2015.07.29
妊娠の週数ってどう数えるの?間違いやすい妊娠周期の考え方と基礎体温測定の重要性
女性にとって、いつ子どもを産むかというのはライフプランを考える上でとても重要なものですよね。とくに仕事をしている場合、キャリアのことも考えなければいけないので、妊娠周期の知識は必要不可欠なもの。
今回は妊娠周期の考え方と基礎体温測定の重要性についてお話しします。
妊娠周期の数え方
来るはずの生理が来ず、なんだか体調もすぐれない…。病院にいったら「妊娠2か月」と聞いて驚いたことがある女性も多いことでしょう。
妊娠周期とは、簡単に言えば「赤ちゃんを授かってからどれだけ経っているか」というもの。通常28日周期で生理が来る人の場合、前回の生理が終わり、来るはずの予定日のちょうど中間地点のあたりで排卵をしています。
排卵が起こった時に性交をし受精、そして着床することで、子宮内膜が剥がれ落ちる生理が始まらず、予定の日を過ぎても来ないことではじめて妊娠がわかる方も多いですね。
排卵のあと受精した日が妊娠のスタートと考えてしまいがちですが、妊娠周期は、最後に生理があった日をスタートとして計算します。
つまり、受精した(と考えられる)2週間目は妊娠2週0日、次の生理が起こるはずの日が妊娠4週0日になるのです。そして最終月経開始日から280日目の妊娠40週0日が、分娩予定日となります。
勘違いしやすいので、この点はしっかり覚えておきましょう!
妊娠周期を正確に測るために
ですが、女性によっては生理周期が25日の方も、32日の方もいらっしゃいます。また生理周期が安定しない方も、いつから計算すればよいのかわからなくなってしまいますね。
そのため、妊娠を希望するなら普段から基礎体温を計っておきましょう!
女性の体は、前回の月経がはじまってから卵胞ホルモンの分泌が盛んになる「低温期」に入ります。
そして、体温がいったん下がる「陥落日」と言われる日を境に排卵が起こり、その後黄体ホルモンの分泌が盛んになり徐々に体温が上がって「高温期」になります。
このとき受精しなければ、不要となった子宮内膜が剥がれ落ちる「生理」が始まる「月経期」に入るという繰り返しになります。
生理周期の長短、不安定にかかわらず、基礎体温を計っていれば、今の自分の体の状態がどのあたりに位置するかわかります。そして妊娠を希望するならタイミングを計るのにもとても役立ちます。
また、正確な妊娠周期がわかれば、妊娠後その時期に適した健康管理やケアができるので、赤ちゃん・母体ともにとても重要なことです。
ぜひ今からでも基礎体温を測る習慣を身に付けましょう!
胎児の成長や妊婦の体調管理のためにも最終月経日、排卵日はとても大切です。
妊娠を希望するならぜひ基礎体温を測り、自分の体の状態を把握しておきましょう。
そして妊娠周期に合わせた体調管理をし、元気で可愛い赤ちゃんを産み育ててくださいね。