2015.04.03
無理なく子どもの教育資金を貯める方法
いつまでにいくら貯めたらいいの!?
教育費を上手に貯めるコツを掴みましょう
子どもの教育費の貯蓄は生まれたらすぐにスタートさせましょう。児童手当に手をつけずに貯蓄するだけでもまとまった金額になります。 また学資保険に加入するのもおすすめ。近年、大学在学中に分割して受け取るタイプも増加しています。貯蓄性や利用率などを吟味して加入を検討しましょう。
- ★児童手当は、そのまま貯めて教育資金に
- ★学資保険への加入で、確実に資金づくり
- ★資金で重要視するのは、1人目? 2人目?
児童手当を貯めるだけで約200万円の教育資金に
児童手当が振り込まれると、そのまま口座に残しておきましょう。または、教育資金用の口座を開設し、そこに振り込まれるようにするのも良いかも。それだけで第1子・第2子は約200万円、第3子は約230万円貯まります。
学資保険に加入し、上手に活用
解約しにくいために強制力があり、利率も良い学資保険は教育費を貯めるために活用したいもの。貯蓄性を重視するのなら、払った保険料よりも多い金額が戻ってくる、貯蓄型の学資保険を選びましょう。
早い時期に支払いが終わるように設定すると、家計管理にも無理がありません。各保険会社、プランによって様々な特徴があるので、家計に合ったタイプのものをよく吟味しましょう。 たとえば、人気の学資保険は以下。
日本生命 ニッセイ学資保険
「こども祝金」有無のプランを選べる。「こども祝金なし」プランの場合、大学入学の年から毎年1回、計5回の学資年金を受け取れる。返戻率は約110%。 「こども祝金あり」プランの場合は、計5回の学資年金に加え、小中高の入学時にこども祝金を受け取ることができる。返戻率は約107%。
JA共済 こども共済「すてっぷ」
給付額200万円の共催に加入した場合、子どもが18歳になってから4年間、毎年40万円ずつ受け取れ、満期時にも40万円受け取れる。子どもが12歳まで加入できる。
かんぽ生命 学資保険「はじめのかんぽ」
出生予定日140日前から加入が可能。学資金の受け取り時期を「大学入学時」、「小中高+大学入学時」、「大学入学時+在学中」の3つのコースから選べる。
子どもが2人以上いる場合、重点を置くのは上の子?下の子?
下の子が大学入学する頃には、上の子の教育資金で貯蓄が減る上、親の老後資金の準備も始まります。そのため下の子ほど、学資保険は多めに入ってがっちり貯めるようにしましょう。
ただし、上の子の保険加入時には親も若いので、毎月の支払い金額が安価な場合も。ですから、上の子の時にしっかり貯めるようにし、受け取る際に上の子用、下の子用と決めて使用するのももちろんOK。家計に合わせて賢く保険を利用しましょう。
子ども一人の教育費が1000万円以上と言われる現代。教育費があまりかからない、子どもが小さいうちが貯めどきです。家計に合わせた貯蓄方法で無理なく賢く教育資金を貯めておきましょう。
文/イワネアキコ
参照/覚えておきたいお金と節約の基本 扶桑社
ニッセイ学資保険
JA共済
かんぽ生命
イワネアキコ
1983年、九州生まれ、九州育ち。フリーペーパーの学生ライターを経て、タウン誌編集者を7年(企画・取材・撮影・編集ほか)、地域活性の客員研究員を2年経験し、出産。現1歳児の息...
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