2013.08.19
暑さに負けない非電化育児エアコンなしで夏を乗り切る?!
家の環境の改善、
身体の内外から
上手に涼を取ろう!
夏も本番! 毎日30度を越える暑さで朝から晩までエアコンをフル稼働なんて家もあるのでは? でも、この夏はエアコンに頼らずに涼しく過ごそうと工夫しているママが増えているんです。
なぜ今「非電化育児」なのか?
ひとつは「節電」そしてもうひとつは「現代の子どもたちの汗腺数の減少」です。現代の子どもたちは汗腺の数が、なんと親世代の半分しかないといいます。その原因のひとつはクーラーなんです。人間の体温調節に欠かせない汗は、暑くなると汗腺から出てきて気化するときに体の熱を奪い、体温を下げる役割をします。「汗腺の数は3歳までに決まる」と言われていて、この時期に汗をかかないと汗腺そのものが活動しなくなってくるのです。この夏はクーラーに頼らない方法で適度に汗をかいて乗り切りたいですね。では上手に涼を取る方法を紹介します。
★冷却グッズを利用して
★身体の外からひんやり!
★身体を冷やす食べ物を
★積極的に食べよう!
★エアコンなしで家を
★涼しく保つ工夫をしてみよう!
身体の外側を冷やす
身体の熱を逃がすのには首に巻いて使うタイプの冷却グッズがおすすめ。水で濡らすだけのものや、保冷剤を入れて使うもの、またデザインや柄がかわいいものまで色んな種類が出ています。夜は水枕を利用するのも良いですね!首の後ろ、足首などを冷やすと効果的です。また、外遊びのときには帽子、こまめな水分補給に加えて霧吹きとうちわを持参する。熱中症になる前に、顔まわりを中心に、霧吹きで水を吹きかけうちわであおぐ。これだけでも効果大です。
身体の内側を冷やす
食事も夏用に冷たい食べ物、飲み物はもちろん、夏野菜(きゅうり、トマト、ナスなど)夏の果物(スイカ、キウイ、グレープフルーツ、メロンなど)南国系の果物(パイナップル、バナナ、パパイヤ)も身体を冷やす効果があると言われています。
室温を下げる!
昔ながらの日本人の知恵、すだれは窓の外に垂らして日光や外部からの目線を遮るとともに、竹の隙間からの風により、涼を取ることも可能です。現在の日本の住宅は軒が短いのですが、窓のすぐ外に10cmほど離して垂らすことで、窓との間に空気層を作り、熱を遮る効果が生まれます。近年、ブラインドやスクリーンが普及しましたが、すだれは現在でも多く使われています。最近では緑のカーテンもブームになっています。庭がなくてもベランダにプランタを置いて支柱をさし、カーテン状に育つツル性植物を植えるだけでもかなりの効果があります。
その他
もうひとつは川やプール、水遊びができる公園に行くということです。子どもも楽しめて涼しく過ごせるので、ぜひたくさん連れて行ってあげたいですね。
この夏はぜひ、エアコンをつけない非電化育児に挑戦してみては!? ただし、まだ体温調節が未熟な赤ちゃんがいる家では無理は禁物です!
(取材・文/嶋田真己)