2015.05.18
焦らなくても大丈夫!いつかは終わる子どもの『おねしょ』
わが家の長男6歳は、じつはまだ夜のおむつがはずれていません。
かかりつけの小児科の先生には「学年に2、3人は6年生くらいまでおねしょをする子がいます。焦らなくても大丈夫」というお話を伺いました。
とはいっても、私のようにいつまで続いて、どんな風に対処したらいいのか心配されている方も多いのではないでしょうか?
坂本竜馬も12歳までおねしょをしていた?!
かの有名な坂本竜馬も、12~13歳頃までおねしょをしていた、という話があるそうです。意思の強そうな偉人であっても、子どもの頃は夜の尿意に勝てなかったのですね。
そもそも、おねしょは昼間のおむつはずれとは別物。
おねしょをしないためには、「膀胱がおしっこを溜められるだけ発達している」「夜間の尿量を押さえる“抗利尿ホルモン”が十分に分泌されている」という、本人の意思とは関係ない体の発達が大きく影響しているのです。
ですから、おねしょが続いていても、焦る必要はありません。一般的には6歳頃を一つの目安とし、気になることがあればお医者さんに相談してみてもいいようです。
しかし、多くの場合は子どもの発達を見守りましょう、という判断がなされることが多いようです。
“焦らない、叱らない、起こさない”がルール
上記の通り、おねしょは子どもが意思を持ってしていることではありません。体の未熟さゆえに無意識にしてしまっていること。ですから、朝起きて布団が濡れていても怒らないであげましょう。
もちろん心理的な要因が全くない訳ではないので、反対におねしょをしなかった日はたくさん褒めてあげてくださいね。
おねしょを卒業できそうな発達段階にある子どもなら、「褒められて嬉しかった気持ち」は夜中に目が覚めた時にがんばってトイレにいく原動力になるかもしれません。
また、無理に起こしてしまうと、抗利尿ホルモンの分泌を妨げたり、膀胱を大きくする練習を妨げることになるので、これも注意しましょう。
しかし、そうはいっても毎日のように布団やシーツを洗うのは大仕事です。
布団が濡れてもいいように、おねしょ用のベッドパッドや、おねしょ対策のスリーパーなどを活用したり、シーツや布団カバーの素材はあらかじめ洗いやすく乾きやすいものを選ぶなど、「されてもいい準備」をしておくとよいでしょう。
出典:Amazon
「コモライフ おねしょ対策ケット(収納袋付)」価格1,568円
子どもが履いて寝るタイプのおねしょケット。
おねしょとさよならする工夫とは?
私が相談した小児科の先生は、「昼間のおしっこを少しずつ我慢させて膀胱を大きくするトレーニングをしておくといいよ」、と教えてくださいました。
この他にも
〇寝る前の水分は控え、必ずトイレに行く
〇おしっこを作り過ぎないように塩分を控える
〇お腹を冷やさない
〇自立神経を整えるために早寝早起き、運動をする
という点に気を付けてみてください。
子どもそれぞれに成長の度合いも異なっています。
とくに内臓器官やホルモンの発達などは外側からは見えにくいもの。本人が焦り過ぎないように、親がおおらかな気持ちで見守ってあげられるといいですね!
文/矢野はな
参照/
オムツはずし教室「夜のオムツはずし」
ユニチャーム「赤ちゃんのおしり研究所 おねしょを減らす生活習慣とは?」