2013.05.02
わが子のいじめに気付くためのチェックシート!
子どもの心に深く傷を刻まれるのが“いじめ”。小・中学生はもちろん、幼児間でも「いじめ」に似たものはあります。幼さゆえに悪気はない場合がほとんどですが、されたほうがツライ気持ちになり、それに対してママ(もしくはパパ)がフォローすべきだということに変わりありません。
実際に筆者自身も幼稚園の頃、身近でいじめに近いものは頻発していました。中には仕切り役の子が1人いて(ボス?)、ターゲットを次々と指名することも。しかし、なかなか親に告白できないものなので、大人のほうから、子どものいじめに気付いてあげられるよう普段から配慮することは大事でしょう。
1★いじめはどんな子にも起こりえる
2★言動ではなく様子をチェック!
3★問い詰めずに、静かに聞く
小・中学生でもツライけど、特に幼児期のいじめは、人生の初体験。ショックが大きく、うまく言葉にできない子も多いです。また「いじめられる=自分が悪い」と思い込んだり、ママから「幼稚園楽しかった?」と聞かれることで「楽しくないのはいけないこと」と思い、隠す子も。そこで、子どもがハッキリ言わなくても、異変に気付けるように、今日は“チェックシート”を発表します!
救えるのはママだ!
【いじめのチェックシート】
□笑顔がなくなり、表情がさえず、ふさぎこんで元気がない。
□ぐずったり、イライラしたり、落ち着きがない。
□親や兄弟に強がる態度を見せたり、その反面、顔色をうかがったりする。
□不自然に明るく振舞っている。
□家族との会話を避け、会話中も顔を見ようとしない。(目線を合わせようとしない。)
□けがをしてきたり、服が破れたり、汚れたりすることがある。
□登園時に、体の不調を訴える。(原因不明の頭痛、腹痛、吐き気、食欲不振、やせなど)
□食事をしっかりとろうとしない!
□眠れない日が続いたり、夜うなされたりする。(寝不足の様子がうかがえる。)
□話の中に友達の名前が出てこない。
チェックシートを試したら、いじめに
遭っている可能性が高かった場合
子供の話を静かに聞いてあげましょう。過度に問い詰めると子供は怒られていると勘違いし、言いにくくなるので耳を傾ける程度のスタンスがオススメ。
なかなか言えないようなら、「ママは何があってもあなたのことが大好きよ」と、ママだけは子供の「絶対の味方」ということを、言葉と態度で伝えましょう。また、「誰にも言わないよ」とも伝えると安心するものです。子どもは、周囲が自分のせいで騒ぎになることに恐怖を覚えます。
さて! 5月9日は、子どもの様子に異変を感じたときの対処法を幼稚園のベテラン先生にお答えいただきました。乞うご期待★
(文 宮野茉莉子)