2019.03.18
ノロ・ロタの家庭内二次感染対策に!おすすめ『嘔吐処理キット』4選
毎年11月から4月にかけて流行するウイルス性感染症。ノロウィルスのピークは過ぎたとはいえ、これから春にかけて今度はロタウィルスに引き続き注意が必要なシーズンでもあります。
そこで、いざというときのために準備しておくと心強いのが『嘔吐処理キット』です。
嘔吐・下痢は感染力大!適切な処理が二次感染を防ぐカギに
すでにご存知の方も多いとは思いますが、ノロウィルスやロタウィルスなどは飛沫感染や接触感染、経口感染など、主に人を介して感染していきます。
ノロ・ロタ共に主な症状は嘔吐や下痢ですが、嘔吐物や排泄物にはウィルスが多く排出され、感染力も高いので処理には細心の注意が必要!
突然の嘔吐や下痢に慌ててしまい、処理方法を間違えてしまうと今度は家庭内でどんどん感染が広がってしまう危険性もあるのです…!
処理にあたっては、使い捨て手袋・マスクの着用は必須! ウィルスは乾燥する空気中に漂うので、できるだけ早く処理することが大切です。
絶対に押さえておきたいポイントは、“消毒にアルコールやエタノールは効果なし!”という点。
ノロウィルスやロタウィルスは市販品で良く見かけるアルコール(エタノール)消毒液が効きにくいという厄介な性質を持っており、二次感染を防ぐには“次亜塩素酸ナトリウム”か“加熱”での消毒が必要になります。
この次亜塩素酸ナトリウムは家庭にある『キッチンハイター』などの家庭用塩素系漂白剤に含まれることが多いため、該当する漂白剤がある場合はそれを薄めて消毒液を手作りすることもできます。
煮沸消毒でもウィルスの不活化は可能なので、床やトイレの便座などには消毒液、衣類には煮沸消毒など消毒したいものに合わせて選ぶようにすると◎です。
嘔吐物や排泄物の正しい処理法については、こちらの記事で詳しく紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。
mamaPRESS「アルコールやエタノールは効果なし!ノロ・ロタの二次感染対策は『キッチンハイター』が有効!」
いざというときのために!おすすめ『嘔吐処理キット』
頭ではしっかり理解したつもりでも、“そのとき”が突然やってくるとどうしても慌ててしまいがち。不安を感じているママの中には、いざというときのためにあらかじめ処理に必要なものをひとまとめにセットして家に準備しているという方も多いようです。
自分で必要なものをひとつひとつ揃えるのも良いのですが、市販品にもひとまとめになった便利なキットもありますよ。
『かんたん汚物処理キット』
出典:Amazon
こちらは花王から販売されている、業務用の汚物処理キット。使い捨てタイプの帽子やマスク、エプロンなどがセットになっているので、服を介した二次感染対策はばっちりです。
紙製ヘラが2枚、高吸収シートは15枚も入っているので、汚物に高吸収シートを被せて効率よく処理ができそうです。消毒液は含まれていないので別途準備が必要ですが、計量カップつきなので、家庭用塩素系漂白剤さえあればすぐに消毒液を作ることができます。
『ウイルオフ 嘔吐物処理キット』
出典:Amazon
こちらは使い捨て手袋とマスク、嘔吐処理袋、使い捨てのヘラのほか、液体状の嘔吐物や排泄物を素早く固める二酸化塩素(高分子ポリマー)の除菌・消臭凝固剤がついているのが特徴。
嘔吐物に凝固剤を振りかければ5~6分で固まるので、嘔吐物が垂れたり広がったりするのを防ぐことができます。凝固しながら二酸化塩素を発生するため、ウィルスが空気中に漂うのを食い止めるのにも役立ちそうです。
処理したあとの床などは念のため、最後に消毒液で拭きあげておくとより安心です(消毒液は別途準備が必要)。
『ウィルパス汚物処理キット』
出典:Amazon
こちらも嘔吐物を固める凝固剤の他、使い捨てのエプロン、帽子、マスク、手袋、シューズカバーなどの防護用品、ペーパータオルやヘラなど処理に必要なものがセットになっていますが、処理を補助する人用にマスク、ビニール手袋、帽子がもうひとセットついているのが特徴。
1人では時間のかかる汚物すくいやゴミ袋への破棄作業なども、2人で行えばよりスムーズに素早く処理できます。処理したあとの床などは消毒液を準備してしっかり消毒しておきましょう(消毒液は別途準備が必要)
『嘔吐物処理キットEL』
出典:Amazon
こちらは嘔吐物1~2回分の処理が可能な凝固剤つき! 嘔吐物に振りかけると約30~1分で凝固するので、付属の使い捨てチリトリでかきとって素早く処理できます。
こちらも使い捨てのマスクに手袋、袖付きエプロン、帽子、シューズカバーなどがセットになっています。処理したあとの床などは念のため、消毒液を準備してしっかり消毒しておきましょう(消毒液は別途準備が必要)。
まさに、“備えあれば憂いなし”な『嘔吐処理キット』。できることなら出番がないのが一番ですが、もしものとのために家の中に常備しておくと随分と気持ち的にも楽になりそうですよね。
毎年のように家族のウィルス性感染症に悩まされているというママには必須アイテムになりそうですね!
TOP PHOTO/Anukool Manoton/shuttestock
mamaPRESS編集部
mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...
詳しくはこちら