2015.07.29
仲直り?それとも離婚? 夫婦喧嘩で暴力が出た時の対応方法
夫婦喧嘩で暴力があった場合、受けた方はもちろんのこと、暴力を振るった方も、万が一それを子供が見てしまった場合にも、家族関係に深刻な影響を与えるもの。
もし夫婦喧嘩で暴力があった場合、「夫婦喧嘩だから仕方がない」と済ませられる場合とそうでない場合があります。
特に自分が当事者となった場合、仲直りすべきか離婚を視野に入れて対応すべきか悩むものですね。
それでは今回は夫婦喧嘩で暴力が出た場合の対応方法をご紹介します。
仲直りしたほうが良い場合は?
ケンカで頭に血が上ってしまい、突発的に手が出てしまったということは男女ともにありえることです。これまで一度も手が出たことが無かった、今後は一切しないと暴力を振るった方が深く反省している場合には、お互いに仲直りに向けてよく話し合うことが良いでしょう。
そのときには、次回同じようなことをしたら離婚するなど約束をしておくことも大事です。
重要なことは、そのままなあなあにしてしまわないこと。しっかり釘を刺しておかないと、常習化するおそれもあります。
また、しばらくはその暴力を思い出しフラッシュバックに苦しむことになるかもしれません。
ですが、相手をそこまで逆上させたのは自分の発言が酷かったからかも、と自分でも反省する点があるなら、そこは夫婦で乗り越えていくしかありません。
さらに、もしお子さんが暴力を見ていたなら、「パパとママは本当に仲良しで、あの時はお互いにカッとなっちゃっただけ。怖いものを見せてごめんね。これからは絶対にケンカしない」と何度も伝えて強く抱きしめて安心させてあげて下さい。
別居や離婚を視野に入れたほうが良い場合
何度も暴力を夫婦喧嘩で繰り返すようなら、それは暴力を振るう方が心に何か問題を抱えているためかもしれません。
本人は反省しているのに、かっとなったら手を出すことがやめられないなら、一緒にカウンセリングを受けて、治療を始めることをおすすめします。
それでも改善されないようなら、子供のためにも離れることを考えた方が良いでしょう。
『暴力』は体に対するものだけではない!
『暴力』というと、殴ったり蹴ったり、小突いたりなど体に与えるものをイメージしがちですが、言葉による攻撃も暴力になります。
肉体的な暴力と異なり、精神面に与えられる暴力は目に見えない分、さらに深刻。
夫婦喧嘩の際、体や心にも言葉などで暴力を与えられることが常習化してしまうと、恐怖心で麻痺してしまうなど正常な夫婦関係を維持することができなくなるので注意が必要です。
言葉で傷つけられたのなら、お互いが冷静になった時に落ち着いて「これは絶対に言わないでほしい」という話し合う機会を持ちましょう。
雨降って地固まるということわざもありますが、土砂降り過ぎれば地すべりや洪水が起きて元に戻らなくなることだってあるのです。
お互い一人の人間として、相手の尊厳を脅かすようなことは決してしてはいけません。
毎回、話し合いがエスカレートし罵りあいになり、手が出てしまうようなら、「言いたいことは箇条書きにして紙に書き、相手に答えてもらう」など普段から夫婦の間で夫婦喧嘩のルールを決めておくことも暴力抑止に効果的ですよ。
そしてもし暴力を振るわれたなら、夫婦や家族にとってどうすることが一番最善かを考えて対応してくださいね。