2015.07.08
ママ友を招こう!ゲストに気を遣わせないおもてなしとは?
ママ友と仲良くなったら、ぜひ自宅へ招きたいですよね。なんせ子連れで飲み会もできる。コスパも良い。でも、実際どんな風に『おもてなし』すれば良いのでしょうか?
「セレブのディナーパーティーみたいには、できないよ~!」
そんな悩みを、5つの手段でズバリ、解決しちゃいます。
1.集まる前に、役割分担!ちゃんと『予算』を決める。
自宅に招いて、食事してもらって、くつろいでもらって、帰った後は片付けもやる。それが『おもてなし』だと思っていませんか?
確かにレストランや料亭やホテルなどであれば、対価を受け取っている以上、それが当たり前ですが、友だち関係だと見栄を張っていることにもなり兼ねません。
常に対等の立場でいることを心掛けないと、「リーダーぶっている!」と陰で評判が落ちてしまったり、『おもてなし』される側も結局、窮屈な思いをしてしまいます。
家に人を招き入れることは、それだけでも大きな負担にもなるもの。まずは1人ずつの『仕事』と『予算』を分担しましょう。
1、 スペース(家)の提供、紙皿、割り箸や使い捨てのフォークスプーン、紙コップの準備をする人(それ以外にも、やりたいこと、料理などしてもよい。)
2、 買い出し(もしくは手作り)で、食事やつまみを準備し持ち寄りする人
3、 子ども用のドリンクや、みんなのデザートを持ち寄りする人
「ゴミが増えるようなことを、なんでわざわざ?」と、思うかも知れませんが、紙皿や紙コップを使うにもちゃんとワケがあります。
「他人の家の食器が、どうしても苦手・・・」という人は意外にも多いんです。「家の食器、お客様用の綺麗なのが無くて。ごめんね。」と一言添えるとベスト。
また、他人の手作りのものを食べられないという人も、案外多くいます。
そういう人にもあえて声をかけてあげて、その人には「得意な料理持ってこれる?オススメの冷凍食品でも良いよ!」と、頼んでみてはいかがでしょうか。
2.大人用のドリンクは『各自で持参』がベスト
大人用のドリンク(アルコールでもジュースでも)は、各自で持参してもらいましょう。
好みが分かれることが多いことと、アルコールに関しては特にたくさん飲む人とあまり飲めない人では、大きな『消費量』の差が出てしまうからです。
自分の持ってきたお酒ならば遠慮せず飲めますし、また、飲んでみてほしいお酒がある場合などには、味見用としてご自由にどうぞといった形で準備。
「これ私が好きなお酒なんだけどね、もし飲めたら味見してみて!」と、配りましょう。
3.子どもが喜ぶ!食事のあとは『映画』で集合!
正直、食べるだけでは大人は満足しませんね(笑)
日頃の愚痴、たっぷり話したい!でも、子どもを連れての集まりだと、興奮した子どもたちが暴れていたり、どうしても気になってしまいます。ましてや、自分の家の中を勝手に散策され、あっちの部屋もこっちの部屋も、自由に出入りされてしまっては・・・。
そんな時には、子どもを集めて『プチ映画館』がオススメ!声の届く範囲で、またすぐに様子が見に行ける部屋に子どもを集めて、飲み物をスタンバイ。
ちょっとしたお菓子もあれば、立派な映画館の完成です!映画はできるだけ、男の子も女の子も楽しめる作品を選びましょう。
映画が始まっても、15分~20分ごとに、変わったことがないか様子を見てあげてくださいね。
また、小さな子どもの場合は、映画がつまらなくてウロウロしだしてしまうことがあります。目が届かないと危険ですので、その時は、膝に乗せてママ友グループへ参加させてあげてください。
4.『自己犠牲』はほどほどに!『連続』は、ハッキリ断ろう!
こうやって、気兼ねしない楽しい集まりができると、人は「またやりたいなぁ」と自然と思うもの。それも、うまくいったパターンをそのまま繰り返したくなるのが心情です。
でもちょっと待って!毎回、同じ人の家に集まるのは、デメリットも多いです。
「私は人を招くのが大好き!ホームパーティー最高!」という場合であっても、対等な立場のママ友の中でずっと同じ役を担うのは、気を利かせているつもりで思いも寄らない反感をかったり、自分では気付かない内に習慣化され負荷がかかってしまう事になりかねません。
中にはその好意を悪用し、何かにつけて溜まり場のように押し掛ける人も出てきてしまうかも。
「またいつでも来てね!」と言いたい気持ちはグッと堪えて「毎回は無理だけど半年に1回とか、こういうの、できたら良いな~。」など、具体的に提示すると良いかも知れません。
『おもてなし』とは、客に対して心のこもった『待遇』や『歓待』や『サービス』をすることを言う。『もてなし』に『お』をつけて、丁寧にした言い方である。
Wikipediaより
確かに、『おもてなし』精神は世界に誇れる日本の文化ですが、親しい間柄やご近所同士での頻繁なやりとりに過剰な『おもてなし』は、必要ありません。かえって関係を壊してしまうことにもなります。
『親しき仲にも礼儀あり』を前提として、お客さんが自然体で遠慮なく居られる環境、その中にも気遣いや優しさを持ちつつ、それをあえて前面に出さないようにするのもまた日本人が得意とするきめ細やかな『おもてなし』ではないでしょうか。