2015.06.03
赤ちゃんの『人見知り対策』に効果的な3つ対策法
赤ちゃんが産まれると、家族やお友だちなど、いろんな人が会いに来てくれますよね。
でも、せっかく会いにきてくれたのに、肝心の赤ちゃんが相手に懐かずずっと泣きっぱなしで困った! そんな経験はありませんか?
何を隠そう、筆者もそのひとり。「せっかく来てくれたのに申し訳ないな」という思いになったのを覚えています。
調べてみると、どうやら多くの赤ちゃんは、生後6ヶ月~12ヶ月の間に人見知りをするようですが、じつはいい対策方法があったんです!
『人見知り』は成長のしるし。心配しなくても大丈夫!
そもそも『人見知り』はどうして起こるのでしょうか? それは、赤ちゃんがママとそれ以外の人との区別がつくようになったから。
喜び、不安、恐怖などの感情が芽生えたしるしでもあり、順調に成長しているという喜ばしいことなんです。
とはいえ、なかにはまったく人見知りをしない赤ちゃんもいるようですが、それは「成長していない」ということではないのでご安心を。
ママとコミュニケーションをとって『安心感』を与えてあげる
まずは、赤ちゃんに対して相手が危険ではない『安全な人』ということを伝えます。それにはまず、ママ自身がその相手と仲良くすること。
赤ちゃんにとってママは絶対的な存在です。そのママが笑顔で仲良くしている人間は、「あぁ、安全な人なんだ」と本能的に感じるのだそう。
いきなり赤ちゃんに挨拶するのではなく、ママと楽しくコミュニケーションをとってから、赤ちゃんを安心させてあげましょう。
ジッと見つめないで! 視線はそらして観察させてあげて
知らない人にじっと見つめられたら……? 誰もがちょっと不快に思いますよね。そう感じるのは赤ちゃんも同じ。
さらに赤ちゃんは、何かに注目しているときにジッと見つめる癖のようなものがあるんです。きっとこれは、相手を見つめながらその人が安全かどうかの確認をしているのですね。
そんな確認作業をしている赤ちゃんに対して、じーっと見つめ返してしまうと、赤ちゃんはパニックになって大泣きしてしまいます。
赤ちゃん自身が「大丈夫だ」と思えるまで、こちらからは視線をそらしてあげて! かわいい赤ちゃんを見たい気持ちは、ここではグッと我慢してもらいましょう。
狭い空間にいるときは、間に『オモチャ』を置いてみて
最後はちょっと応用編として、赤ちゃんと狭い室内で一緒になった場合の対策です。
今までの2つの方法を駆使しても、どうしてもお互いの距離が近くなり、警戒心から泣いてしまう赤ちゃんもいます。
そんなときは相手と赤ちゃんとの間に『オモチャ』などを置いて、意識的に距離を作ってあげてください。赤ちゃんは空間が出来たことで安心し、ゆっくりその相手を観察することが出来るんです。
筆者も実際、祖母にこれらの方法を伝えてから娘を会わせてみました。少し時間を要しましたが、いつもは会うなり大泣きしていた娘が、その時は泣かずに過ごすことができたのです。
もちろん、この方法で全ての赤ちゃんが泣かないというわけではありません。しかし、人見知りは成長とともに落ち着いてくるもの。どうにもならないときは無理に直そうとはせず、ゆっくり見守ってあげましょう。
ときには来客相手にも事前に「人見知りの時期なので泣いてしまったらごめんね」と素直に伝えてしまうのもテクニックのひとつです。
また、強引に慣らそうと頑張らず、泣いてしまったときでもママが抱きしめてあげるなど、常に赤ちゃんの不安な気持ちを取り除いてあげるよう心がけてください。
いずれにしても、ポイントは『焦らずに、赤ちゃんに合せて少しずつ距離を縮める』こと!
赤ちゃんを誰かに会わせるときには、相手にこの方法を事前に伝えて、ぜひ試してみてくださいね♪
文/宮木つぐみ
PHOTO/It’s Holly
参照/人見知りを克服する方法
宮木つぐみ
カフェ店員、美容部員、ブライダル情報誌の制作を経験したのちに、子どもの頃からの夢が諦めきれず仕事を全て辞めて演劇の世界へ。結婚を機に専業主婦になり、現在は2013年生まれ...
詳しくはこちら