになった間取りの家だと、ママはキッチンで料理をしながら和室の子どもの様子を見守る…なんてこともできますよ!
リフォームまではいかなくても…和室のまま子ども部屋にプチリメイク
とはいえ、ママたちの中には和室のメリットは分かりつつも畳特有の地味さをデメリットに思う方も多いよう。そんな方は、和室の良さをそのまま活かしつつ、子ども部屋らしくかわいく仕上げる“プチリメイク”をしてみましょう。
アクセントになるようなラグを敷いてみるだけでも見違えますが、襖をカラフルな紙に貼り替えたり、障子を北欧系の布に貼り替えるなどしてみると一気に子ども部屋らしくなりますよ!
“フチなし”の畳の和室はまるで洋室のような見た目。いかにもといった感じがしないのでおすすめです。
壁の一面のカラーを変えてみるのも◎。最近では“貼って剥がせる”タイプの壁紙も販売されているので柄物でも気軽に挑戦できますよ!
賃貸の場合には原状復帰ができるよう気をつける必要がありますが、マイホームなら気にせず手を加えられそうですね。
古くから日本人に大切にされてきた和室には、やっぱりそれなりに良い面がたくさんあるんですね。フローリングや大理石など海外風のおしゃれな床もとっても素敵ですが、日本の風土にあった和室もやっぱり必要と感じた方も多いのでは?
これから戸建てを検討している方はもちろん、すでに和室があるという家庭も、改めて和室の良さを見直してみてくださいね!
TOP PHOTO/KPG_Payless/shutterstock
参照/
いえらぶコラム「日本における洋室の浸透と和室への愛着」
CHINTAI情報局「じつは子育てが少し楽になる! 和室が子育てに最適な3つの理由と先輩ママの体験談」
SUUMO「心身ともに健康に育つ!データで検証「和室」の実力」
INTERIOR BOOK「地味になりがちな畳みの和室を、可愛くおしゃれな子供部屋に大変身♪」
mamaPRESS編集部
mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...
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