2015.08.07
ムカデ、毛虫、ハチ…虫に刺されてしまったときの対処法!
夏休み真っ只中! レジャーやおでかけが多くなるこの季節。公園や川、森などは同時に「虫」たちも活発に活動しています。
そこで気を付けたいのが『虫刺され』。毛虫、ムカデ、ハチなど、虫に刺されたときの対処法を知っていますか?
もしもの時のために! 虫の生息地や刺されたときの症状などと合わせて、お出かけ前にチェックしておきましょう。
『毛虫』さされは毒毛をテープで抜く!
毛虫は、公園や庭など葉っぱの多いところに注意。赤い小さな発疹ができ、ぴりぴりとした痛みやしつこいかゆみが特徴です。
刺された直後は、まだ毒毛がついている場合があります。払おうとした手にも刺さることがあるので触らないようにしてくださいね。
水で洗い流した後、ガムテープやセロハンテープなど粘着力のあるものではぎとり、氷などで冷やします。
『ハチ』さされは2度目に要注意!
森や農村部はもちろんですが、住宅の軒下など身近なところでも見かけるハチ。刺されると激しく痛み、刺された箇所が赤く腫れ上がります。
針が刺さったままの場合は、毒が絞り出されないようにピンセットなどで根元をつまんで取り除きましょう。刺された箇所から毒を絞り出し、水で洗って冷やします。
ハチは、他の虫にくらべ症状がひどくなる場合が多いようです。刺されるのが2度目の場合、蕁麻疹や嘔吐、呼吸困難などのアレルギー反応がおこるアナフィラキシーショック症状が出る可能性が高いため、早急に病院で治療を受ける必要があります。
『ムカデ』さされは温熱療法で撃退
ムカデは草木の下やお風呂場など、じめじめしたところに生息しています。ハチと同じく、何度も咬まれるとアナフラキシーショック症状を引き起こすことがあるので注意が必要です。
咬まれた瞬間に激しく痛みます。その後、ズキズキした痛みやしびれなどがおこり、赤く腫れ上がります。
まず、毒爪が刺さっていたらピンセットで抜きましょう。ムカデの毒素は熱に弱いため、42度以上のシャワーや温湿布を20分以上患部に当て毒となる成分を壊す応急方法があります。その後、石鹸などで、皮膚についた毒を洗い流しましょう。
ご紹介したのは、あくまでも応急処置の一例。自己判断だけだと重症化してしまい大変なことになってしまうこともあります。病院で診断してもらうなど、適切な処置をおこないましょう。
また、虫の多いところへ行くときは、虫よけスプレーをしたり長袖長ズボンを着用して刺されないようにするなど、しっかり虫よけ対策するのが一番です。
夏の思い出を楽しいものにするために、「もしものとき」への備えをして出かけましょう!
新津幸
1979年生まれ山梨県南アルプス市出身。フリーライター&カメラマン。ママ向け雑誌や新聞、自治体の広報紙などで執筆&連載中。地域で子育て広場運営やママたちのチカラをいかした...
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