2014.11.17
計画中のママは要チェック!『二人目不妊』ご存知ですか?
一人目はすぐにできたからって
二人目も順調とは限らない!
身体の準備は今すぐスタート★
「子どもは一人っ子じゃなく、兄弟が欲しい」と思っていても、大変な子育ての中で「すぐに次の子を」とはなかなか考えられないこともありますよね。
今、一人子どもを産んだあとに第二子をなかなか授かれない「二人目不妊」に悩んでいる人が増えてきているそうです。
★原因の一つは
★『生殖機能の老化』にあり
★子どもが出来ないな…と
★思ったら早めに病院へ!
★大先輩は50代でも産んでいた!
★でもリスクも知っておいて。
「できれば上の子が幼稚園に入ってから…いや、そうすると二人の学校の入学時期が被って家計が火の車かも!
じゃあ2年後か4年後? 一人目もすぐ出来たから、それまでは避妊かな?」
なんて計画を立ててみたりしますが、ちょっと待って!
本当にその通りに行くものでしょうか?
身体は日々変化していることを
忘れずないで!
俗に言う「二人目不妊」とは、二人目を妊娠できない、しにくいという状態のこと。
一人子どもを授かったということは、夫婦の生殖機能に問題はないはずなのにどうして…と思いますが理由は様々あるようです。
例えば第一子出産時に子宮内感染を起こしてしまっていたり、ホルモンのバランスが崩れて排卵機能が変化してしまっていたり。
中でも今問題になっているのは、出産年齢の上昇による生殖機能の低下。
初産の平均年齢が30歳を超える現代では、おのずと第二子を出産する年齢も上がってきています。
個人差はありますが、卵巣や卵子、精巣などの機能は年々老化を進めていることを意識にとどめておきましょう。
妊娠しにくければ
早めに病院で相談を!
一度妊娠出産していると「自分は大丈夫」と思ってしまい、結果として不妊の原因の発見が遅れたり、適切な対策を知らずしてタイミングを逃したりしてしまうことも。
WHO(世界保健機構)での不妊症の定義は「健康な男女が妊娠を希望して定期的な性生活を送り、特に避妊などをしていないのに2年以上妊娠しない場合」と言われています。
しかし日本生殖医学会によると、結婚年齢が高くなってきた日本では1年以上妊娠しない場合に不妊症と判断し、検査や治療を始めた方がいいという考えが一般化してきているそうです。
実際、著者の姉も「二人目も自然にできるはず」と考えていた一人でした。
25歳のときに結婚し、すぐに第一子を授かったものの、二人目はなかなかできず。
30歳になって初めて「おかしい」と考え検査を受け始め、卵管造影検査で卵管の詰まりが発覚しました。
そして33歳のとき、治療のおかげで念願の二人目の出産に至りました。
計画を立てる上で、『常に自分の身体を知ってメンテナンスしておくこと』、『いざとなったら早めにプロに相談すること』を念頭に置いておきましょう。
多産だった大正時代
45歳以上の出産は今の21倍!
現存する1925年(大正14年)以降の出生率の推移を見てみると、当時45歳以上の母親から生まれた子どもは現在の21倍。
さらには50代での出産も今の約100倍あったそうです。
もちろんそれが当たり前だったというほど多いわけではありませんし、取り巻く環境もストレスも今と大いに違いますが、女性が本来持つ妊娠力に自信をくれる数字ですよね!
ただし、医学上『高齢出産』と定義されている35歳以上の出産では、自然流産率20%、妊娠高血圧症候群は1.8倍、ダウン症の確率は0.3%と、すべて20代の女性に比べるとリスクが高くなるので、二人目、三人目のきょうだいを検討中の方は知識として知っておいてくださいね。
決しておごることなく、でも悲観しすぎず、楽しい家族を作っていきましょう!!
文 /みやざき
参照/
産婦人科の基礎知識
一般社団法人日本生殖医学会 『卵子老化の真実』
Babys room.net
写真 /Jonathan Kos-Read
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みやざき
2014年待望の息子を出産した新米ママです。せめて両親は越えて欲しいと、子供の習い事や子育てに興味津々。また希望してからなかなか妊娠できなかった経験から、女性の健康にも日...
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