2019.03.04
早い子は1歳から花粉症に!?0歳からできる花粉症対策ポイント4つ
花粉の飛散量が気になるこの時期、目や喉のかゆみ、くしゃみ、鼻水…。家事や仕事がはかどらなくて困っているママも多いのでは? でもこうした花粉症の症状、実は大人だけのものではないんです。
子どもの花粉症は年々増えていて、発症するタイミングも低年齢化しているのだとか! そこで今回は、ママが赤ちゃんにしてあげられる花粉症対策法をまとめてみました。
花粉症の子どもが増えている!?
大人でも苦しい花粉症。しかし最近では子どもでも花粉症になるケースが増えているようです。
東京都が2016年に実施した調査によると、0~14歳のスギ花粉症有病率の割合はなんと40.3%(東京都内に限る)。一方、1983~87年の同調査では0~14歳の有病率はわずか2.4%。この30年近くで20倍も増加しているのです。
さらに、近年は花粉症を発症するタイミングも低年齢化しているといわれています。中でも冬生まれの子は生まれてすぐ花粉に接触するため、早い場合は1歳で花粉症になることも! 両親ともに花粉症という家庭は特に注意したほうがよさそうです。
ママがしてあげられることとは?
花粉症になったら子どもにとってもストレスになりそう…。せめて発症を遅らせるようにしたいですよね。そのためにママが赤ちゃんにしてあげられることとは? ここでは対策ポイントを4つお伝えします。
なるべく花粉に触れさせない
アレルギー対策の大前提は、“アレルギーの原因になる物質に触れさせない”ということ。
体内に花粉を取り入れれば取り入れるほど体は花粉を異物とみなし、抗体が作られるようになります。その抗体が異物を追い出そうと働きかけることで、花粉症の症状が出てくるというわけです。
花粉に触れる時間をなるべく減らすのに手っ取り早いのが、花粉が多く飛散する時間帯は外出を避けること。花粉は“晴れて風の強い午後”に多く飛散するので、お散歩はなるべく午前にするなど、タイミングを見計らうのが◎。
また、ベビー用の衣類や洗濯物も外に干したらよくはたくようにしましょう。布団は取り込んだあとに掃除機をかけるといいですよ。
ワセリンを塗る
出典:Amazon
花粉の付着を避ける方法といえば、マスクにメガネのフル装備。だけど赤ちゃんの場合こうしたアイテムはそもそもサイズが合わず使えないことも…。
そこでオススメしたいのが『ワセリン』の利用です。目や鼻の穴の周りに塗ってあげると、ワセリンがフィルターになって花粉の侵入を防いでくれますよ。
赤ちゃんの肌に直接ワセリンを塗るのが心配、というママは肌への刺激が少ないベビー用のワセリンがおすすめ。花粉症対策以外にも、おむつかぶれやあせも対策など、デリケートな赤ちゃんの肌の保護剤としても使えますよ。
PM2.5に注意する
花粉とPM2.5はもちろん別物ですが、PM2.5のような微粒子が花粉のアレルギー反応を強めると警鐘を鳴らす専門家もいます。
春先は花粉量の増加とともにPM2.5の濃度も高くなる時期。セットで注意したいですね。どちらも完全にシャットアウトするのは難しいですが、窓の開閉を少なくするなどして家に花粉とPM2.5を同時侵入させないようにしましょう。
ベビーカーカバーをかける
出典:Amazon
いくら花粉やPM2.5を避けたいからといっても、日中の外出は避けられないこともありますよね。そんなときはベビーカーにカバーをかけるといいですよ。最近ではほこりや花粉、排気ガスなどをシャットダウンしてくれる高機能なカバーも販売されています。
アレルギー症状が出るか出ないかは体質によるものなので、残念ながら“確実にアレルギーをなくす方法”というのは現時点では見つかっていませんが、できる範囲で防いであげられるといいですね。
今回ご紹介した対策ポイントを参考に、毎日の生活でできることを見直してみてくださいね。
TOP PHOTO/juninatt/Shutterstock
参照/
太陽fufufu「子どもの花粉症が増加中?対策法を医師が伝授!」
Palsystem子育て123「赤ちゃんでも花粉症対策は必要ですか?」
東京都公式HP「花粉症患者実態調査(平成28年度)概要版」
ベネッセ教育情報サイト「日常的な対策で花粉症からお子さまを守りましょう!」
日経DUAL「子どもの花粉症5~9歳で増加 目鼻にワセリン対策」
サン・クロレラ健康BOOK「第12回 花粉とPM2.5の憂うつな関係」
mamaPRESS編集部
mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...
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