2015.07.13
子どもに良いこといっぱい!寝る前に読む『おやすみの絵本』の効果
乳幼児期にたくさんの絵本に触れることは、子どもの感性を豊かにします。
なかでも特に一日の最後のおやすみ前にママが読む絵本は、子どもの『心』の成長に効果があると言われているのです。
そしてこの時間は、親子にとっても『幸せ』を感じられるひとときでもあるんですよ。
今回は、『おやすみの絵本』が親子にとって、どのような影響を与え、どれだけの価値があるのかをご紹介します。
『おやすみの絵本』がなぜ、ママと子どもにとって良いの?
日中忙しいママたちにとって、毎晩のように、絵本を読むことは少し億劫になる時もあるかと思います。
でも、この『おやすみの絵本』は親子と触れ合う“最高のスキンシップ!”
なぜなら、ママが絵本を読む声や表情によって、子どもの情緒が安定するといわれているのです。
そして、乳幼児期に同じような時間に絵本を読むということは、『寝る時間』ということが子どもにもわかるので、生活リズムを整えるという意味でも良いとされています。
実際に寝る前に絵本を読んでいた先輩ママの間では、「絵本のおかげで子どもの想像力が養われた」、「小学校入学してから自ら難しい本を選んで、読むようになった」…などの嬉しい声も上がっているんです。
ママたちがやってはいけないこと
最近のDVDなどデジタル機器やスマートフォン(以下スマホ)の発展で、音声の吹き込みや動画で、有名な絵本の読み聞かせグッズ&サイトもプロアマに問わず、かなりの数で存在しています。
パソコンやスマホを検索すれば、すぐ読み聞かせしたい絵本を観る聴くことができるので、便利なツールでもありますよね。
しかし、このようなデジタル機器を使った読み聞かせは子どもにとっては『垂れ流し』の状態になることもあり、母国語でもない未知の言語をひたすら流しているに等しいのだとか!!
やはり、本物の絵本と子どもに安定感を与えるママの声に勝るものはないんですね。
ママでも自分の声などに多少、コンプレックスがあっても、気にしないでチャレンジしてみましょう!
とはいえ、これには例外も。たとえば、ママなどの身近な家族が録音する音声であれば、幼いながらも子どもには判別ができます。
事情があるときは読み聞かせした音声を録音して、寝る前に流すことは大丈夫のようです。
『おやすみの絵本』を選ぶ時のポイントって?
数え切れない中から子どもの絵本を選ぶことは、大変に思うママもいると思います。
でも次のポイントに基づいて選べば、きっと素敵な『おやすみの絵本』に巡り合えると思うので、ぜひ参考にしてみてください。
1.今も昔も支持されている人気の絵本(ママが子どもの時に親しんだ絵本でもOK)
2.内容にリズム感がある表現がある絵本(「うんとこしょ、どっこいしょ」など)
3.気持ち良く「おやすみ」ができるような絵本
では、実際にどんな絵本がいいのでしょうか?
おすすめのおやすみの絵本
「スイミー ちいさなかしこいさかなのはなし」
レオ・レオニ(著),谷川 俊太郎 (翻訳)
出典:Amazon
大きな海に住む小さな魚のスイミーの話。海の生物の様子が小さな子どもでもわかり易く描かれている名作です。
最後の魚の群れのシーンがとても印象的です。
「ぐりとぐら」
なかがわ りえこ (著),おおむら ゆりこ (イラスト)
出典:Amazon
ぐりとぐらが大きな卵でカステラを作るという、ほのぼのしたストーリーはぐりぐらシリーズの中でもシンボルとなる絵本です。
「ねないこだれだ」
せな けいこ (著)
出典:Amazon
ストーリーもリズム感があり、ページ数もちょうど良いので、絵本ビギナーの親子におすすめです。
読み聞かせの時に声の抑揚を変えながら読めば、臨場感たっぷり!
子どもが寝る時の『おやすみの絵本』を続けていくことは、ママにとっては負担になる場合もありますが、たくさんの新鮮な発見ができる機会でもあります。
さらに『母力』もアップし、人間性も豊かになることも…!
そんなママの姿はきっと子どもにとって、今後の成長に良い影響を与えてくれるはずですよね。
文/たかるみ
参考文献/
浜島代志子著 じゃこめてい出版「絵本さえあれば、だいじょうぶ!」
MYLOHAS「おやすみ前の読書。絵本を選ぶだけでぐっすり睡眠に – Love your life」
Baby NET 「5年後でも絶大な効果!赤ちゃんの気持よいねんねの為の入眠儀式とは」