2013.08.09
妊娠中の障害検査チェックってなに?!
出生前検診急増の中
新型出生前検診も登場!
お腹の子どもに異常があるかないかを調べるために、妊娠中に検査する「出生前診断」を希望する人が増えています。検査の中で、一番知られているのは、ダウン症など胎児の染色体異常の有無を調べる羊水検査。その実施件数は、2012年は前年より約4千件増の約2万件で、10年前と比べ倍増! その他、妊婦から採血し、胎児の染色体異常の確率を算出する母体血清マーカー検査も2万2千件超で、高い注目を集めています。
★高齢出産のリスクから
★増加する出生前検診
★「簡単・安全」に胎児が
★障害を持っているかわかる
★「新型出生前診断」
★検査を検討する妊婦さんは、
★自分が検査の対象で
★あるかチェック!
なんで出生前診断が
増加したの?
高齢妊娠・出産の増加で出生前診断への関心が高まったから、検査をする人が増えているといわれています。
今まで、一般的に行われていた羊水検査の精度はほぼ100%とされいてそのために多くの人が検査を受けていましたが、実はこの羊水検査は0.3%の確率で流産するリスクがあるんだそう。そこで、もっと楽で身近な方法で検査ができないかと今年4月から一部始まったのが、新型出生前診断なんです。
新型出生前診断とは?
今春から始まった「新型出生前診断」とは、妊婦の血液を調べるだけで胎児の染色体異常が高い精度でわかるというもの。
以前と比べて「簡単・安全」に胎児がダウン症候群をはじめとした先天性障害を持っている可能性があるかわかるようになりました。そして、この検査は妊娠10週からの受診が可能。ですから、人工妊娠中絶が許されている妊娠22週(正確には21週6日)まで「考える時間」があるというそうです。ただし、人工妊娠中絶が可能なために、大きな問題もはらんでいるのが現状です。
検査を検討している妊婦さんへ
まずは自分が検査の対象であるかを確認してください!
対象者は、
①高年妊婦
①(分娩予定日が35歳以上)
②染色体疾患の胎児の
①妊婦・出産したことがある
③胎児が染色体疾患に
①罹患している可能性の
①上昇を指摘された場合
※詳しい内容は以下HP参照
~検査の実施施設~
こちらのHPにある医療機関では丁寧な遺伝カウンセリングのもと、検査が行われています。施設ごとの遺伝カウンセリングの予約枠内で検査が行われることになりますので、しっかり各施設に確認してください!
※TOP画像はイメージです。企画とは直接関係ありません。
(取材・文/嶋田真己)