2019.03.20
受験に失敗した子どもにはどう接すれば…?ママがしてあげたいフォローとは
昔に比べて受験の低年齢化が進み、幼いころから受験を経験する子どもも珍しくなくなってきましたよね。
そうなると、気にかかるのが受験に失敗してしまったときの子どもへのフォロー。もしもわが子が失敗してしまったら、ママとしてどのように接してあげるべきなのでしょうか。
今回は、小、中学校受験を想定して考えてみます。
受験に失敗!そのときどうする?
第一志望校合格へ向かって一生懸命勉強を頑張ったとしても、必ずしも合格できるというわけではありません。
努力が実ることもあれば、運悪く合格を逃してしまうこともあるのが現実。もしもそんな状況になってしまったら、落ちこむわが子へのフォローはどのようにしてあげるべきなのでしょうか。
先輩ママたちの対処法を小中学校別に分けて集めてみました。
小学校入試不合格は「伝えない」が大半
・もし第一志望でなくても一校でもご縁がいただけたら、そのことだけ伝える。
子どもに聞かれたら「ここの学校があなたに一番来て欲しいんですって!」と笑顔で喜んで伝える。
・全ての学校の合否がわかったタイミングで、「あなたが行く小学校が決まりました」と本人に知らせた
引用:Yahoo!知恵袋「私立小学校の受験に失敗した時、子供には何と声をかけたら良いですか?」
・はじめから”子どもの試験と、親の試験があるの。”といって予防線をはっておきました。それで万一の場合は、”○○ちゃんは試験に無事通過したんだけど、ママが失敗しちゃったの・・。ごめんね・・”と伝える
引用:インターエデュ「小学校受験不合格通知を本人にどう伝える」
小学校受験の場合の多くは親が決めています。親の期待を背負わせて受験するということから、受験前から“受かる”、“落ちる”といった概念を伝えないでいるママが多いよう。
反対に、合否の概念を伝えてしまったママたちからは、不合格がわかったときに子どもが取り乱してしまったり、落ち込んでしまったりしたという声も。小学校生活を晴れやかな気持ちで迎えるためにも、子どもが“失敗した”というような伝え方はしないほうが良いようです。
中学校入試不合格
・「精いっぱい取り組むことにこそ意義があって、結果は運もあるし仕方がないよ」と声をかけた。
・翌日が別の中学校の受験日だったため、気持ちを切り替えられるよう「実力を出せば、明日は絶対大丈夫だよ」と励ました。
・子どもが自分なりに気持ちを整理しようとしているのが分かったので、多くを語らず静かに見守った。
引用元:ベネッセ教育情報サイト「不合格…63%の保護者は子どもへの接し方に不安や迷いを感じている」
一方で中学校入試の場合は、学校選びの際に子どもの意思も含まれます。合否に関する概念もしっかり知ったうえで受験するので、不合格だったことを知らせないことはできませんね。
しかし子どもの不合格を目の当たりにして、大きなショックを受けてしまうのは親も一緒。冷静になって励ましたり寄り添ったりするママもいる一方で、自分のほうが落胆して子どもの気持ちを思いやる余裕を持てなかった…というママもいるようです。
責めるのはNG!ママたちが気をつけたいポイント
では、不合格になってしまった子どもに対して、ママたちはどのような声かけをしたら良いのでしょうか?
小学校受験の場合は、不合格でも思いっきり褒めることが大切
小学校の受験に失敗してしまったときは、決して子どもを責めるようなことを言ったり態度にしたりするのはやめましょう。不合格を「縁がなかった」「子どもに合っていない学校だった」と割りきり、子どものこれまでの頑張りを思いっきり褒めてあげてください。
また、これから通う学校の良いところをたくさん伝え、新生活を楽しいものだと思わせることも大切です。
中学校受験の場合は子どもへの声かけにも注意を
中学校受験の場合は、結果に対して子ども自身も落ち込む場合が多いので、以下のポイントに注意してみてください。
子どもにくよくよした姿を見せない
不合格という結果に一番ショックを受けているのは子ども自身です。その上ママやパパまでが落ち込んでクヨクヨしてしまっては子どもの心の傷はさらに深まるばかり。せめて子どもの前では冷静を装うようにしましょう。
子どもの話を優先して聞く
子どもを励まそうとついあれこれ饒舌に喋ったり、色々とアドバイスをしたくなったりしてしまうかもしれませんが、これもNG行動のひとつ。
ママは話し手ではなく、聞き手に徹するのがポイント。子どもが話したいと思っていることを吐き出せるように耳をしっかり傾けてあげたいものですね。
結果は不合格であったとしても、それまでの努力が無駄になることは決してありません。これからはじまる学業の中で役に立つことや大きな自信に繋がることもたくさんあるはず。
また、受験を通して親子二人三脚で頑張った経験は親子の絆を深め、思い出として残るはずです。受験で得られたものを子どもと一緒に話し合ってみると良いでしょう。
『不合格』というとどうしてもマイナスなイメージが強く、子どもも親も気持ちが沈みがちです。でも、この挫折も長い人生のほんの一部。できるだけ気持ちを切り替えて、進学先の学校の魅力に目を向けることも大切です。
子どもが前向きな気持ちに切り替えられるように、ママとしてもサポートしてあげられるとよいですね。
TOP PHOTO/lakov Filimonov/shutterstock
参照/
NEWSポストセブン「中学受験に失敗した…こんなとき、親はどうフォローする?」
チャイビ「もしも小学校受験に失敗したら?そのとき親がすべき4つのこと」
Wa-Life Labo「受験をした子どもに伝えたい言葉・言ってはいけない言葉」
mamaPRESS編集部
mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...
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