2015.07.14
世界に1本のオリジナル♪『ビニール傘デコパージュ』で簡単アレンジ!
急な雨に見舞われ、出先で購入し、少しずつ家に増えてしまうビニール傘。値段も100円~300円前後と随分お手頃になりました。
でも、「すぐになくなっちゃった!」なんて経験はありませんか?
そこでビニール傘をデコって『世界に1つだけの傘』を作っちゃいましょう! ビニール傘は持ち手も小さ目なので、子どもの傘としても使えます。親子でおそろい傘を作れば、雨の日のお出かけも楽しくなっちゃいますよね♪
今回は、デコパージュ教室「manmarunuts」の高木奈津美先生に、『傘デコ』の作り方とワンポイントアドバイスを教わりました!
持ち手はマスキングテープ、本体はデコパージュでデコっちゃお!
傘置き場に並ぶ白い持ち手のビニール傘…。一体どれが自分のものか、分らなくなってしまいますよね。
傘デコの一番のおすすめは、持ち手や縁取りのデコレーション。マスキングテープを巻くだけで、あっという間にオリジナル傘ができちゃいます。
★傘の持ち手のデコレーション
【用意するもの】
・ビニール傘
・マスキングテープ(細~普通幅)
・平筆
・デコパージュ用の糊 【おすすめは「Chemege」(ケマージュ)】
または防水性つや消しニス
※Chemegeは濃度が濃く、防水性も高いデコパージュ専用糊。本格的にやりたい人にはおすすめ。インターネットや手芸店で取り扱っています。手軽に始めたい人は、百円均一でもほかのデコパージュ用糊が手に入ります。
1. マスキングテープをぐるぐる水平に巻き上げる。
2~3種類組み合わせてもおしゃれ。
【POINT】
持ち手にカーブがあるのでテープは斜めに巻き上げないで、時々カットしながら水平に。内側にテープのカット面がくると目立たない。
2. テープの上からデコパージュ専用糊(またはニス)を塗る。
マスキングテープを巻き終えた持ち手に、平筆で専用糊を薄めずにまんべんなく塗る。
【POINT】
時間がない時はドライヤーの送風で乾かしてもOK。仕上がりは日陰の自然乾燥がベストです。
※傘の縁取りも同様の作業手順。傘の骨と骨の間の長さに合わせて切ったマスキングテープを縁に沿って外側から貼り、仕上げに専用糊(またはニス)を塗る。
★主役となるビニール部分のデコレーション
ビニール部分の傘本体は、ペーパーナプキンを使ったフランス生まれの『デコパージュ』という技法で飾りましょう。お好みの形に切り抜いた『紙ナプキン』を、専用糊を使って貼るだけの簡単ハンドメイドです。
きちんと防水加工すれば、傘だけでなく、上ばきやトートバッグ、石鹸、キャンドルなど身の回りの色んなものにデコできるんです!
【用意するもの】
・ビニール傘
・ペーパーナプキン
・平筆
・デコパージュ用の糊(できればChemege ケマージュ)
または
防水性のつや消しニス
1. ペーパーナプキンを好みの形に小さく切り抜く
だいたい3層になっているので1番上の絵柄ペーパー1枚だけめくってはがします。残りのペーパーは不要。
【POINT】
切り抜く形が大きいと使っているうちに剥がれやすくなります。水玉やしずく、ハート型など、できるだけ小さく切り抜いてたくさん散らすようにしましょう。
2. ビニール傘を開き、傘の内側から貼りたい場所のレイアウトを決める(1部分でOK)
【POINT】
小さい形のデコパージュは傘の“内側”に貼りましょう。閉じた時、どの面が隣り合わせるかを意識し、柄と柄がくっ付かないよう、交互に配置します。
濡れたまま傘を閉じた時にくっつくと、剥がれやすくなるからです。大きい形は外側から貼りますが、雨が直に当たる分、剥がれやすくなります。
3. 貼りたい場所にデコパージュ専用糊(できればケマージュ)を筆で下塗りする
【POINT】
貼りたい形に合わせて下塗りします。大きくはみ出さないように。
4. 切り抜いたペーパーを下塗りした場所にそっとペーパーを置く
【POINT】指先で優しくトントン叩くと、きれいに馴染みます。
5. 平筆で仕上げに専用糊をまんべんなく塗って、乾くまで待つ
【POINT】開いたまま日蔭で自然乾燥させましょう。半日から1日で完全に乾きます。
傘は濡れたまま巻き留めるのはNG。晴れた日に日蔭で乾かして
長持ちさせたいのであれば、閉じた時に濡れたまま巻き留めるのはNG。剥がれやすくなるし、サビの原因にもなります。日蔭で干してから巻き留めましょう。
剥がれ始めたら、端からビリビリときれいにめくれるので、剥がしきってしまいます。どんどん新しいペーパーに張り替えていくのもいいですね。
親子や兄弟で♪ ワンシーズンの雨の日コーデを楽しんで
雨の日に使うものなので、いずれ剥がれるのが前提です。「ワンシーズンのデコレーションと考えて。剥がれたら次の柄を楽しむつもりで気楽にどんどんトライしてみて」と高木先生。
また、「傘だけでなく、長靴の履き口をテープで縁取ってもかわいいですよ。兄弟や親子のお揃いコーデをぜひ楽しんでみてくだい」とのこと。
デコパージュは筆が使える3歳ごろからできる親子で楽しめるホビーです。一緒に作れば憂鬱になりがちな雨の日でも、待ち遠しくなりそうですね♪
文/大楽眞衣子
取材協力/デコパージュ教室「manmarunuts」高木奈津美先生
大楽眞衣子
横浜市出身。大学卒業後、大手新聞社の記者として勤務。数年間の記者経験を経てフリーライターに。実家から遠く離れた静岡県で、3歳5歳7歳の男の子3人を子育て中。長男出産か...
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